2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

64冊目 「冬虫夏草」 梨木香歩

冬虫夏草 (新潮文庫) 作者:香歩, 梨木 発売日: 2017/05/27 メディア: 文庫 もう何回読んだかわからない、拾い読みも含めたら一桁ではきかない。 疲れたときや嫌になったときや読むものがなくなったときや本を読むのが億劫になったときについつい読んでる。 …

63冊め 「Rのつく月には気をつけよう 賢者のグラス」 石持浅海

Rのつく月には気をつけよう 賢者のグラス 作者:石持浅海 発売日: 2019/08/08 メディア: 単行本 仲の良い2組の夫婦が酒と料理を持ち寄って楽しく会話しながらちょっとした謎を解いていく安楽椅子探偵モノ。 登場人物が限られるからどうしてもトーンが似たりよ…

62冊め 「アリスのうさぎ」 斉藤洋

アリスのうさぎ (ビブリオ・ファンタジア) 作者:斉藤 洋 発売日: 2016/07/21 メディア: 単行本 図書館の児童書相談コーナーに座るアルバイト青年のもとには奇妙な話が寄ってくる。 一話目二話目の男子小中学生がちょっと大人びすぎてはいないかと思うけれど…

61冊目 「鬼談百景」 小野不由美

鬼談百景 (角川文庫) 作者:小野 不由美 発売日: 2015/07/25 メディア: 文庫 聞き書き的実話怪談集。 「残穢」と比べるとじわじわくる怖さはないけれど短い話が次々に語られる百物語的興味は惹かれる。 どんなことにも慣れていくものではあるけれど 愛知県の…

60冊目 「近代建築そもそも講義」 藤森照信

近代建築そもそも講義 (新潮新書) 作者:藤森 照信,大和ハウス工業総合技術研究所 発売日: 2019/10/16 メディア: 新書 世の中には色々知っていたら楽しいだろうなというものがあるけれど建築もその一つ。 “そもそも”ということで基礎の基礎だろうと読んでみた…

59冊目 「dele3」 本多孝好

dele3 (角川文庫) 作者:本多 孝好 発売日: 2019/06/14 メディア: 文庫 前作で決裂したかに見えた圭司と祐太郎だったが連絡のつかなくなった圭司を姉の舞が探しに来たことから再び関わることになる。 謎の男夏目が永遠の敵になってくるのかなぁ? お題「#おう…

58冊目 「やがて満ちてくる光の」 梨木香歩

やがて満ちてくる光の 作者:香歩, 梨木 発売日: 2019/07/29 メディア: 単行本(ソフトカバー) ちょっとエッセイでも読もうか、といった普段エッセイに対して抱いている軽い感じを覆すのが梨木香歩のエッセイ。 思索とも言うべき作品は読むのに力がいって随…

57冊目 「目を見て話せない」 似鳥鶏

目を見て話せない 作者:似鳥 鶏 発売日: 2019/10/31 メディア: 単行本 コミュ障の大学生がうじうじぐだぐだと思い悩みながら推理力で事件を解決し人を助け仲間を得ていく。 コミュ障あるあるが笑えて共感が深くて苦笑い。 不正義への怒りがストレートなのも…

56冊目 「神はいつ問われるのか?」 森博嗣

神はいつ問われるのか? When Will God be Questioned? WWシリーズ (講談社タイガ) 作者:森博嗣 発売日: 2019/10/21 メディア: Kindle版 仮想空間で起きた大規模なシステムトラブル、原因を探ることを情報局から依頼されたグアト…

55冊目 「それでもデミアンは一人なのか? 森博嗣

それでもデミアンは一人なのか? Still Does Demian Have Only One Brain? (講談社タイガ) 作者:森 博嗣 発売日: 2019/06/21 メディア: 文庫 Wシリーズの続編に当たるWWシリーズ第1弾 前線から身を引いた二人を訪ねてきたデミアン。 圧倒的な強さを持つ彼の目…

54冊目 「日和山」 佐伯一麦

日和山 佐伯一麦自選短篇集 (講談社文芸文庫) 作者:佐伯 一麦 発売日: 2014/06/11 メディア: 文庫 “自薦短篇集”なのでほとんど既読の作品ばかりだった。 でもまぁ、薄ぼんやりとしか覚えていないし文体が好きだから特に問題はない。 人生の苦難を様々辿って…

53冊め 「カナダ金貨の謎」 有栖川有栖

カナダ金貨の謎 (講談社ノベルス) 作者:有栖川 有栖 発売日: 2019/09/20 メディア: 新書 火村&アリスシリーズの短編集。 こういう評価はミステリ作家としては嬉しくないのかもしれないけど有栖川有栖の作品はミステリとしての出来プラス文章の力、情景描写…

52冊め 「残穢」 小野不由美

残穢(ざんえ) (新潮文庫) 作者:小野 不由美 発売日: 2015/07/29 メディア: 文庫 なにかインパクトのある恐怖があるわけではない。 畳を掃くような音と影や物音赤ん坊の泣き声。 怪異の元をたどるため時代をさかのぼっていくさまはまさに研究か調査のようだ。…

51冊目 「黄色い実」 吉永南央

黄色い実 紅雲町珈琲屋こよみ 作者:南央, 吉永 発売日: 2019/06/20 メディア: 単行本 コーヒー豆と和食器の店を商う老女お草さんのシリーズ第7弾。 事件が終わったあとも吹いた風に荒らされた場所は元に戻らず苦い後味を残していく。 それでも共にいようと…

50冊目 「ばけもの好む中将8 恋する舞台」 瀬川貴次

ばけもの好む中将 八 恋する舞台 (集英社文庫) 作者:瀬川 貴次 発売日: 2019/05/17 メディア: 文庫 12人の個性的な姉を持つ中流貴族右兵衛佐宗孝、ばけもの好む中将こと中将宣能に引っ張り回されているけれど舞の才能は抜きん出ている。 宣能の妹初草との…

49冊目 「営繕かるかや怪異譚 その弐」 小野不由美

営繕かるかや怪異譚 その弐 作者:小野 不由美 発売日: 2019/07/31 メディア: 単行本 営繕屋尾端が修繕や助言で怪異を収めていく。 怪異に立ち向かい鎮めると言うよりは乱れたものを整えて安定させる。 気のせいか尾端が出てくるとそれまでのもやっと重苦しい…

さらに、桜便り

昨日は激しく風が吹いていたけれど今日は穏やかなお天気だったので東山動植物園に行ってきた。 屋内展示は閉鎖されていたけれど人出もちょっと少なめでのんびり見て回れた。 ここの植物園の桜の園はいろんな品種の桜が植わっていて、ソメイヨシノ一色!みた…

48冊目 「赤レンガの御庭番」 三木笙子

赤レンガの御庭番 (講談社タイガ) 作者:三木 笙子 発売日: 2019/02/22 メディア: 文庫 明治末期イギリス帰りの頭脳明晰眉目秀麗(!)の探偵は優秀すぎて相棒がいない。 助手の少年も相当優秀そうだけどとあるきっかけで知り合った美青年とともに横浜に根を…