2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

87冊目 「料理は女の義務ですか」 阿古真理

料理は女の義務ですか (新潮新書) 作者:阿古 真理 発売日: 2017/10/13 メディア: 新書 女性論とか社会学的な面が語られるのかと思ったらスープや保存食の歴史が幅をとっていたり。 働く女性が増えて料理に対するスタンスも私のイメージとは大きく変わってし…

86冊め 「先生、脳のなかで自然が叫んでいます!」 小林朋道

先生、脳のなかで自然が叫んでいます! ([鳥取環境大学]の森の人間動物行動学・番外編) 作者:小林 朋道 発売日: 2018/08/31 メディア: 単行本(ソフトカバー) 幼い頃から育んできた小林先生の自然への愛が溢れんばかりに語られている。 2章の最後の一文は小…

85冊目 「論理仕掛けの奇談」 有栖川有栖

論理仕掛けの奇談 有栖川有栖解説集 (角川書店単行本) 作者:有栖川 有栖 発売日: 2019/11/30 メディア: Kindle版 有栖川氏が過去に様々な文庫本に寄せた解説集。 案外と未読の作品が多くミステリ好きとしてはまだまだだなと。 クイーン・クリスティ・クロフ…

84冊め 「ルポ 定形外家族」 大塚玲子

ルポ 定形外家族 わたしの家は「ふつう」じゃない (SB新書) 作者:大塚 玲子 発売日: 2020/01/07 メディア: 新書 夫婦とその血縁の子供という「標準家庭」と呼ばれる家族以外の形が増えてきている。 大切なのは子供に嘘をつかず隠し事をしないこと。 いろいろ…

83冊目 「ピスタチオ」 梨木香歩

ピスタチオ (ちくま文庫) 作者:梨木 香歩 発売日: 2014/11/10 メディア: 文庫 主人公の棚と言うペンネーム・病の老犬・雨と洪水・アフリカの呪術・内戦の傷等などが深いところで絡み合って悲しくもあり力強くもある。 やはり梨木香歩!という作品。

82冊目 「などらきの首」 澤村伊智

などらきの首 (角川ホラー文庫) 作者:澤村伊智 発売日: 2018/10/24 メディア: 文庫 比嘉姉妹シリーズの短編集。 短編なのでじわじわくる前に終わってしまって怖いというより不思議な感じ。 一応シリーズ読んでいるはずだけど姉妹の関係性の記憶が曖昧。 慌た…

81冊目 「グレーテルの白い小鳥」 斉藤洋

グレーテルの白い小鳥 (ビブリオ・ファンタジア) 作者:洋, 斉藤 発売日: 2020/01/29 メディア: 単行本 病気の回復期の1年間の図書館でのアルバイト生活。 児童読書相談コーナーで読書の相談とともに不思議な話を聞いた日々も終わろうとする頃これからどう生…

80冊目 「小林カツ代と栗原はるみ」 阿古真理

小林カツ代と栗原はるみ―料理研究家とその時代―(新潮新書) 作者:阿古 真理 発売日: 2015/11/13 メディア: Kindle版 表題の二人以外にも土井勝辰巳芳子飯田深雪ケンタロウなど数々の料理研究家に言及し戦前から最近までの世の家庭料理事情を読み解いている。…

79冊目 「沈黙の目撃者」 西澤保彦

沈黙の目撃者 (文芸書) 作者:西澤保彦 発売日: 2019/10/31 メディア: 単行本 遺骨を使って作った器に飲み物を満たすと故人と意思疎通ができるという設定の連作集。 刑事と相棒(女性)とその恋人(女性)の3人で推理を展開するパターンで行くかと思ったら三…

可愛くって愛しくって精力を吸い取っていく存在

孫預かってまだ2日と少々、どれだけ愛が深かろうともワンオペ家事育児は還暦の身にはじわじわ堪える。 娘は無事もとの産院に戻って我が子を抱けたようだけれども退院予定は当初の水曜日から木金土とじわじわと延期。 暇なのか心配なのかやたら日に何度もラ…