歩道橋シネマ(新潮文庫) 作者:恩田陸 新潮社 Amazon 恩田陸は何度読んでも面白いなぁ。とは言えかなりすっきりと忘れてしまっていたのだけれど。 すでに発表された作品のスピンオフとかこれから長編に育っていくだろう作品とかもいくつか。 とはいえいつに…
うちのベランダでも咲いているんだけどね。 今年は紫陽花は不調。 遠州森町 光照寺(桔梗寺)蓮もあり 極楽寺 (あじさい寺) 平日だったからもっと閑散としているかと思ったけどそこそこの人出だった。 子連れママ友とか子連れママとその両親とか私達みたい…
赫衣の闇 物理波矢多シリーズ (文春e-book) 作者:三津田 信三 文藝春秋 Amazon 物理波矢多シリーズ これもホラーとミステリのハイブリッド 終盤刀城言耶がちらりと登場。ちょっと会話を交わしてすれ違うだけの出演だけどこの二人同時代人だからいつか共演が…
エレジーは流れない 作者:三浦しをん 双葉社 Amazon かつてはそこそこ栄えたけれど今は寂れてしまった観光地に暮らす高校生。 家庭環境将来への不安色々ありつつ友人たちとつるんだり心配したりされたり。 こんな奴はいないよと思うのに何処かで繰り広げられ…
影踏亭の怪談 作者:大島 清昭 東京創元社 Amazon ミステリとホラーのハイブリッド ミステリ部分の謎は解けても怪異の謎は残る。 実話怪談作家が怪異と人的事件を切り分ける。
姉の島 作者:村田 喜代子 朝日新聞出版 Amazon 引退した海女の老女が同じく引退海女たちと海図を作ったり妊娠した孫の嫁と語らったり かつて海で死んだ霊と交わったり沈んだ潜水艦を見たり。 アワアワとした日常と不思議な世界を行きつ戻りつしている。 結末…
ヒトコブラクダ層ぜっと(下) 作者:万城目 学 幻冬舎 Amazon 活劇があってハラハラドキドキして三つ子の絆と銀亀三尉との信頼が熱い。 怒涛の勢いで大団円かと思いきやその後の展開でえっ?は?へ? これが万城目ワールドなのね。全作読んでるわけじゃないけ…
ヒトコブラクダ層ぜっと(上) (幻冬舎単行本) 作者:万城目学 幻冬舎 Amazon 梵天梵地梵人という三つ子の奇妙な能力。そのなんの役に立つのかわからない能力が駆使される展開。 狭い倉庫から始まって砂漠の果まであれよあれよと連れて行かれてまだ何もわかっ…
今回大阪に行くにあたってふと思い立って娘一家と息子を誘ってみた。 1日目2家族別々に大阪に向かう。鶴橋着で私は大阪城公園に向かい旦那と息子は万博公園に行くと言っていた。 娘一家は別ルートで大阪観光をして夜ホテルで集合。 ああいうの民泊っていう…
11日土曜日はスターダスト・レビュー東西合わせて108曲ライブを見に大阪城ホールへ行ってきた。 4日のさいたまスーパーアリーナは配信で見ていたのだけれど58曲(!)中50曲は違う曲ということで大変聴き応えのあるライブだった。 それでもなおこ…
中野のお父さんの快刀乱麻 作者:北村 薫 文藝春秋 Amazon 円紫さん然りなんだけど博覧強記で何でも覚えていてあっちのものとこっちのものをするりと結びつけたり新しい解釈をしたりできる人って本当にいるの?リアリティないんじゃない?なんて思っちゃうけ…
建築史探偵の事件簿 新説・世界七不思議 作者:蒼井 碧 宝島社 Amazon 柄刀一か高田崇史かっていうくらいうんちく満載。 バビロンの空中庭園とかクフ王のピラミッドとかアレキサンドリアの大灯台とか。 謎はいくらでもつながっていく。 世界の奥は深い。
藤井聡太の軌跡 ~400年に1人の天才はいかにして生まれたか~ (マイナビ新書) 作者:鈴木 宏彦 マイナビ出版 Amazon また藤井本。藤井聡太とタイトルに入ると売れるんだろうな。まぁ人のことは言えないが。 ほんの1年前に出版された本なのにこの時点で2冠。今…
虚魚 (角川書店単行本) 作者:新名 智 KADOKAWA Amazon 怪談師三咲は体験した人が死ぬ怪談を探していて一緒に暮らすカナちゃんは呪いか祟りで死にたいと願っている。 二人が釣り上げた人が死ぬ魚の話を追ううちに川を遡りいくつもの怪談を拾い集める。 怪異は…
男ふたりで12ヶ月ごはん 作者:椹野 道流 プランタン出版 Amazon タイトルからして「昨日何食べた?」的な話かと思ったらもうちょっと外食も多いし生活感は少なめ。 椹野作品だけどBLではない。でもなんかすごいラブラブ感は漂う。 まぁ同性でも異性でも美…
たまごの旅人 作者:近藤 史恵 実業之日本社 Amazon 新米添乗員が主人公の連作集 そうだよね、海外旅行の添乗員だって初めての時があるんだよね。 無神経威圧的身勝手なお客さんに対しても笑顔で対応しなきゃいけないのは大変。 そして お客さんたちにもそれ…
今日は岐阜県博物館へ郡司芽久さんの講演を聞きに行ってきた。 「キリン解剖記」の作者さんでバリバリのキリン専門家だ。 先生仕事もされているのか聞きやすくわかりやすいお話だった。 小学生から中高年まで最後の質問コーナーも活発で回答もリラックスした…
もしも人食いワニに噛まれたら! 作者:福田 雄介 青春出版社 Amazon オーストラリア在住の和に研究者による知られざるワニの生態。ほぼすべての種が絶滅危惧種であるワニの保護と人間との共存について。 ワニ愛にあふれるこの本を読めばワニが大好きに。。。…
跡を消す 特殊清掃専門会社デッドモーニング (ポプラ文庫) 作者:前川ほまれ ポプラ社 Amazon クラゲのようにふらふら漂い生きてきたフリーター青年航がふとしたきっかけで特殊清掃のアルバイトをすることになる。 体にも心にもきつく軽い気持ちで続けられる…
難事件カフェ2~焙煎推理~ (光文社文庫) 作者:似鳥 鶏 光文社 Amazon シリーズ2作目が知らぬ間に出ていた。もう2年も前。 コーヒーが美味しそうでスイーツが美味しそうで謎がちょっといやらしくて推理が見事。弟智が警察をやめた事情もお兄ちゃんが推理す…
米澤屋書店 (文春e-book) 作者:米澤 穂信 文藝春秋 Amazon 大量の本(ミステリ)が紹介されている。残念ながらほとんど読んでいない。 米澤氏の文章は大好きだ。生真面目そうででもユーモアと稚気があってクスリとさせてくれる。 小説とはまた一味違ったこの…
月夜の羊 紅雲町珈琲屋こよみ 作者:吉永 南央 文藝春秋 Amazon 次が出るのを楽しみにしているシリーズではあるのだけれど実は内容をあまり強烈には覚えていない。 それはそれで繰り返し楽しめるのだけれど 久美ちゃんと一ノ瀬さんはまだ一波乱はありそうだな…
忌名の如き贄るもの 作者:三津田信三 講談社 Amazon タイトルからも分かる通り刀城言耶シリーズ。 因習の田舎町で起こる儀式のさなかに起こる殺人。 いつものことなんだけど難読の人名や地名が覚えられなくてそのたびに立ち止まる。その人名地名が怪しさを増…
7.5グラムの奇跡 作者:砥上 裕將 講談社 Amazon 眼科で働く新米視能訓練士野宮恭一。不器用だけどまっすぐで努力家。 緑内障や認知症(は眼科の範疇じゃないけど)など改善しない病気は切ないけれど悪い人嫌な人が出てこず温かく爽やかな気持ちになれる。
海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~ 作者:田島 木綿子 山と溪谷社 Amazon ニュースなどで時々見かけるクジラやイルカが海岸に漂着することをストランディングと言うそうだ。 年間300件ほどの海獣類が漂着し連絡があれば…
アフター・サイレンス (集英社文芸単行本) 作者:本多孝好 集英社 Amazon 対犯罪被害者カウンセラーの高梨唯子は犯罪加害者家族だった。 自分に落ち度はないのに世間から非難される憤りと被害者に対する罪悪感。 やりきれない結末なのに少し希望を感じる。
おはしさま 連鎖する怪談 作者:三津田 信三,薛西斯,夜透紫,瀟湘神,陳浩基 光文社 Amazon 箸をテーマにしたリレー小説。 一話ずつほぼ独立した中編小説だけど前の作品の設定や登場人物をうまく組み込んでいてどうやって作っていったんだろうと感心する。 メタ…
ショローの女 (単行本) 作者:伊藤 比呂美 中央公論新社 Amazon 子どもを育て手を離した後も気にかけ親を送り夫を看取り一人日本で犬猫植物そして学生たちを気にかける。 ザ・女の人生を生きているなぁ。 好きなように生きて人は奔放と呼ぶかもしれないけれど…
追憶の烏 八咫烏シリーズ (文春e-book) 作者:阿部 智里 文藝春秋 Amazon 「楽園の烏」がなぜああいうことになっていたのかの裏側が少し語られる。 そしてあぁ、こんなことに・・と嘆息 雪哉、どうにも幸せになれそうもない。
昨夜はスタレビライブを見にセンチュリーホールへ。 このツアー6公演目の参加。記念すべき100公演目。どこで見ても楽しかったけどやっぱり地元はちょっと格別。 2列目だったから喜び勇んで行ったら実質最前列で手が届くんじゃないっていう。そのせいもあった…