2017-01-01から1年間の記事一覧

166冊め 「果てなき便り」 津村節子

果てなき便り 作者: 津村節子 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2016/06/29 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 結婚前の仕事の旅先から、結婚後の取材旅行先から夫吉村昭が妻津村節子に宛てた膨大な手紙。 以前何かで同世代の作家たちが吉村昭…

初めてのこと

娘に勧められてふるさと納税っていうのをやってみた。 世の中で話題になっているのは知っていたけどなんとなくするのはためらわれていた事。 なんかね、それってどうなの?っていう気もしたし、手続きとか色々面倒なんじゃないかという懸念もあったし。 一応…

165冊め 「先生、犬にサンショウウオの捜索を頼むのですか!」 小林朋道

先生、犬にサンショウウオの捜索を頼むのですか! (鳥取環境大学の森の人間動物行動学) 作者: 小林朋道 出版社/メーカー: 築地書館 発売日: 2017/05/23 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見る 久しぶりだ 昨夜は家族みな揃った…

164冊め ヤモリ、カエル、シジミチョウ」 江國香織

ヤモリ、カエル、シジミチョウ (朝日文庫) 作者: 江國香織 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2017/11/07 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 外の世界に恋人を持つ父親、夫の帰りを待って神経質にならざるをえない母親。 そんな危うい家庭の中…

163冊め 「図書室のピーナッツ」 竹内真

図書室のピーナッツ 作者: 竹内真 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2017/03/18 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見る 司書の資格もなく臨時事務職員扱いで採用された学校図書室の司書詩織。 市立図書館司書の山村さんと知り…

162冊め 「露西亜の時間旅行者」 三木笙子

露西亜の時間旅行者 クラーク巴里探偵録2 (幻冬舎文庫) 作者: 三木笙子 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2017/01/26 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る

161冊め 「米澤穂信と古典部」

米澤穂信と古典部 作者: 米澤穂信 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2017/10/13 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 作家と作品紹介のムックというのは割りといろいろな人が出していて古典部シリーズという間口の広い作品に特化したもの…

160冊め 「青白く輝く月を見たか?」 森博嗣

青白く輝く月を見たか? Did the Moon Shed a Pale Light? (講談社タイガ) 作者: 森博嗣 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/06/21 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (4件) を見る 知性というのは結局自分の中にどれだけ深く潜り込めるかということな…

159冊め 「ばけもの好む中将 六」 瀬川貴次

ばけもの好む中将 六 美しき獣たち (集英社文庫) 作者: 瀬川貴次 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2017/06/22 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る ばけもの好む中将と親しく付き合い連れ回される宗孝はその11人の個性的な姉たちにも振り回…

158冊め 「みみずくは黄昏に飛びたつ」 村上春樹・川上未映子

みみずくは黄昏に飛びたつ 作者: 川上未映子,村上春樹 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2017/04/27 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (22件) を見る 類似のタイトルを何度か目にしているなぁ?と調べてみたら哲学界の言葉だった。 de…

157冊め 「女学生奇譚」 川瀬七緒

女學生奇譚 (文芸書) 作者: 川瀬七緒 出版社/メーカー: 徳間書店 発売日: 2016/06/08 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (6件) を見る 昭和初期の女学生の手記という体裁の古本に挟まれた“読んではいけない”のメモ。 それを読んだ兄が失踪したと言って…

156冊め 「彼女の色に届くまで」 似鳥鶏

彼女の色に届くまで (角川書店単行本) 作者: 似鳥鶏 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店 発売日: 2017/03/29 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 圧倒的な絵の才能を持つが生活能力ゼロでコミュニケーションに難のある美少女と人並み以上だけ…

155冊め 「仏像ぐるりの人びと」 麻宮ゆり子

仏像ぐるりの人びと 作者: 麻宮ゆり子 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2016/05/18 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 数年前交通事故で生死の境をさまよった少年が京都の大学に入り仏像修復師のもとでアルバイトを始める。 子…

男の子はって語る時

先日久々に兄に会った。 息子が会社辞めて戻ってきて転職したことについてそれはそれで良いとして 「落ち着いたらまた家を出なくちゃ」みたいなことを言われていた。 たしかに彼は大学進学で家を出てからほぼ家に戻ることはなかったな。 でも家を出ないと結…

154冊め 「カブールの園」 宮内悠介

カブールの園 作者: 宮内悠介 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2017/01/11 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (4件) を見る 「カブールの園」と「半地下」の中編2編。 どちらもアメリカで暮らす日本人(日系人)の物語。 親や同級生周囲の大人たち…

153冊め 「ラブ・ミー・テンダー」 小路幸也

ラブ・ミー・テンダー 東京バンドワゴン 作者: 小路幸也 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2017/04/26 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (5件) を見る 我南人と秋実さんの出会いの顛末。 前に短編でちょっと触れられていた。 まだサチさんも生きていて…

152冊め 「もう生まれたくない」 長嶋有

もう生まれたくない 作者: 長嶋有 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/06/29 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (4件) を見る なんか良いんだよね。長嶋有は。 有名無名の死が語られる。そこにいる人達はゆるくつながっている。つながりを意識してい…

151冊め 「後妻白書」 工藤美代子

後妻白書: 幸せをさがす女たち 作者: 工藤美代子 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2016/03/15 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 寂しさの穴埋めや安定を求めて後妻の座に収まろうとする女たち。それは決して悪いことではない。 “後妻業”なんて…

150冊め 「ブッポウソウは忘れない」 鳥飼否宇

ブッポウソウは忘れない 作者: 鳥飼否宇 出版社/メーカー: ポプラ社 発売日: 2016/07/15 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 大学のとりの研究室で起こる不思議な事件。 草食系男子宗像翼、彼のマドンナ室見春香、同級生で女王様な曽根みや…

ダンシャリシャリシャリ

かつては家族4人で暮らしひんぱんにばぁちゃんまで泊まりに来ていた我が家、マンション3LDK 。 息子が出戻ってきて4ヶ月あまり、とにかく狭いんです。 おかしい?一人減ってるのに。。。 来月には娘が大きくなったお腹を抱えて戻ってくる。とにかく片付けな…

149冊め 「愛さずにいられない」 北村薫

愛さずにいられない: 北村薫のエッセイ 作者: 北村薫 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2017/03/24 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る 北村薫のエッセイを読むたびにこの深い知識を盛った人と同時代に生きることに感謝を覚える。 ただ若い…

148冊め 「夜見師」 中村ふみ

夜見師 (角川ホラー文庫) 作者: 中村ふみ 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店 発売日: 2017/01/25 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 呪われた一族とか血脈が発端となる怪奇物。孤独で冷徹な者と熱血で心優しき者の鉄板のコンビ。 封印され…

末っ子はいつまでも若い気がしてるけど

新しい店で働き始めて数日。 昨日「○○さんって○○さんですよね?」と謎の問いかけ。 見ると小さな子を連れたお母さん。「△△です。」といっとき(前の前の職場で)働いていたお嬢さん。実は息子と中学の同級生。 連れていた息子くんは3歳だとかで「あら~若い…

147冊め 「パレードの明暗 座間味くんの推理」 石持浅海

パレードの明暗 座間味くんの推理 作者: 石持浅海 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2016/10/18 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見る 空港の保安検査員というのは警察官なのだな、知らなかった。 羽田空港の保安検査所で働…

146冊め 「怪奇編集部『トワイライト』 瀬川貴次

怪奇編集部『トワイライト』 (集英社オレンジ文庫) 作者: 瀬川貴次,高山しのぶ 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2016/12/16 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る オカルト雑誌の編集部でバイトすることになった大学生駿。実家は神社で本人は…

転職

10月30日で前の職場が閉店。 その数日前に求人サイトから応募をしておいた。 電話がかかってきて面接に行って人手不足の業界に付きまぁその場で採用が決まって、ふぅと一息ついていたら別方面からもお誘いが。 心惹かれるものはあるけれどどちらにも一長一短…

145冊め 「最後の晩ごはん 黒猫と揚げたてドーナツ」 椹野道流

最後の晩ごはん 黒猫と揚げたてドーナツ (角川文庫) 作者: 椹野道流 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2016/12/22 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る 海里の俳優時代の後輩李英がバイトする便利屋を手伝った海里は遺品整理の部屋で黒猫の…

「恋するチンクワンタチンクエ」@ZEPP名古屋

北海道旅行のドタバタの余韻も冷めやらぬまま10月26日はKANバンドライブツアー「恋するチンクワンタチンクエ」初日を見にZEPP名古屋に行ってきた。 幕があがると同時に「何だこりゃ?」ライブが進むにつれて「あぁ。。」「うぅぅ~~ん」「はぁ。。。」 でも…

144冊め 「チームⅡ」 堂場瞬一

チームII (実業之日本社文庫) 作者: 堂場瞬一 出版社/メーカー: 実業之日本社 発売日: 2015/10/03 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る マラソン日本記録を持ち陸上界の至宝とも呼ばれる山城悟は怪我と所属チームの解散という危機に直面してい…

143冊め 「風怪」 風の怪談舎

風怪 あなたの隣に潜む街の怪談 作者: 風の怪談舎 出版社/メーカー: 三五館 発売日: 2016/06/23 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 次へ 7年弱勤めた職場が今日終わった。 特に感傷はない。また次へ行くだけ。 でもちょっと心細い。