183冊め 「ひとりでカラカサさしてゆく」 江國香織

ひとりでカラカサさしてゆく 作者:江國 香織 新潮社 Amazon ともに時代を歩んできた80代の男女3人が大晦日の夜一緒に命を絶った 残された者たちはそれぞれに彼らのことを思い怒り悲しみ戸惑い自分を顧みそして他の残された者たちに少し関心を寄せる 3人…

182冊め 「古本食堂」 原田ひ香

古本食堂 作者:原田 ひ香 角川春樹事務所 Amazon (古)本屋・本のエピソードとか食べ物を絡めてとかは最近のはやりのようでそれぞれ特徴があって面白いなと思う反面 またこれかと思う場合もあるのだけれど 亡くなった兄の古本屋を継いだ珊瑚さんの想いやも…

181冊め 「五つの季節に探偵は」 逸木裕

五つの季節に探偵は (角川書店単行本) 作者:逸木 裕 KADOKAWA Amazon 人の本性を暴かずにはいられない たとえ友人を失っても旅先での心地よい出会いをぶち壊しても我が身を危険にさらしても それはもう業のようなものだろうか 大人になって結婚して子供を生…

180冊め 「夢も見ずに眠った」 絲山秋子

夢も見ずに眠った。 (河出文庫 い 40-4) 作者:絲山 秋子 河出書房新社 Amazon 大学の同級生で銀行に就職して順調に出世している妻とドロップ・アウトして妻に“養われている”状況の夫 妻の単身赴任の際に妻の実家に妻の両親とともに残る選択をする 現実的なよ…

179冊め 「異国トーキョー漂流記」 高野秀行

異国トーキョー漂流記 (集英社文庫) 作者:高野秀行 集英社 Amazon 若き日の高野氏が様々な事情で日本に来ている外国の人から言葉を習ったり 就職を斡旋したり(失敗する)恋愛の後押しをしてもらおうとしたり(これも失敗する) 旅行したり結婚式に出たり(…

スタレビライブ@狭山

20日の日曜日は10月から始まったスタレビのブギウギワンダーレビューを見に大阪狭山へ行ってきた VOHさんが病気で半年ほど欠席ということでどうなるのかと心配していたけどこう来るか!?と 色々工夫してあって逆にVOHさんの不在をときに強く感じる 早く…

178冊め 「飛び立つ季節」 沢木耕太郎

飛び立つ季節 :旅のつばくろ 作者:沢木 耕太郎 新潮社 Amazon コロナ下でなかなか旅が自由にできない中仕事での旅先の少しの時間一人旅で列車にのり また江戸時代の散策記の道のりを徒歩でたどり3万歩以上を歩くなど 様々な旅の記録 その旅はいつも自由だ

177冊め 「ハロー・グッドバイ 東亰バンドワゴン」 小路幸也

ハロー・グッドバイ 東京バンドワゴン (集英社文芸単行本) 作者:小路幸也 集英社 Amazon 東亰バンドワゴン17作目?年一ペースかと思っていたけどもうちょっとたくさん出ているのね 今回はあまり大きな事件もなくやや淡々とした1年 帰去来という感じだね …

4回目の副反応がきつかった話

土曜日にコロナワクチン4回目を打ってきた モデルナBA1だった 寝ている間にだんだん熱が上がってきている感じがして38.8度でカロナールを2錠 関節痛い筋肉も痛い 朝になれば下がっているかと思ったら37.7度 ダルダルのねむねむで布団でゴロゴロい…

176冊め 「悪魔を憐れむ」 西澤保彦

悪魔を憐れむ (幻冬舎文庫) 作者:西澤 保彦 幻冬舎 Amazon タックシリーズ新刊が出ているのにずっと気づいていなかった 最近は腕抜き探偵を西澤氏の代表作と評することもあるようだけどそっちも好きだけどやっぱり一番はタックシリーズだ 少ない要素からああ…

175冊め 「腰痛探検家」 高野秀行

腰痛探検家 (集英社文庫) 作者:高野 秀行 集英社 Amazon 辺境探検家が腰痛になった 整体鍼灸整形外科カリスマ治療師運動療法果ては心療内科などなど 数々の治療法のジャングルに迷い込んで道を見失いそうになりながら最後に見出したのは?? 完治とはいかな…

174冊め 「新しい星」 彩瀬まる

新しい星 (文春e-book) 作者:彩瀬 まる 文藝春秋 Amazon 大学の合気道部で同期だった男女4人 その後の人生でそれぞれ躓きや辛い出来事がありそのそれぞれに踏み込みすぎずそっと寄り添い互いの支えとなる なんか本当にこんな良い人間関係存在するのかな?と…

173冊め 「幻視者の曇り空」 織守きょうや

幻視者の曇り空 ―― cloudy days of Mr.Visionary 作者:織守 きょうや 二見書房 Amazon 人に触れると時にその人物に関する不穏な映像が見えてしまう そんな特異な能力ゆえ人との関わりを避けてきた青年久守がたまたま殺人の現場を幻視してしまったため 証拠を…

172冊め 「クララとお日さま」 カズオ・イシグロ

クララとお日さま 作者:カズオ イシグロ 早川書房 Amazon クララというAI搭載のロボットが子供(ジョジー)のお友達としてあてがわれる 子どもたちには向上処置という一種の処理が行われそれを拒否する人もいる 世界は分断されジョジーの父親も世界から弾か…

171冊め 「龍神池の小さな死体」 梶龍雄

梶龍雄 驚愕ミステリ大発掘コレクション1 龍神池の小さな死体 (徳間文庫 トクマの特選!) 作者:梶龍雄 徳間書店 Amazon Twitterでやたらとお薦めが流れてきたので未知の作家さんだったけど読んでみた(表紙が美しいし) 40年以上前の作品だけに色々古さも…

170冊め 「鈴の神さま」 知野みさき

鈴の神さま (だいわ文庫) 作者:知野 みさき 大和書房 Amazon 田舎町の小さな社の鈴を守る神様 長い時間の中に神さまを見て交流できる人がたまに現れる 特にどんな事件も起こらない ただ愛らしい神さまと静かな時間を過ごすだけ 心がホッとするお話

169冊め 「探偵は御簾の中 鳴かぬ蛍が身を焦がす」 汀こるもの

探偵は御簾の中 鳴かぬ螢が身を焦がす (講談社タイガ) 作者:汀こるもの 講談社 Amazon 旦那様の活躍の陰に奥様の名推理 でもこの奥様物語になぞらえて駆け落ちごっこや攫われてみたりとお騒がせ 色々ドタバタがあってやや訳がわからなくなりそうなところで最…

168冊め 「むらさきのスカートの女」 今村夏子

むらさきのスカートの女 (朝日文庫) 作者:今村 夏子 朝日新聞出版 Amazon 芥川賞受賞作らしい作品だなと 文章は読みやすく派手な事件はないけれど引き込まれる でも正直な感想としては人間ってみんなちょっとづつ気持ち悪いな。です

167冊め 「ばけもの好む中将 十一」 瀬川貴次

ばけもの好む中将 十一 秋草尽くし (集英社文庫) 作者:瀬川 貴次 集英社 Amazon 秋草尽くしというサブタイトルだけあって秋の草花の名のついた短編集 表立った動きはなく色々これから起こることを予感させるけど中将も宗孝も悩みを抱え込んでスッキリしない…

166冊め 「四国辺土」 上原善広

四国辺土 幻の草遍路と路地巡礼 (角川書店単行本) 作者:上原 善広 KADOKAWA Amazon 著者の「断薬記」に睡眠薬依存から脱却するために八十八ヶ所歩き遍路の旅に出るみたいな記述があったけどこれがそれなのね 霊場を回るというよりは遍路道沿いにある路地を訪…

165冊め 「火車」 宮部みゆき

火車 (新潮文庫) 作者:みゆき, 宮部 新潮社 Amazon 20数年前発売当時に一度手に取っていたけどなんとなく挫折して以来気にかかりつつ過ごしてしまった だいたい宮部みゆきをそこまで読んでいないのだけれど 休職中の刑事が遠縁の男性の頼みで失踪した婚約…

164冊め 「万感のおもい」 万城目学

万感のおもい 夏葉社 Amazon カラフルな装丁横長のちょっと変わった判型がかわいい 万シリーズ(『ザ・万歩計』『ザ・万遊記』『ザ・万字固め』)と続いているけどタイトルイメージの変化とともに 内容もちょっとしみじみさせるものが多い気がする 大人にな…

163冊め 「スリーピング事故物件」 西澤保彦

スリーピング事故物件 作者:西澤保彦 コスミック出版 Amazon 思えば最近よく見かける特殊設定モノ先駆けはやはりこの人なのだよなぁ 21年前に殺害された被害者と遺品のワープロを介して交信ができてしまい更に他の事件の情報も関係者から入手できてしまう …

162冊め 「猫に教わる」 南木佳士

猫に教わる 作者:南木 佳士 文藝春秋 Amazon 私小説作家というのは今や絶滅危惧種なのだろうか 破滅型でも火宅でもなく医業と文学を深め心を病み立ち直り謙虚に生きる もう小説は書かないようなことを仰るがもう何冊か(長編でなくてもいいので)読みたいも…

161冊め 「薔薇の中の蛇」 恩田陸

薔薇のなかの蛇 作者:恩田陸 講談社 Amazon 再読するには間が短すぎかなと思ったけれどすでに色々忘れていて自分でもびっくり わかっていてやりての理瀬が自分はまだまだって反省するところがいじらしい でもちゃんとやることはやる アーサーは結局何なのか…

160冊め 「祝祭と予感」 恩田陸

祝祭と予感 (幻冬舎文庫) 作者:恩田陸 幻冬舎 Amazon 「蜜蜂と遠雷」のスピンオフ短編集(再読) あらためて読むと「袈裟と韃靼」はしみじみしてて良いなぁ あと「竪琴と葦笛」もマサルの強かさとナサニエルの可愛らしさと二人の相性の良さに思わず笑ってし…

159冊め 「リアルの私はどこにいる?」  森博嗣

リアルの私はどこにいる? Where Am I on the Real Side? WWシリーズ (講談社タイガ) 作者:森博嗣 講談社 Amazon WWシリーズ6冊め 今作は難しいというか地味め 銃撃シーンも乱闘シーンも控えめだしグアトとロジの関係もちょっと落…

158冊め 「学園の魔王様と村人Aの事件簿」 織守きょうや

学園の魔王様と村人Aの事件簿 作者:織守きょうや KADOKAWA Amazon 完璧優等生で近寄りがたい御崎くんとオタクでラノベ好きな山岸くん 村人Aを自認して臆面もなく御崎くんをかっこいいと言えちゃう山岸くんの魅力にクールな御崎くんもやられちゃうんだな。 爽…

157冊目 「菜の花食堂のささやかな事件簿 裏切りのジャム」 碧野圭

菜の花食堂のささやかな事件簿 裏切りのジャム (だいわ文庫) 作者:碧野圭 大和書房 Amazon 夫のダイエットに悩む妻の本音捨て犬を保護する話納品したジャムへの苦情仲の良い息子夫婦との同居を拒む姑 そして優希の恋? 靖子先生の推理が冴える

156冊目 「早朝始発の殺風景」 青崎有吾

早朝始発の殺風景 (集英社文庫) 作者:青崎有吾 集英社 Amazon とある私鉄沿線の高校生たちに起こる出来事の中に潜む謎を解きほぐしていく 青春ではあるけれど重すぎもめんどくさ過ぎもせずきれいな解決に導かれていくのは気持ち良い