2024-01-01から1年間の記事一覧
サーカスの子 作者:稲泉 連 講談社 Amazon 子供の頃母親とともに1年弱をサーカスで暮らした著者がともに暮らしたサーカスの団員たちを訪ねる サーカスの中は温かく仲間意識も強く居心地が良い それだけにそこを辞めたあとの寂しさ寄る辺なさは苦しいほどの…
サーチライトと誘蛾灯 〈サーチライトと誘蛾灯〉シリーズ (創元推理文庫) 作者:櫻田 智也 東京創元社 Amazon 興味の焦点が昆虫にフォーカスしていていささかコミュ症気味なエリ沢くん その割にちょっとした違和感に気づいて真実を言い当てる 前に読んだ時は…
老いる意味-うつ、勇気、夢 (中公新書ラクレ 718) 作者:森村 誠一 中央公論新社 Amazon 真面目できちんとした方なんだなぁという感想 地道に着々と前に進むことを良しとする まぁ確かにその通りではあるのだけれど 老いることに意味なんてあるのか ただ歳を…
ある翻訳家の取り憑かれた日常 作者:村井理子 大和書房 Amazon 大量の翻訳を抱えながら義父母を介護し家庭を回し犬を愛で病院へ通い出版イベントをこなす どう見てもオーバーワークでしょ これだけ読んでいるとダンナさんもう少しなんとか と思ってしまうけど…
青瓜不動 三島屋変調百物語九之続 作者:宮部 みゆき KADOKAWA Amazon 少しイレギュラーな巻になるのだろうか 黒白の間で正式に語られるのではない話もある 相変わらず人の悪意や業が女や子供や力のない者たちを押しつぶしていく悲しい話も多い そんな中小旦…
ある行旅死亡人の物語 作者:武田 惇志,伊藤 亜衣 毎日新聞出版 Amazon 3400万もの現金を持って安アパートで一人亡くなった女性 彼女の実態を求めて足で稼ごうとする記者二人 警察も弁護士が雇った探偵もたどり着かなかった数々の事実にたどり着くも 結局…
母の最終講義 作者:最相葉月 ミシマ社 Amazon タイトルから母親の介護に関するあれこれかと思ったらその部分は6章あるうちの1章だった 最相氏のノンフィクションは重厚でみっちりとした取材が好きだがこれはもう少し軽めのエッセイ的な読み物 そういうもの…
はい、総務部クリニック課です。あれこれ痛いオトナたち (光文社文庫 ふ 30-11) 作者:藤山素心 光文社 Amazon 様々な痛みを抱える社員たち マツさんの腫瘍疑惑や森課長の盲腸入院までクリニック科の面々にも痛みはやってくるが 先生自分の痛みにももう少し敏…
16日火曜日ハハが亡くなった 昼間会いに行った時もう意識がなく一旦家に戻って夜10時過ぎ呼吸が止まったと連絡があった それから何やかやとあってお医者さんが来て死亡が確認されたのが11時38分 それが死亡時刻になる 葬儀は兄と私とダンナと子供たち…
夜行堂奇譚 伍 作者:嗣人 産業編集センター Amazon 大野木さん公務員らしく一般人には礼儀正しいのに千早くんに手を出されそうになると途端に牙を剥きそうになるの良いね 帯刀さんと木山さんの関係もなかなかなもの 千早くんがどんどん達観していっているなぁ
ミチノオク 作者:佐伯 一麦 新潮社 Amazon 仙台に住む作家が東北の地を旅し災害や中央に蹂躙された過去に思いをはせる 東北に土地勘もないし宮沢賢治と遠野くらいは知っているけどそれもまた表面的なもの わからぬままに心地よく読む
50代、足していいもの、引いていいもの (中公文庫 き 30-21) 作者:岸本 葉子 中央公論新社 Amazon 著作のラインナップを見ていくとその時々の自分の年齢に応じた生活を開示して 大丈夫だよとかこういうとこ気をつけようねとか 同世代やちょっと上にはあるあ…
間の悪いスフレ ビストロ・パ・マル・シリーズ (創元クライム・クラブ) 作者:近藤 史恵 東京創元社 Amazon ビストロ・パ・マルシリーズ4作目 耳慣れない料理とお客さんが意図的か否かは別として持ち込む謎コロナ禍のどうしようもなさも含めて簡単に解決しな…
山の上の家事学校 作者:近藤史恵 中央公論新社 Amazon 離婚して(妻に見限られて)荒んだ暮らしをしていた男性が妹に勧められて入った家事学校 料理のみならず生活を回す全般を教えてくれる 人にもよるだろうけど家事って楽しい でも忙しさや他の諸々との兼…
中野のお父さんと五つの謎 (文春e-book) 作者:北村 薫 文藝春秋 Amazon 相変わらずの深い知識 中野のお父さんは北村氏の分身なんだろう 漱石の月が綺麗ですね問題 あまりにきれいですっかり信用していたよ 都市伝説だったとは
キャント・バイ・ミー・ラブ 東京バンドワゴン 作者:小路 幸也 集英社 Amazon 東京バンドワゴンseason19 研人のバンドは人気バンドへと成長し花陽は医大4年生 新たに加わったメンバーもいて話が広がっている 大きなプロジェクトも進行中
うらはぐさ風土記 作者:中島 京子 集英社 Amazon 離婚して30年ぶりに帰国 母校の大学で講師をしながら叔父の家で暮らす沙希 奇妙な敬語を操る女子大生や叔父の友人だった人生で一度も働いたことがないという足袋屋の店主 大学の同僚のゲイカップルらと交流…
何故エリーズは語らなかったのか? Why Didn’t Elise Speak? WWシリーズ (講談社タイガ) 作者:森博嗣 講談社 Amazon 沈着冷静なロジがワンオペ育児(?)で疲弊している? 新たな天才が作り出した究極の賜物という謎と グアトとロジの夫…
君が手にするはずだった黄金について 作者:小川哲 新潮社 Amazon 著者と思しき小説家の周辺に現れる怪しげな人々 嘘の皮をかぶっているような自分を虚構で覆ってしまっているような しかし小説家もまた嘘で塗り固めた存在なのかも
夜行堂奇譚 肆 作者:嗣人 産業編集センター Amazon 千早&大野木のコンビが出てくるもの来ないもの 夜行堂店主のエピソード あるいは全く他の人の話いろいろ入り混じっているが基本ちょっと怖くて怪しくて 鷹元楸の話は好きな人はこういうの好きなんだろうけ…
めざせ! ムショラン三ツ星 刑務所栄養士、今日も受刑者とクサくないメシ作ります 作者:黒栁 桂子 朝日新聞出版 Amazon 刑務所内の食事を作っているのは受刑者たち 指導して一緒に作っているのは管理栄養士 刑務所勤務の女性管理栄養士さんの奮闘記
24日が投票日なので18日に期日前投票に行ってきた 投票済証 なんとなく投票率低そう ことの大小はあれどアメリカも兵庫もなかなかにびっくりな結果だったんだけど外からは分からない諸々がそれぞれの中の人たちにはあるのだろうか そして河村さんの当選…
12日火曜日は横浜ぴあアリーナMMにKANちゃんの追悼ライブに行ってきた もう一年か あの日から心の深いところで抜けちゃった力がまだ戻ってきていない ライブは素晴らしかった 楽しかった KANちゃんのことが大好きなアーティストたちがKANちゃんの…
新古事記 作者:村田 喜代子 講談社 Amazon 原爆開発のために秘密裏に集められた科学者たち 何も知らされず夫についてきた妻たちとそのペットの犬たち 日系人が強制収容所に送られる時代に日系三世であることを隠して 婚約者についてきた女性が男たちの緊張感…
女のとなり (祥伝社文庫 の 1-5) 作者:乃南 アサ 祥伝社 Amazon 身辺で見かけた女を描いてそこから女へんの漢字へと繋げる なかなかにシビア 現代の風潮がお気に召さないのかな
案山子の村の殺人 (ミステリ・フロンティア) 作者:楠谷 佑 東京創元社 Amazon 大学生のいとこ同士でミステリを共作する二人が友人の紹介で訪れた案山子だらけの村 で起きた殺人事件 折しも大雪で村は孤絶し現場は雪密室状態 引き続き第2の殺人事件が起きる …
公園へ行かないか? 火曜日に 作者:柴崎 友香 新潮社 Amazon 小説となっているけどほぼ著者の実体験なんだろうな でも構成されている以上それは小説なんだろう 時々他の小説家さんの文章にも登場する各国の作家がどこかの大学に招聘されて 授業を受けたり講義…
【カラー版】怪魚ウモッカ格闘記 インドへの道 (集英社文庫) 作者:高野秀行 集英社 Amazon インターネット上で見つけたインドの謎の怪魚ウモッカ 目撃者は一人だけ こんな雲を掴むような話からインドへ行こうと準備が始まってしまう軽快さ それなのに半分以…
春のたましい~神祓いの記~ 作者:黒木 あるじ 光文社 Amazon 感染症の流行や過疎化のため中止を余儀なくされる祭祀 祀られなくなって神であることを忘れた神々の暴走を止めるために各地を巡る 祭祀保安協会の二人組 消えゆく神々の切ない話
しんがりで寝ています (集英社単行本) 作者:三浦しをん 集英社 Amazon 三浦しをんのエッセイってちょっと自己韜晦が過ぎるんじゃない?って思った時もあったけど 案外このまんまの人なのかも そしてそれでオッケーの人なのかも 好きなものがあるってステキ