今日の読了本

11冊目 「麻倉玲一は信頼できない語り手」 太田忠司

麻倉玲一は信頼できない語り手 (徳間文庫) 作者:太田忠司 徳間書店 Amazon 死刑が廃止されて近未来の日本で最後の死刑囚へのインタビュアーに指名されて孤島の特別拘置所に赴いたライター。 そこで語られるおぞましい殺人の記録。怪しい関係者。 違和感には…

10冊目 「アンと愛情」 坂木司

アンと愛情 和菓子のアン 作者:坂木 司 光文社 Amazon 体型にコンプレックスがあって控えめで臆病で真面目で努力家な女の子。 彼女の成長と少しずつ自分を開放していく様子が初々しくもかわいい。セクシャリティとか人種とかの社会的問題にも軽~~く触れな…

9冊目 「図書室」 岸政彦

図書室 作者:政彦, 岸 新潮社 Amazon 一人暮らしの女性が母子家庭だった子供の頃の日々や公民館の図書室で出会った少年との会話や大晦日に二人で描いた世界の終わりを思い返す表題作 著者らしき人の大阪で暮らし始めたバブル期の自身のくだらなさや訳のわか…

8冊目 「すみれ屋敷の罪人」 降田天

すみれ屋敷の罪人 (宝島社文庫) 作者:降田天 宝島社 Amazon 戦前の旧家今は廃墟となったお屋敷から見つかった3人の白骨死体。 かつて屋敷に関わりのあった人を訪ねる刑事を名乗る男。それぞれの証言に現れる齟齬。 薄暗い場所から明るい光の中に出たかのよ…

7冊目 「異貌の人びと」 上原善広

異貌の人びと ---日常に隠された被差別を巡る 作者:上原 善広 河出書房新社 Amazon 被差別民・少数民族の取材のために世界各地に赴くがそれは職業意識のためと言うよりは 部落出身という自身の出自をあぶり出すための手段のようにも思える。 パレスチナで銃…

6冊目 「帝都つくもがたり 続」 佐々木匙

帝都つくもがたり 続 (角川文庫) 作者:佐々木匙 KADOKAWA Amazon 前作に引き続き生活破綻の怖がり作家大久保と強引傍若無人な新聞記者関のコンビが怪異のネタを求めて取材に赴く。 強いと思っていた関が死者の側に引っ張られ助けるために大久保が立ち上がる…

5冊目 「不見の月」 菅浩江

不見【みず】の月 博物館惑星Ⅱ (ハヤカワ文庫JA) 作者:菅 浩江 早川書房 Amazon 19年前に前作を読んでいる。。。はず。 舞台設定には記憶があるんだけどなぁ? 芸術とはなにか?どこまでが芸術なのか?そんな素人にはちょっと荷が重い問と二人の新人のラブ…

4冊目 「東京ディストピア日記」 桜庭一樹

東京ディストピア日記 作者:桜庭一樹 河出書房新社 Amazon 2020年1月から2021年1月までの日常日記。 ほんの1,2年前のことなのに忘れちゃってると言うかあべのマスクとか和牛券とかずっと昔のことのように思える。 感染者数の推移とか非常事態宣…

3冊目 「君たちは絶滅危惧種なのか?」 森博嗣

君たちは絶滅危惧種なのか? Are You Endangered Species? 作者:森 博嗣 Audible Amazon いつものことながらなんかよくわからないんだけどね、でも何故か面白いのですよ。 情報部員の活劇もとぼけたような二人のやり取りも。

2冊目 「ロストフの14秒」 

ロストフの14秒: 日本vs.ベルギー 未来への教訓 作者:NHKスペシャル取材班 NHK出版 Amazon 2018年ロシアワールドカップベルギー戦。 見ていた。もう勝ったと思ってた。なにこれ?!って思った。 今日本はワールドカップ予選真っ只中。この時より進化して…

1冊目 「帝都つくもがたり」 佐々木匙

帝都つくもがたり (角川文庫) 作者:佐々木匙 KADOKAWA Amazon 腐れ縁の男二人が悪態をつき合いながら結局は相手を求めているというまぁ私好みの設定。 二人のキャラもなかなかよろしく遭遇する怪異も切なかったり業が深かったりと色付けされていてラノベの新…

174冊目 「ある男」 平野啓一郎

ある男 (文春文庫) 作者:平野啓一郎 文藝春秋 Amazon 仕事中の事故で亡くなった夫は全くの他人を騙っていた。 妻から依頼を受けた弁護士は謎の人物Xを追う。 調査の過程で出会う人や自身の家庭のことに付随して想起される民族問題ヘイト男女差別。 そのへん…

173冊め 「遠巷説百物語」 京極夏彦

遠巷説百物語 「巷説百物語」シリーズ (角川書店単行本) 作者:京極 夏彦 KADOKAWA Amazon 盛岡藩遠野でお殿様の命を受け目となり耳となって市井の空気を探る宇夫方祥五郎。 まちなかで起こる怪しい事件を探るうちに耳長という異相の巨漢と知り合う。 この耳…

172冊め 「その人の思い出」 吉村昭

アマゾンに書影がない。今はもう新刊では買えないってことかな? タイトルの通り作家仲間(というほど作家同士の深い付き合いはしていなかったようだけど)友人知人の短い思い出話

171冊目 「犬の生活 Jリーグ日記」 西部謙司

犬の生活 Jリーグ日記 ジェフ千葉のある日常 作者:西部謙司 エクスナレッジ Amazon ジェフ千葉ってオシムのイメージで止まってるんだけど。 ジェフサポの2020観戦記。しかし選手全くわからない。J2だしな。 合間合間の世情の記録が懐かしい。コロナだ…

170冊目 「イタリアのしっぽ」 内田洋子

イタリアのしっぽ (集英社文庫) 作者:内田 洋子 集英社 Amazon 最近話題の本の作者さん。みつけたのでちょっと読んでみる。 長くイタリアに暮らす人らしい。小説?エッセイ?でもどっちにしろこの人の身近で起きた出来事のよう。 ちょっと孤独ででも自立して…

169冊目 「一人称単数」 村上春樹

一人称単数 (文春e-book) 作者:村上 春樹 文藝春秋 Amazon THE村上春樹という感じ。 長編における村上春樹らしさと短編におけるそれはだいぶ違うと思うけどどっちにしろ良くも悪くも村上春樹にしか書けない。 村上春樹の精神性って言われてもよくわからない…

168冊目 「J2&J3フットボール漫遊記」 宇都宮徹壱

J2&J3 フットボール漫遊記 作者:宇都宮徹壱 東邦出版 Amazon 2012年から2017年にかけてのJ2・J3のチームの諸々 勝った負けただけではないそのチームの歴史・サポーター・経営者・監督などなどの持つ物語がうまくすくい取られている。 年末年始のシフ…

167冊目 「壊れた脳と生きる」 鈴木大介・鈴木匡子

壊れた脳と生きる ――高次機能障害「名もなき苦しみ」の理解と支援 (ちくまプリマー新書) 作者:鈴木 大介,鈴木 匡子 筑摩書房 Amazon 鈴木&鈴木なので奥様との対談かと思ったら違って当事者大介さんと高次脳機能障害の専門家匡子先生の対談本でした。 本の性…

166冊目 「未来製作所」 

未来製作所 作者:太田 忠司,田丸 雅智,北野 勇作,松崎 有理,小狐 裕介 幻冬舎 Amazon ショートショートに落ちの意外性を求めるならちょっと物足りないけどショートストーリーとして読むならそれぞれ面白い。

165冊目 「泡」 松家仁之

泡 作者:松家 仁之 集英社 Amazon 高校2年で不登校になった少年がひと夏を 祖父の末弟である大叔父の暮らす海辺の街で過ごす。 親族とは一線を画している大叔父だがその飄々とした様子が繊細の少年には好ましく感じられていた。 大叔父の営むジャズ喫茶で働…

164冊目 「ムーンライト・イン」 中島京子

ムーンライト・イン (角川書店単行本) 作者:中島 京子 KADOKAWA Amazon 失業して自転車旅行に出た先で紛れ込んだのはかくれ里? それぞれなにかから逃げてきた三人の女性とそれを迎え入れた宿主の男性。 それぞれみんな自分(とその想い人)にしか興味がない…

163冊め 「困難な結婚」 内田樹

困難な結婚 作者:内田樹 アルテスパブリッシング Amazon 結婚ってそう悪いものでもないよ、物は試しにしてみたら?的な結婚おすすめ本。 30年くらい前までは結婚はして当たり前の認識が強かったから流れで結婚してその後どう振る舞うか 理想を高く掲げすぎ…

162冊め 「先生、大蛇が図書館をうろついています!」 小林朋道

先生、大蛇が図書館をうろついています! ―[鳥取環境大学]の森の人間動物行動学 作者:小林 朋道 築地書館 Amazon このシリーズも息が長いなぁ。小林先生も長きに渡って鳥取環境大学で活動してみえる。 もう60歳を過ぎて公私に渡って環境的にも体力的にも色…

161冊目 「猿神」 太田忠司

猿神 (幻冬舎単行本) 作者:太田忠司 幻冬舎 Amazon バブルに煽られてぎりぎりの仕事を回している自動車関連会社。忙しさと品質への圧力とで押しつぶされそうになってる社員たち。 そんな不満と鬱憤とイライラを土地のなにか悪いものが後押しして狂わせていく…

160冊目 「周り灯籠」 吉村昭

回り灯籠 (ちくま文庫) 作者:吉村 昭 筑摩書房 Amazon この年代の作家さんも皆亡くなってしまったなぁ。 日常だったり取材の思い出だったりの短いエッセイなんだけどどれも文章が美しい。 いないと困るいすぎると。。。 ダンナの今週のシフトが月から金まで…

159冊目 「家族のゆくえは金しだい」 信田さよ子

家族のゆくえは金しだい 作者:信田 さよ子 春秋社 Amazon 身もふたもないようなタイトルだけどまぁ確かにそのとおりで関係が近ければ近いほどお金は大きく関係を左右するしその割に話題にはし辛い。

158冊目 「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」 小路幸也

グッバイ・イエロー・ブリック・ロード 東京バンドワゴン 作者:小路 幸也 集英社 Amazon 番外編ってなってるけどイギリスでの出来事だからとういことなのかな? ワチャワチャといろんな事が起きてそれぞれが能力とか特権とかコネを駆使して最後は丸く収まる…

157冊目 「証言羽生世代」 大川慎太郎

証言 羽生世代 (講談社現代新書) 作者:大川 慎太郎 講談社 Amazon 将棋界には羽生世代というくくりがあるらしい。 羽生善治と同じ1970年頃に生まれ奨励会入会もプロになるのも同じ頃 そして皆強い。 それでもやっぱり羽生さんがダントツなのよね。

156冊目 「摩訶不思議な棋士の脳」 先崎学

摩訶不思議な棋士の脳 作者:先崎 学 マイナビ出版(日本将棋連盟発行) Amazon 観る将なる言葉があるそうだけどさしずめ私は読む将か? 駒の動きもよくわからないけどこういう将棋エッセイは気楽に読めて楽しい。 少しづつ棋士の顔と名前が一致しつつある。 …