52冊め 「ピエタ」 大島真寿美

 

18世紀のベネチア 

孤児院ピエタで音楽の才能のある子どもたち合唱合奏の娘たちの指導をするビバルディ

史実に基づいたフィクション

ビバルディに引き寄せられた少女たちの生きていく力

最初からいくつもの謎が現れて結局それが明らかに解明されることはなく

ただ仄めかされるだけなのだけれど

それよりもただ彼女たちの気高さが静かに提示される

 

 

母の日

娘から紫陽花の鉢をもらった

満面の笑みで体に対して大きな鉢を抱えて走って来る孫の姿は尊い

うちのベランダの紫陽花はまだこんなん