73冊目 「忌名の如き贄るもの」 三津田信三

 

タイトルからも分かる通り刀城言耶シリーズ。

因習の田舎町で起こる儀式のさなかに起こる殺人。

いつものことなんだけど難読の人名や地名が覚えられなくてそのたびに立ち止まる。その人名地名が怪しさを増幅しているのもわかるんだけどね。

章が代わるごとにルビを振ってくれているのにすぐ忘れる自分が悲しい。

刀城言耶の解決編がいつも程行きつ戻りつしなかったのはもう一つ後の解決があるからなのか?

私の苦手な偲さんが最初にちょっと出てきただけだったのは助かった。代わりに今回は烏さんの回かと思ったら彼も最初だけで本当に良かった。

 

 

72冊め 「7.5グラムの奇跡」 砥上裕將

 

眼科で働く新米視能訓練士野宮恭一。不器用だけどまっすぐで努力家。

緑内障認知症(は眼科の範疇じゃないけど)など改善しない病気は切ないけれど悪い人嫌な人が出てこず温かく爽やかな気持ちになれる。

 

 

71冊目 「海獣学者、クジラを解剖する。」 田島木綿子

 

ニュースなどで時々見かけるクジラやイルカが海岸に漂着することをストランディングと言うそうだ。

年間300件ほどの海獣類が漂着し連絡があれば全国どこへでも解剖道具を持って出かけていく。

巨大な故研究室の運び込んでという訳にもいかず海岸やその近辺で腐敗徒競走して解剖研究が行われる。

体力勝負であり緻密さも求められる大変な仕事だが愛がある。

 

 

70冊目 「アフター・サイレンス」 本多孝好

 

対犯罪被害者カウンセラーの高梨唯子は犯罪加害者家族だった。

自分に落ち度はないのに世間から非難される憤りと被害者に対する罪悪感。

やりきれない結末なのに少し希望を感じる。

 

 

69冊目 「おはしさま」 三津田信三

 

箸をテーマにしたリレー小説。

一話ずつほぼ独立した中編小説だけど前の作品の設定や登場人物をうまく組み込んでいてどうやって作っていったんだろうと感心する。

メタっぽい雰囲気の鰐の夢が好みだったけど最終話もかなりの力技で好き。

 

68冊目 「ショローの女」 伊藤比呂美

 

子どもを育て手を離した後も気にかけ親を送り夫を看取り一人日本で犬猫植物そして学生たちを気にかける。

ザ・女の人生を生きているなぁ。

好きなように生きて人は奔放と呼ぶかもしれないけれど。

 

突然終わる

シフトが詰まって困ると愚痴っていたが今日仕事に行ったら唐突に終わっていた。

そこはめでたいことでなんの文句もないのだけれどどうしてちゃんと言ってくれないかなぁ?

頼むときだけ言ってきて後は知らん顔っていうのもないんじゃないかい?

ちょっと問い詰めちゃったよ。

隠すようなことでもないだろうに、この件に関してちょっと評価下がりました。

まぁどうでもいいことですが。

 

67冊目 「追憶の烏」 阿部智里

 

 

「楽園の烏」がなぜああいうことになっていたのかの裏側が少し語られる。 そしてあぁ、こんなことに・・と嘆息 雪哉、どうにも幸せになれそうもない。