2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

71冊目 「陰陽師 烏天狗ノ巻」 夢枕獏

陰陽師 烏天狗ノ巻 (文春e-book) 作者:夢枕 獏 文藝春秋 Amazon 何十年と続くシリーズの二人の変わらぬ関係や 敵役がインフレ化していくこともなく清明と博雅(時に道満)が ちゃんと収まるところに収めてくれるところにほっとする

70冊目 「無人島研究と冒険、半分半分。」 川上和人

無人島、研究と冒険、半分半分。 作者:川上和人 東京書籍 Amazon 2007年と2017年2回の南硫黄島での学術調査の記録 とはいえバード川上面白く読みやすく分かりやすい 人の影響がほとんどない南硫黄島だが周辺の小笠原列島や火山列島での変化が影響し…

69冊目 「鈍色幻視行」 恩田陸

鈍色幻視行 (集英社文芸単行本) 作者:恩田陸 集英社 Amazon 2度の映画化とん挫で呪われた小説と言われる「夜果つるところ」とその作者飯合梓 映画の関係者や作品と作者に取り憑かれた人々が集う豪華客船の旅 それぞれの人がこの作品と作者に見ていたものとは…

68冊目 「フェミニスト紫式部の生活と意見」 奥山景布子

フェミニスト紫式部の生活と意見 ~現代用語で読み解く「源氏物語」~ (集英社学芸単行本) 作者:奥山景布子,中島花野 集英社 Amazon その時代時代の考えや風習を今の視点で断罪するのが正義だとまでは思わないけど 源氏物語のあり様がどうも面白くないのは現…

67冊目 「シェニール織とか黄肉のメロンとか」 江國香織

シェニール織とか黄肉のメロンとか 作者:江國 香織 角川春樹事務所 Amazon 長い付き合いの三人の友情 大学時代からの付き合いで三人の立場はそれぞれになってしまったけど 迷惑をかけたりかけられたりちょっと怒ったり呆れたり 軽んじたり羨んだり 重たいよ…

66冊目 「きたきた捕物帖」 宮部みゆき

きたきた捕物帖 (PHP文芸文庫) 作者:宮部 みゆき PHP研究所 Amazon 半人前だが気持ちの真っ直ぐな少年が周りの大人の助けを借りつつ自分で考えて成長していく いつの日か亡くなった親分の後を継ぐ岡っ引きになるのか その時もう一人のきたさん喜多次との関係…

65冊目 「星合う夜の失せもの探し」 森谷明子

星合う夜の失せもの探し 秋葉図書館の四季 作者:森谷 明子 東京創元社 Amazon 秋庭図書館シリーズ 図書館を訪れる人たちの抱える謎を図書館員が解きほぐす なんだかなぁという人はいても悪意ある人は出てこない ほんわか系日常の謎

6月9日  東山植物園

年パスが買ってあるので園内をほんの一周 1時間ほど歩いて6000歩強 今日も紫陽花 前回来た時気になっていた泰山木 一本だけまだ咲いていた

6月8日 紫陽花寺

稲沢 海性寺にて

64冊目 「鵺の碑」 京極夏彦

鵼の碑 【電子百鬼夜行】 作者:京極夏彦 講談社 Amazon 関口 木場 益田 榎木津 更に京極堂もそれぞれの事情で日光にやって来る 一見無関係そうなそれぞれの事情が徐々にピースが重なり合ってくる 長い話なのに京極堂最後に一気に落としてしまうなぁ 榎さんの…

63冊目 「はい、総務部クリニック課です」 藤山素心

はい、総務部クリニック課です。この凸凹な日常で (光文社文庫 ふ 30-9) 作者:藤山素心 光文社 Amazon 凸と凹強みと弱み それは裏表の存在 どちらと評価するのは周り 大人も子供もあるがままの自分を受け入れて良い 難しいけどね 温かい

62冊目 「神と黒蟹県」 絲山秋子

神と黒蟹県 (文春e-book) 作者:絲山 秋子 文藝春秋 Amazon 連作短編集になるのかな? 地味な地方都市黒蟹県に暮らす人々とそこに紛れ込む神 神と言っても何でもできるわけではなくでもそこそこの力はあって 半知半能とはよく言ったものだ 最後の章の狐が良い…

61冊目 「それでも旅に出るカフェ」 近藤史恵

それでも旅に出るカフェ 作者:近藤 史恵 双葉社 Amazon コロナ下で皆がピリピリしたり自粛だのステイホームだの言っていた時期 女たちにかかる圧力や困難を美味しいお菓子でそっと押し戻してほしい

気持ちのギアを切替える時

ハハの口の中のデキモノを施設に出入りの歯科医さんに指摘されて 日赤に紹介状持って受診したのが10日ほど前 昨日検査結果を聞きに行ってきた まぁ想像はしていたけれど想像以上にシビアな話だった また10日後に今度は兄と一緒に病院に行く