2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

128冊目 「さいはての家」 彩瀬まる

さいはての家 作者:彩瀬 まる 発売日: 2020/01/24 メディア: 単行本 人生に行き詰まった人々が一時住み着く家。 行き詰まって逃げてきてどうしようもなくてでも最後にちょっと希望が見えて。 その希望を捕まえられそうな人も一瞬見ただけで潰えてしまう人も…

127冊目 「夢みる葦笛」 上田早夕里

夢みる葦笛 (光文社文庫) 作者:上田 早夕里 発売日: 2019/01/25 メディア: Kindle版 今の時代SF的なものと異形なものは親和性が高いのだろう。 人が人でないものに変容していくこと電気信号が知性を持ち思考した時それは生物なのか? 土星の輪や石の柱から次…

126冊目 「月まで三キロ」 伊与原新

月まで三キロ 作者:新, 伊与原 発売日: 2018/12/21 メディア: 単行本(ソフトカバー) 色々うまく行かない人生。ままならない中で月とか地質とか化石とか素粒子とかが心の支えとなったりする。 じんわり来ます。

125冊目 「慟哭は聴こえない」 丸山正樹

慟哭は聴こえない (デフ・ヴォイス) 作者:丸山 正樹 発売日: 2019/06/28 メディア: 単行本 シリーズ3作目なので1,2を読んでないとちょっと人間関係とかわかりにくかった。 前作読もう。 手話通訳者が主人公で聾者と健聴者の超えがたい壁とか家族の中でも…

124冊目 「踊る猫」 折口真喜子

踊る猫 与謝蕪村ふしぎ江戸情話 (光文社文庫) 作者:折口 真喜子 発売日: 2017/03/24 メディア: Kindle版 軽みのある怪異譚。与謝蕪村を狂言回しにその俳句や絵を作品の中でうまく使っている。 悲しく切ない話も多いけど明るさの感じられる読後感で前向きな強…

123冊め 「つかのまのこと」 柴崎友香

つかのまのこと 作者:柴崎 友香,東出 昌大 発売日: 2018/08/31 メディア: 単行本 何代もその家で暮らす人達を見てきたかつて自分もそこで暮らしていたかもしれない幽霊らしきもの。 そのイメージとしての実体が写真として合間合間に挿入されている。 元々東…

122冊め 「虚談」 京極夏彦

虚談 「 」談 (角川書店単行本) 作者:京極 夏彦 発売日: 2018/02/28 メディア: Kindle版 元デザイナーで今は作家、昔の知り合いからはなっちゃんなんて呼ばれているっておぉ語り手は京極夏彦か? 色んなシーンで怖い話や不思議な話が語られて、でも嘘なんだ…

121冊目 「鳥と雲と薬草袋」 梨木香歩

鳥と雲と薬草袋 作者:梨木 香歩 発売日: 2013/03/01 メディア: 単行本 土地の名前をを元にその名のついた由来を考察しその地の思い出を語る。 深堀りする訳ではないし由来を調べて自説を語るほどでもない。 短い文章の中に作者の思い(好き嫌いも?)がのぞ…

120冊目 「歩道橋シネマ」 恩田陸

歩道橋シネマ 作者:恩田陸 発売日: 2019/11/20 メディア: 単行本 恩田陸の短編集、まぁ消化不良と言われてしまえば確かにそうなのかもしれないけど。。 スピンオフあり予告編あり実体験からの妄想ありまだ書かれていない長編のスピンオフなんて言うものまで…

119冊目 「本と幸せ」 北村薫

本と幸せ 作者:薫, 北村 発売日: 2019/09/26 メディア: 単行本 本があれば幸せ、ほんとに幸せだなぁ。。。という北村先生に色々教えてもらえる本。 とはいえ知識の幅が広すぎます。 咳 喉が乾燥している感じで息をするたびにイガイガとしていた。 最近は咳が…

118冊目 「ふいに吹く風」 南木佳士

ふいに吹く風 (文春文庫) 作者:南木 佳士 発売日: 1996/02/09 メディア: 文庫 芥川賞受賞前後を含むエッセイ集。 うつ病発症前の不器用で生き辛い性格を自覚しながらも自信に満ち自他ともに厳しいところも感じられる。 そう思って読むせいかこの人なりにイケ…

117冊目 「山岳遭難の傷痕」 羽根田治

十大事故から読み解く 山岳遭難の傷痕 作者:羽根田 治 発売日: 2020/01/23 メディア: 単行本 大正から戦前戦後平成まで大きな山岳遭難を取り上げて資料からその経緯と原因を追求する。 山岳小説も読むけれどノンフィクションは小説以上に面白い時がある。 特…

116冊目 「燈火」 三浦哲郎

燈火 (銀河叢書) 作者:哲郎, 三浦 発売日: 2016/08/26 メディア: 単行本 もうなんかね、この年になってこれから先もうこういう派手さはないけど心穏やかになる作品を繰り返し読んでいけば良いんじゃないかと思ったりする今日このごろ。 家族の日常その何気な…

音市音座 第二夜

昨日に引き続き配信視聴。 ゲストは杉山清貴・ゴスペラーズ・矢井田瞳・小田和正 当然のようにオープニング二曲を替えてくる。 木蘭の涙→夢伝説 銀座ネオンパラダイス→還暦少年 木蘭は後半に小田さんとピアノバージョンで演ってくれた。 昨日より一組少ない…

音市音座 第一夜

www.tokai-tv.com 毎年行ってる音市音座。今年が10年目なんだそうだ。 残念ながら無観客配信になってしまったけれど名古屋までやって来ての公演。 皆数カ月ぶりに新幹線に乗ったとか。今年初めてのライブだとか。。。 今日の出演は吉田山田・藤井フミヤ・KAN…

115冊目 「月虹の夜市」 折口真喜子

月虹の夜市 (日本橋船宿あやかし話) 作者:折口 真喜子 発売日: 2019/01/21 メディア: 単行本 シリーズ2作目。 特に大きな事件が起きるわけでもなく淡々と怪しいもの不思議なことがやって来ては去っていく。 温かい人情もありでもベタベタせず。父親甚八の来…

114冊目 「急な青空」 南木佳士

急な青空 (文春文庫) 作者:南木 佳士 発売日: 2006/03/10 メディア: 文庫 うつ病を患い多くのものを手放してしかしまたそこから得るものも多く厳しい日々を生き抜いた後に大きく息をつき家族や自然に目を向ける日々。 9月は黄昏の国へと繋がっている ふと10…