57冊目 「豊臣探偵奇譚」 獅子宮敏彦

 

時のめぐり合わせで百万大名になってしまい更に運命の変転で時の権力者の目の上のたんこぶになってしまった体力も精神力も上昇志向もない内向的少年。

不思議な事件に行き合いなんとか謎を解いて独り立ちしていく成長譚かと思いきや最後までヘタレな心優しい人だった。