2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

64冊目 「タクジョ!」 小野寺史宜

タクジョ! 作者:小野寺 史宜 実業之日本社 Amazon 新卒で入社した新人女性タクシー運転手。 籠抜けされたり強盗(もどき?)に遭ったりもしながら前向きに頑張っている。 お見合いで知り合った彼とも順調に交際していたが。。 まぁ、そこまで好きではなかっ…

63冊目 「全員悪人」 村井理子

全員悪人 作者:村井 理子 CCCメディアハウス Amazon 認知症本人目線の記述。 身に覚えのないことで周りから怒られたり見下されたり命令されたり無視されたりする日々。 誰も信用できない怒りが湧いてくる。 そして周りの困惑。 正直つらい内容。 村井さん…

62冊め 「明日は結婚式」 小路幸也

明日は結婚式 作者:小路幸也 祥伝社 Amazon 一組のカップルの結婚式前夜。 それぞれの家族が思い浮かべたり語り合ったりするささやかなエピソード。 大きな波乱どころか小さな波風さえもないのだけれど気持ち良い人達が出てくる心地よい物語。 良くも悪くも…

61冊目 「怪談びたり」 深津さくら

怪談びたり 作者:さくら, 深津 二見書房 Amazon 怪談会の語り手として活躍しているという著者。 雰囲気たっぷりの場で語られる場合と文章になっている場合とでは余韻がちょっと物足りなさに感じられてしまうのかも。 ハハの面会 昨日は今のところ月に2回の…

60冊目 「下山の哲学」 竹内洋岳

下山の哲学──登るために下る 作者:竹内 洋岳 太郎次郎社エディタス Amazon 遠足はお家に帰るまでが遠足です。 登山は下山するまでが登山です。 8000メートル峰14座サミッターが下山に焦点を当てて語る。 敗退や死の淵まで行った時雪崩に巻き込まれての骨折…

59冊目 「匿名交叉」 降田天

https://www.amazon.co.jp/%E5%8C%BF%E5%90%8D%E4%BA%A4%E5%8F%89-%E3%80%8E%E3%81%93%E3%81%AE%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%80%8F%E5%A4%A7%E8%B3%9E%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA-%E9%99%8D%E7%94%B0-%E5%A4%A9/dp/480025745X 匿名のネット上でのちょっ…

58冊目 「その話は今日はやめておきましょう」 井上荒野

その話は今日はやめておきましょう (毎日文庫) 作者:井上 荒野 毎日新聞出版 Amazon 70才前後ながら一緒にクロスバイクを楽しむ夫婦。生活にはゆとりがあり子供二人は独立している。 そんな中夫が事故で足を骨折。たまたま知り合った青年に家事送迎などの…

57冊目 「豊臣探偵奇譚」 獅子宮敏彦

豊臣探偵奇譚 (ハヤカワ文庫JA) 作者:獅子宮 敏彦 早川書房 Amazon 時のめぐり合わせで百万大名になってしまい更に運命の変転で時の権力者の目の上のたんこぶになってしまった体力も精神力も上昇志向もない内向的少年。 不思議な事件に行き合いなんとか謎を…

56冊目 「終の暮らし」 曽野綾子

終の暮らし ─ 跡形もなく消えていくための心得 作者:曽野 綾子 興陽館 Amazon 過去に出したエッセイからテーマに合わせて再録したエッセイ集。 曽野綾子さん晩年に来て版元さんに孝行しているね。 内容的にはそれほど過激なことは言っていなくてうなずけるも…

55冊目 「藤井聡太はAIに勝てるか?」 松本博文

藤井聡太はAIに勝てるか? (光文社新書) 作者:松本 博文 光文社 Amazon 結論から言えばもう棋士は将棋ソフトに歯が立たない。全く。 でも将棋人気は一向に衰えない。羽生渡辺豊島佐藤藤井などなど私でも名を知る棋士たちの魅力だろう。 様々な棋士たちのエ…

54冊目 「名古屋駅西喫茶ユトリロ」 太田忠司

名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは食べながら謎を解く (ハルキ文庫) 作者:太田忠司 角川春樹事務所 Amazon シリーズ3作目。 名古屋の地名や名古屋めしが色々出てきて地元民にはそれだけで楽しい。 でもここまでの名古屋弁を喋る人いくらお年寄りとはいえま…

53冊目 「楽園の烏」 阿部智里

楽園の烏 作者:智里, 阿部 文藝春秋 Amazon 大猿との戦いから20年後山を相続した男が山内に送り込まれた理由は? 抵抗できない女の子がひどい目に合う話は嫌だなと思いながら手に取ったら食えないおっさんの話だった。 それにしても出てくるヤツみんな裏が…

52冊め 「探偵は御簾の中」 汀こるもの

探偵は御簾の中 検非違使と奥様の平安事件簿 (講談社タイガ) 作者:汀こるもの 講談社 Amazon ヘタレな検非違使別当(警察トップ)と頭脳明晰タカビーな姫。御簾の中から事件を推理し夫の株を上げようとするが。。 強気な姫が夫以外の男に対すると声も出せな…

51冊目 「歌の終わりは海」 森博嗣

歌の終わりは海 Song End Sea (講談社ノベルス) 作者:森博嗣 講談社 Amazon 新シリーズ?なのかな? 加部谷恵美ちゃんや小川さんが出てくるけどそのシリーズというわけでもなさそう。 萌絵さんは一瞬登場。特に見せ場はなし。 ミステリというわけ…

50冊目 「陰陽師 水龍ノ巻」 夢枕獏

陰陽師 水龍ノ巻 (文春e-book) 作者:夢枕 獏 文藝春秋 Amazon いつもの清明と博雅と時々道満。 1編どちらも出てこず謎の陰陽師が登場するけどこれはコロナ禍へのメッセージなのかな? 蘇莫者はちょっと長さがあるから他の短編とは違った趣きがある。 博雅は…

49冊目 「ランチ酒」 原田ひ香

ランチ酒 作者:原田ひ香 祥伝社 Amazon 一人娘を元夫のもとに残して離婚したアラサー女子祥子。 学生時代の友人のつてで始めた見守り屋で子ども老人傷ついた女性勘違い男を深夜から朝まで見守る。 自分の将来娘のこといろいろ悩みは尽きない中少し前向きにな…

48冊目 「第一話」 石持浅海

第一話: 石持浅海「連作短編集・第一回」コレクション (光文社文庫) 作者:石持 浅海 光文社 Amazon 数ある連作短編集の第一話だけを集めた作品集。 石持浅海は全て読んでいるわけではないのでなんとなくタイトルで敬遠していたシリーズがこんな話だったのか…

47冊目 「別れの夜には猫がいる」 永嶋恵美

泥棒猫ヒナコの事件簿 別れの夜には猫がいる。<新装版> (徳間文庫) 作者:永嶋恵美 徳間書店 Amazon シリーズ3作目を読んでから1.2と読んだけど雛子さんのちょっと危ないくらいののめり込み方は訳ありな過去(多分育ち方)のせいなのかな ということがち…