2020-01-01から1年間の記事一覧

172冊め 「師弟」 野澤亘伸

師弟 棋士たち魂の伝承 作者:野澤亘伸 発売日: 2018/06/19 メディア: 単行本(ソフトカバー) 棋士になるためには現役棋士の弟子にならなくてはならない。 自身の対局や将棋の研究で忙しい中奨励会で戦う弟子たちの戦績やときに生活まで気にかけていくのは大…

171冊目 「シークレット」 綾辻行人

シークレット 綾辻行人ミステリ対談集in京都 作者:綾辻行人 発売日: 2020/09/16 メディア: 単行本(ソフトカバー) 若き後輩作家たちとの対談集。 みんな綾辻先生が大好きで畏敬のあまり緊張MAXだったらしい。 綾辻行人って面倒見が良いんだなぁ。賞の選考委…

170冊目 「迷家奇譚」 川奈まり子

迷家奇譚 作者:川奈まり子 発売日: 2019/02/08 メディア: Kindle版 実話怪談系、なんだろうけど新耳袋的な聞き書き調のよりもう少し自分の身近で起きた怪異譚。 加門七海に近しい感じがするけどもうちょっと俗

169冊目 「青ノ果テ 花巻農芸高校地学部の夏」 伊与原新

青ノ果テ―花巻農芸高校地学部の夏―(新潮文庫) 作者:伊与原新 発売日: 2020/02/07 メディア: Kindle版 不穏な転校生の登場とともに高校生たちの宮沢賢治を巡る旅が始まる。 岩手県各地の宮沢賢治縁の地や地学のいろいろな知識をめぐりながら転校生と幼馴染…

168冊目 「最後の晩ごはん 秘された花とシフォンケーキ」 椹野道流

最後の晩ごはん 秘された花とシフォンケーキ (角川文庫) 作者:椹野 道流 発売日: 2019/06/14 メディア: Kindle版 シリーズ12作目。作品内ではどのくらいの時間が経っているのかなぁ? 海里と夏神とロイドの深い絆が感じられる。そして人間二人がそれぞれ刺…

167冊目 「村井さんちの生活」 村井理子

村井さんちの生活 作者:村井理子 発売日: 2020/08/27 メディア: Kindle版 琵琶湖のほとりで暮らす翻訳家一家の日常。 双子の息子達、犬との生活、夫とのやり取り、仕事と家事。 なんというかとても情の深い人なんだと感じる。 年の瀬業務 年末だからといって…

166冊目 「フットボール風土記」 宇都宮徹壱

フットボール風土記 作者:宇都宮 徹壱 発売日: 2020/11/19 メディア: Kindle版 地元だからJはグランパスということにしているけれどサッカーに強い思い入れがあるというわけでもない。 地域リーグやJFLで戦うチームは名前も知らなかったところもあるし知…

165冊目 「七丁目まで空が象色」 似鳥鶏

七丁目まで空が象色 (文春文庫) 作者:似鳥 鶏 発売日: 2020/01/04 メディア: Kindle版 動物園シリーズ。 このシリーズは登場人物のキャラがみんな良いので読んでいて楽しい。 マレーバク飼育の研修のために近隣の動物園を訪れたメンバーたちの前で象が脱走。…

164冊め 「村上T 僕の愛したTシャツたち」 村上春樹

村上T 僕の愛したTシャツたち (Popeye books) 作者:村上春樹 発売日: 2020/06/04 メディア: 単行本 村上春樹が買い集めたりもらったりして着たり着なかったりしたTシャツの写真とそれにまつわるエッセイ。 軽くサクサク読めて、最近は村上RADIOなんか聞いて…

163冊め 「妖怪の子預かります8 弥助、命を狙われる」 廣嶋玲子

弥助、命を狙われる 〈妖怪の子預かります〉 (創元推理文庫) 作者:廣嶋 玲子 発売日: 2019/06/12 メディア: Kindle版 前作で脱獄した女妖が弥助の命を狙いに来る。なんとしても弥助を守りたい千弥がが考えついた奇策。 千弥が払う大きな代償とは??次作への…

162冊め 「ぶたぶたのティータイム」 矢崎存美

ぶたぶたのティータイム (光文社文庫) 作者:存美, 矢崎 発売日: 2019/07/11 メディア: 文庫 相変わらずの安定のぶたぶた。 英国お菓子と紅茶が美味しそう。

161冊め 「探検家とペネロペちゃん」 角幡唯介

探検家とペネロペちゃん 作者:角幡 唯介 発売日: 2019/10/24 メディア: 単行本 「極夜行」周辺の著作でも度々語られる愛娘ペネロペちゃん。名前の由来はあのキャラクターではなく美人女優さんなんだそうだ。 単なる親ばかではなく客観的に見て異様なまでに可…

160冊め 「犬がいるから」 村井理子

犬がいるから 作者:村井理子 発売日: 2019/07/12 メディア: Kindle版 最近ネコ好きの話は色々聞くけれどラブラドールレトリバー・ハリーへの愛に満ち満ちたエッセイ。 犬も猫も飼ったことがない。動物への愛がそれほど深くない身としてはちょっと理解しがた…

159冊め 「奇譚蒐集録 弔い少女の鎮魂歌」 清水朔

奇譚蒐集録: 弔い少女の鎮魂歌 (新潮文庫nex) 作者:朔, 清水 発売日: 2018/10/27 メディア: 文庫 大正初期沖縄近くの離島に鬼の伝説と特異な葬送儀式を調べるために訪れた伯爵家四男で帝大講師とその助手。 過酷な儀式を行う少女たちの体には痣が現れそれ…

158冊め 「龍彦親王航海記」 磯崎純一

龍彦親王航海記:澁澤龍彦伝 作者:礒崎 純一 発売日: 2019/10/31 メディア: 単行本 サド裁判は知らない時代の出来事だし澁澤にどういう経路でたどり着いたのか記憶にないのだけれど翻訳系には手を出しておらず読んだと記憶にあるのは「都心ノ病院ニテ幻覚ヲ見…

「23歳」「58歳」

KANのニューアルバム「23歳」が届く。 メイキングDVD「53歳」付き 23歳 (DVD付) (特典なし) アーティスト:KAN 発売日: 2020/11/25 メディア: CD うん、かっこいい。。。 DVDを見てCDを聞いてまたDVDを見てを繰り返していると聞こえていなかった音が聞こ…

荒々金遣い

このところバタバタとせわしなくいろんなことが後回しになっていた。 先日のスタレビ即売会も映像はなんとか見たけれど販売は後回しにしているうちに時間切れになってしまった。 まぁサインにそれほど執着がないせいもあるけれど。 今日は12月の月イチ企画お…

157冊め 「蟬かえる」 櫻田智也

蝉かえる サーチライトと誘蛾灯 (ミステリ・フロンティア) 作者:櫻田 智也 発売日: 2020/07/13 メディア: Kindle版 一見不可解な出来事が補助線を引いたり別の角度から見たりまたピースを一つ足すことによってはっきりと意味を持ってくる。 そんな5つの謎と…

156冊め 「さんかく」 千早茜

さんかく 作者:千早 茜 発売日: 2019/10/31 メディア: 単行本 食の趣味が一致するからとアラフォー女子と30半ばの男がルームシェアを始める。 女は自立しているように見えるし男は礼儀正しい。でもこの状況気持ち悪いでしょう?コンビニ弁当や持ち帰り惣菜…

155冊め 「あの人は蜘蛛を潰せない」 彩瀬まる

あのひとは蜘蛛を潰せない(新潮文庫) 作者:彩瀬 まる 発売日: 2016/02/19 メディア: Kindle版 母親の愛情という名の押し付けに潰されそうになっている29歳ドラッグストア店長と8歳年下の彼氏。 悲惨な結末が頭をよぎる滑り出しだけど二人の関係の深まり…

154冊め 「世話を焼かない四人の女」 麻宮ゆり子

世話を焼かない四人の女 作者:麻宮 ゆり子 発売日: 2019/08/30 メディア: Kindle版 「さいはて部署」と呼ばれる総務部の女部長、元実業団ソフトボール部の宅配便運転手、感覚が過敏すぎるパン屋アルバイト、清掃会社の女社長。 女であるがゆえに軽んじられた…

153冊め 「シングルファーザーの年下彼氏の子ども2人と格闘しまくって考えた『家族とは何なのか問題』のこと」 花田菜々子

シングルファーザーの年下彼氏の子ども2人と格闘しまくって考えた「家族とは何なのか問題」のこと 作者:花田菜々子 発売日: 2020/03/18 メディア: 単行本 タイトル長すぎでしょ。 なんとなく見覚えがあるような気がしたらやっぱり出会い系で本を勧めていた…

152冊め 「待ち遠しい」 柴崎友香

待ち遠しい 作者:柴崎 友香 発売日: 2019/06/08 メディア: 単行本 大阪郊外で古い家の離れに住む40手前の春子。大家の娘で夫を亡くして母屋に越してきた60過ぎのゆかり。ゆかりの甥の妻沙希。 年齢も境遇も考え方も違う女達が反発したり気に掛け合ったり…

151冊目 「線は、僕を描く」 砥上裕將

線は、僕を描く 作者:砥上 裕將 発売日: 2019/06/27 メディア: 単行本(ソフトカバー) 心に傷を負って自分の中に閉じこもっていた主人公が水墨画という表現と出会い周辺の人に助けられ自分の道を見定めて立ち直っていくストーリーの中に、水墨画のストイッ…

150冊目 「神様のケーキを頬ばるまで」 彩瀬まる

神様のケーキを頬ばるまで (光文社文庫) 作者:まる, 彩瀬 発売日: 2016/10/12 メディア: 文庫 駅前の雑居ビルで働く人を主人公に一見そつなく生きているように見えてうまく行かなさを内に抱えている人たちの日常生活。 各話に他の話の主人公がちらりと登場す…

149冊目 「エベレストには登らない」 角幡唯介

エベレストには登らない 作者:唯介, 角幡 発売日: 2019/12/04 メディア: 単行本 極夜行の準備期間や底に賭ける思いまた家族のことや探検家としての矜持など。 探検家として一番脂が乗った時期である40歳前後のエッセイ集。 タイトルはいかにも角幡氏らしい…

148冊目 「のっけから失礼します」 三浦しをん

のっけから失礼します 作者:三浦 しをん 発売日: 2019/08/05 メディア: 単行本 久々の脱力系エッセイ集。 最近はエッセイでも博物館巡ったり鉄道に乗って考察したりと割と真面目な感じのが多かったけど好きなものにのめり込んで深く深く掘っていく感じ、直木…

147冊目 「今昔百鬼拾遺 河童」 京極夏彦

今昔百鬼拾遺 河童 (角川文庫) 作者:京極 夏彦 発売日: 2019/05/24 メディア: 文庫 このシリーズは中禅寺敦子が狂言回しかと思ったら敦子&美由紀コンビで敦子が探偵役なのね。そしてどちらかと言うと美由紀が狂言回し。 出だしの女学生4人の河童談義はサー…

146冊目 「旧談」 京極夏彦

旧談 「 」談 (角川文庫) 作者:京極 夏彦 発売日: 2016/01/25 メディア: Kindle版 江戸時代の随筆集でタイトルは(「新耳袋」で)お馴染みとなった「耳袋」を現代語訳と言うか翻案。 文体が絶妙なのと登場人物がイニシャル表記になっているせいでなんだか現…

145冊目 「家族終了」 酒井順子

家族終了 (集英社ノンフィクション) 作者:酒井順子 発売日: 2019/04/26 メディア: Kindle版 ダンナがこの本を見て「怖そうだね~」と言ったけれどたしかにインパクトのあるタイトルかも。 とはいえ両親についで兄を亡くして自分の生まれ育った家族(育成家族…