169冊目 「青ノ果テ 花巻農芸高校地学部の夏」 伊与原新

 

不穏な転校生の登場とともに高校生たちの宮沢賢治を巡る旅が始まる。

岩手県各地の宮沢賢治縁の地や地学のいろいろな知識をめぐりながら転校生と幼馴染の少女の不可解な行動の謎にも頭を悩ませる。

関係者が近くに集まりすぎでその割に知らなかったのか?という気もするけど10代の焦燥とか親を思う気持ちとか色々くる。

 

SNSで近づくということ

最近割と読んでいる作家さんについてつぶやいたらご本人から反応があった。

ハッシュタグまでつけてつぶやいているんだから反応してくださいと言わんばかりで考えてみればちょっと恥ずかしい。

長年色々な作家さんを読んできて著作を読み尽くしているような人もいるけれどファンレターっていうのは一度も出したことがない。

好きな人には気後れしちゃうタイプ。

作家さんに限らず物創る人は作品を好きって言ってもらえることがすごく励みになるっていう話を最近良く目にするのだけれど

そして好きなものを好きと言ったことにご本人から反応があるのは嬉しいことなのだけれど、そういうのを期待してしまう自分がちょっと意地汚いなと思ったりもして大変にめんどくさい(笑)