2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

183冊め 「ひとりでカラカサさしてゆく」 江國香織

ひとりでカラカサさしてゆく 作者:江國 香織 新潮社 Amazon ともに時代を歩んできた80代の男女3人が大晦日の夜一緒に命を絶った 残された者たちはそれぞれに彼らのことを思い怒り悲しみ戸惑い自分を顧みそして他の残された者たちに少し関心を寄せる 3人…

182冊め 「古本食堂」 原田ひ香

古本食堂 作者:原田 ひ香 角川春樹事務所 Amazon (古)本屋・本のエピソードとか食べ物を絡めてとかは最近のはやりのようでそれぞれ特徴があって面白いなと思う反面 またこれかと思う場合もあるのだけれど 亡くなった兄の古本屋を継いだ珊瑚さんの想いやも…

181冊め 「五つの季節に探偵は」 逸木裕

五つの季節に探偵は (角川書店単行本) 作者:逸木 裕 KADOKAWA Amazon 人の本性を暴かずにはいられない たとえ友人を失っても旅先での心地よい出会いをぶち壊しても我が身を危険にさらしても それはもう業のようなものだろうか 大人になって結婚して子供を生…

180冊め 「夢も見ずに眠った」 絲山秋子

夢も見ずに眠った。 (河出文庫 い 40-4) 作者:絲山 秋子 河出書房新社 Amazon 大学の同級生で銀行に就職して順調に出世している妻とドロップ・アウトして妻に“養われている”状況の夫 妻の単身赴任の際に妻の実家に妻の両親とともに残る選択をする 現実的なよ…

179冊め 「異国トーキョー漂流記」 高野秀行

異国トーキョー漂流記 (集英社文庫) 作者:高野秀行 集英社 Amazon 若き日の高野氏が様々な事情で日本に来ている外国の人から言葉を習ったり 就職を斡旋したり(失敗する)恋愛の後押しをしてもらおうとしたり(これも失敗する) 旅行したり結婚式に出たり(…

スタレビライブ@狭山

20日の日曜日は10月から始まったスタレビのブギウギワンダーレビューを見に大阪狭山へ行ってきた VOHさんが病気で半年ほど欠席ということでどうなるのかと心配していたけどこう来るか!?と 色々工夫してあって逆にVOHさんの不在をときに強く感じる 早く…

178冊め 「飛び立つ季節」 沢木耕太郎

飛び立つ季節 :旅のつばくろ 作者:沢木 耕太郎 新潮社 Amazon コロナ下でなかなか旅が自由にできない中仕事での旅先の少しの時間一人旅で列車にのり また江戸時代の散策記の道のりを徒歩でたどり3万歩以上を歩くなど 様々な旅の記録 その旅はいつも自由だ

177冊め 「ハロー・グッドバイ 東亰バンドワゴン」 小路幸也

ハロー・グッドバイ 東京バンドワゴン (集英社文芸単行本) 作者:小路幸也 集英社 Amazon 東亰バンドワゴン17作目?年一ペースかと思っていたけどもうちょっとたくさん出ているのね 今回はあまり大きな事件もなくやや淡々とした1年 帰去来という感じだね …

4回目の副反応がきつかった話

土曜日にコロナワクチン4回目を打ってきた モデルナBA1だった 寝ている間にだんだん熱が上がってきている感じがして38.8度でカロナールを2錠 関節痛い筋肉も痛い 朝になれば下がっているかと思ったら37.7度 ダルダルのねむねむで布団でゴロゴロい…

176冊め 「悪魔を憐れむ」 西澤保彦

悪魔を憐れむ (幻冬舎文庫) 作者:西澤 保彦 幻冬舎 Amazon タックシリーズ新刊が出ているのにずっと気づいていなかった 最近は腕抜き探偵を西澤氏の代表作と評することもあるようだけどそっちも好きだけどやっぱり一番はタックシリーズだ 少ない要素からああ…

175冊め 「腰痛探検家」 高野秀行

腰痛探検家 (集英社文庫) 作者:高野 秀行 集英社 Amazon 辺境探検家が腰痛になった 整体鍼灸整形外科カリスマ治療師運動療法果ては心療内科などなど 数々の治療法のジャングルに迷い込んで道を見失いそうになりながら最後に見出したのは?? 完治とはいかな…

174冊め 「新しい星」 彩瀬まる

新しい星 (文春e-book) 作者:彩瀬 まる 文藝春秋 Amazon 大学の合気道部で同期だった男女4人 その後の人生でそれぞれ躓きや辛い出来事がありそのそれぞれに踏み込みすぎずそっと寄り添い互いの支えとなる なんか本当にこんな良い人間関係存在するのかな?と…

173冊め 「幻視者の曇り空」 織守きょうや

幻視者の曇り空 ―― cloudy days of Mr.Visionary 作者:織守 きょうや 二見書房 Amazon 人に触れると時にその人物に関する不穏な映像が見えてしまう そんな特異な能力ゆえ人との関わりを避けてきた青年久守がたまたま殺人の現場を幻視してしまったため 証拠を…