2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧
名探偵に甘美なる死を 〈竜泉家の一族〉シリーズ 作者:方丈 貴恵 東京創元社 Amazon 館に集められた8人の素人探偵が命をかけてVR世界と現実世界を行き来して推理合戦を繰り広げる。 現実にVRがどこまで進化しているのか知らないけどこういう謎のためなら何…
スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 朝食フェスと決意のグヤーシュ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) 作者:友井 羊 宝島社 Amazon シリーズもずいぶん進んでそろそろ主役二人の関係に変化が訪れる頃? 麻野の娘露も後押しを始めそうだし。 短編ということ…
バベル九朔 (角川文庫) 作者:万城目 学 KADOKAWA Amazon 「ヒトコブラクダ」が面白かったので手に取ったけどデビュー前の鬱々感や誰を信じていいのかわからないというか誰も信じられない展開が読み進むのにちょっとつらい。 この訳のわからなさこそが万城目…
消滅 VANISHING POINT (上) (幻冬舎文庫) 作者:恩田 陸 幻冬舎 Amazon 消滅 VANISHING POINT (下) (幻冬舎文庫) 作者:恩田陸 幻冬舎 Amazon 特大の嵐が迫る中入管で別室に連行された10人の男女はその中にテロリストが紛れ込んでいると告げられ疑心暗鬼の…
播磨国妖綺譚 (文春e-book) 作者:上田 早夕里 文藝春秋 Amazon 蘆屋道満の末裔である法師陰陽師兄弟。兄は優秀な薬師であり弟はあやしを見る目を持ち式神を従える。 派手に戦うのではなく少しの不思議や悲しみをそっと癒やすような優しさがある。 上田早夕里…
歩道橋シネマ(新潮文庫) 作者:恩田陸 新潮社 Amazon 恩田陸は何度読んでも面白いなぁ。とは言えかなりすっきりと忘れてしまっていたのだけれど。 すでに発表された作品のスピンオフとかこれから長編に育っていくだろう作品とかもいくつか。 とはいえいつに…
うちのベランダでも咲いているんだけどね。 今年は紫陽花は不調。 遠州森町 光照寺(桔梗寺)蓮もあり 極楽寺 (あじさい寺) 平日だったからもっと閑散としているかと思ったけどそこそこの人出だった。 子連れママ友とか子連れママとその両親とか私達みたい…
赫衣の闇 物理波矢多シリーズ (文春e-book) 作者:三津田 信三 文藝春秋 Amazon 物理波矢多シリーズ これもホラーとミステリのハイブリッド 終盤刀城言耶がちらりと登場。ちょっと会話を交わしてすれ違うだけの出演だけどこの二人同時代人だからいつか共演が…
エレジーは流れない 作者:三浦しをん 双葉社 Amazon かつてはそこそこ栄えたけれど今は寂れてしまった観光地に暮らす高校生。 家庭環境将来への不安色々ありつつ友人たちとつるんだり心配したりされたり。 こんな奴はいないよと思うのに何処かで繰り広げられ…
影踏亭の怪談 作者:大島 清昭 東京創元社 Amazon ミステリとホラーのハイブリッド ミステリ部分の謎は解けても怪異の謎は残る。 実話怪談作家が怪異と人的事件を切り分ける。
姉の島 作者:村田 喜代子 朝日新聞出版 Amazon 引退した海女の老女が同じく引退海女たちと海図を作ったり妊娠した孫の嫁と語らったり かつて海で死んだ霊と交わったり沈んだ潜水艦を見たり。 アワアワとした日常と不思議な世界を行きつ戻りつしている。 結末…
ヒトコブラクダ層ぜっと(下) 作者:万城目 学 幻冬舎 Amazon 活劇があってハラハラドキドキして三つ子の絆と銀亀三尉との信頼が熱い。 怒涛の勢いで大団円かと思いきやその後の展開でえっ?は?へ? これが万城目ワールドなのね。全作読んでるわけじゃないけ…
ヒトコブラクダ層ぜっと(上) (幻冬舎単行本) 作者:万城目学 幻冬舎 Amazon 梵天梵地梵人という三つ子の奇妙な能力。そのなんの役に立つのかわからない能力が駆使される展開。 狭い倉庫から始まって砂漠の果まであれよあれよと連れて行かれてまだ何もわかっ…
今回大阪に行くにあたってふと思い立って娘一家と息子を誘ってみた。 1日目2家族別々に大阪に向かう。鶴橋着で私は大阪城公園に向かい旦那と息子は万博公園に行くと言っていた。 娘一家は別ルートで大阪観光をして夜ホテルで集合。 ああいうの民泊っていう…
11日土曜日はスターダスト・レビュー東西合わせて108曲ライブを見に大阪城ホールへ行ってきた。 4日のさいたまスーパーアリーナは配信で見ていたのだけれど58曲(!)中50曲は違う曲ということで大変聴き応えのあるライブだった。 それでもなおこ…
中野のお父さんの快刀乱麻 作者:北村 薫 文藝春秋 Amazon 円紫さん然りなんだけど博覧強記で何でも覚えていてあっちのものとこっちのものをするりと結びつけたり新しい解釈をしたりできる人って本当にいるの?リアリティないんじゃない?なんて思っちゃうけ…
建築史探偵の事件簿 新説・世界七不思議 作者:蒼井 碧 宝島社 Amazon 柄刀一か高田崇史かっていうくらいうんちく満載。 バビロンの空中庭園とかクフ王のピラミッドとかアレキサンドリアの大灯台とか。 謎はいくらでもつながっていく。 世界の奥は深い。
藤井聡太の軌跡 ~400年に1人の天才はいかにして生まれたか~ (マイナビ新書) 作者:鈴木 宏彦 マイナビ出版 Amazon また藤井本。藤井聡太とタイトルに入ると売れるんだろうな。まぁ人のことは言えないが。 ほんの1年前に出版された本なのにこの時点で2冠。今…
虚魚 (角川書店単行本) 作者:新名 智 KADOKAWA Amazon 怪談師三咲は体験した人が死ぬ怪談を探していて一緒に暮らすカナちゃんは呪いか祟りで死にたいと願っている。 二人が釣り上げた人が死ぬ魚の話を追ううちに川を遡りいくつもの怪談を拾い集める。 怪異は…
男ふたりで12ヶ月ごはん 作者:椹野 道流 プランタン出版 Amazon タイトルからして「昨日何食べた?」的な話かと思ったらもうちょっと外食も多いし生活感は少なめ。 椹野作品だけどBLではない。でもなんかすごいラブラブ感は漂う。 まぁ同性でも異性でも美…