2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

142冊め 「きれいなシワの作り方」 村田沙耶香

きれいなシワの作り方 淑女の思春期病 (文春文庫) 作者:沙耶香, 村田 発売日: 2018/12/04 メディア: 文庫 最初の何篇かは「あれ?村田沙耶香ってエッセイは案外普通だな」って言う感想だったんだけど読み進むうちに「やっぱりこの人ちょっと変わってるわ」と…

141冊め 「ひかりの魔女」 山本甲士

ひかりの魔女 (双葉文庫) 作者:山本甲士 発売日: 2016/12/09 メディア: Kindle版 同居していた長男が亡くなり次男一家のところへやって来たおばあちゃん。 浪人生の息子反抗的な娘リストラ寸前の父イライラしている母。 おばあちゃんのちょっとした働きかけ…

140冊目 「やがて海へと届く」 彩瀬まる

やがて海へと届く (講談社文庫) 作者:彩瀬まる 発売日: 2019/02/15 メディア: Kindle版 震災によって親友を喪った女性が(遺体が見つからないこともあって)その死を受け入れることができず彼女を亡き人として振る舞おうとする母親や恋人に反発する。 いつま…

139冊目 「潮首岬に郭公の鳴く」 平石貴樹

潮首岬(しおくびみさき)に郭公(かっこう)の鳴く 作者:平石貴樹 発売日: 2019/10/22 メディア: 単行本(ソフトカバー) 事件は美人三姉妹の連続殺人と派手だけど捜査は薄弱な容疑者が浮かんでは消え。 状況だけが淡々と説明されて最後に名探偵登場。 名探偵が…

138冊目「 いいも悪いも、すべて自分のせい」 曽野綾子

私日記(11) いいも悪いも、すべて自分のせい (私日記 11) 作者:曽野 綾子 発売日: 2020/03/03 メディア: 単行本(ソフトカバー) だんだん薄くなって字も大きくなっている。 曽野綾子さんうちのハハとほぼ同じ年なんですよ。そう思えば驚異的にしっかりして…

137冊目 「アラフォーになってようやく気づいたんだけど、私、たぶん向いてない。生きることに」 甘木サカヱ

アラフォーになってようやく気づいたんだけど、私、たぶん向いてない。生きることに…… メンタル編 作者:甘木サカヱ 発売日: 2019/03/04 メディア: 単行本 よく眠りたまに色々考える主婦さんをTwitterでフォローしてる88000人のうちの一人なんですよ、私…

136冊目 「キリン解剖記」 郡司芽久

キリン解剖記 (ナツメ社サイエンス) 作者:郡司芽久 発売日: 2019/07/08 メディア: 単行本(ソフトカバー) 幼い頃からキリン好きで大学更に大学院でキリンを研究し何頭ものキリンを解剖しついにキリンの8番目の「首の骨」を発見するまで。 キリンとその研究…

135冊目 「キャサリンはどのように子供を産んだのか?」 森博嗣

キャサリンはどのように子供を産んだのか? How Did Catherine Cooper Have a Child ? (講談社タイガ) 作者:森 博嗣 発売日: 2020/02/21 メディア: 文庫 人類が子供を産めなくなった世界で隔絶された研究所で一人の研究者が子供を産んでいたという。どうやっ…

134冊目 「怪談実話系 4」

怪談実話系 4―書き下ろし怪談文芸競作集 (MF文庫 ダ・ヴィンチ ゆ 1-4) 作者:工藤美代子,加門七海,福澤徹三,中山市朗,伊藤三巳華,小池壮彦,安曇潤平,松村進吉,牧野修,岩井志麻子 発売日: 2010/06/22 メディア: 文庫 お馴染みの人からあまり知らない人まで、…

133冊め 「あちらにいる鬼」 井上荒野

あちらにいる鬼 作者:井上 荒野 発売日: 2019/02/07 メディア: 単行本 かつてあった小説家同士の不倫、その妻との三角関係をふたりの女の視点から描く。 作者がその娘であるというのもいささかセンセーション。 井上荒野は1,2冊しか読んでいないのにこれ…

132冊め 「恋する狐」 折口真喜子

恋する狐 与謝蕪村ふしぎ江戸情話 (光文社文庫) 作者:折口 真喜子 発売日: 2018/02/23 メディア: Kindle版 与謝蕪村を狂言回しにしみじみさせる短編集。 怪異はあれど怖くはない。 今週のお題「運動不足」 仕事と孫の子守と年寄りの世話の合間にスキを見てジ…

131冊目 医者という仕事」 南木佳士

医者という仕事 (朝日文芸文庫) 作者:南木 佳士 メディア: 文庫 低い目線で謙虚であることを旨とする医師。 本人の自意識的には自分は作家であるということらしい。 医師は世間的にその職業において下駄を履かせられているから。 著者40歳前後の作品。強い…

130冊目 「地形の思想史」 原武史

地形の思想史 作者:原 武史 発売日: 2019/12/20 メディア: 単行本 最近ブラタモリなんかで地形や地質が注目されてるからそういう方面かと思ったらちょっと違った。 疑問を感じて現地に出かけて観て話を聞いて考える。 それが大切なこと。 皇室絡みの言及が多…

129冊目 「風と双眼鏡、膝掛け毛布」 梨木香歩

風と双眼鏡、膝掛け毛布 (単行本) 作者:香歩, 梨木 発売日: 2020/03/17 メディア: 単行本(ソフトカバー) こちらの続編のような感じ。 acha3.hatenablog.com 主に東日本。東北北海道一部九州沖縄。 街道沿いの土地や変わった名前の土地の由来など。 北海道…