聞き書き的実話怪談集。
「残穢」と比べるとじわじわくる怖さはないけれど短い話が次々に語られる百物語的興味は惹かれる。
どんなことにも慣れていくものではあるけれど
愛知県の休校は5月末まで延長だそうだ、ちらっと見ただけだけど名古屋市は3ヶ月とか書いてあったから6月までっていうことなの?
今うちには学校に行っている年頃の子がいないけどこれってどう考えても大変なこと。
いっそ2020年度は失われた一年として進学も進級もせず来年度に持ち越すっていうのはどうよと馬鹿げた夢想をする。
でもさみんな薄々気づいていない?
今の緊急事態自粛である程度感染の拡大が治まったとしてもコロナウィルスがどこかに消え去るわけじゃない。
人が集まったり活動が活発になればまたどこかでクラスタは発生する。
でもいつまでも今みたいな自粛を続けていくわけにはいかないよね。どこで線を引くんだろう?
昔読んだ小松左京だったかな?電気を喰う地球外生命がやってきて地球上で発生する電気をことごとく喰い尽くす。
喰い尽くして立ち去ったかと思って人類がまた電気活動を始めるとどこからともなくまた現れる。
ついに人類は馬車の時代まで逆戻り。でもそれもまた悪くないさ、稲妻が見られなくなったのは寂しいけどな。という結末だったかと。
それもまた悪くないという世界に私達はたどり着けるのだろうか?その時何を手放さなきゃいけないんだろうか?