2020-01-01から1年間の記事一覧

音市音座 第一夜

www.tokai-tv.com 毎年行ってる音市音座。今年が10年目なんだそうだ。 残念ながら無観客配信になってしまったけれど名古屋までやって来ての公演。 皆数カ月ぶりに新幹線に乗ったとか。今年初めてのライブだとか。。。 今日の出演は吉田山田・藤井フミヤ・KAN…

115冊目 「月虹の夜市」 折口真喜子

月虹の夜市 (日本橋船宿あやかし話) 作者:折口 真喜子 発売日: 2019/01/21 メディア: 単行本 シリーズ2作目。 特に大きな事件が起きるわけでもなく淡々と怪しいもの不思議なことがやって来ては去っていく。 温かい人情もありでもベタベタせず。父親甚八の来…

114冊目 「急な青空」 南木佳士

急な青空 (文春文庫) 作者:南木 佳士 発売日: 2006/03/10 メディア: 文庫 うつ病を患い多くのものを手放してしかしまたそこから得るものも多く厳しい日々を生き抜いた後に大きく息をつき家族や自然に目を向ける日々。 9月は黄昏の国へと繋がっている ふと10…

113冊め 「図書室のバシラドール」 竹内真

図書室のバシラドール 作者:竹内真 発売日: 2020/03/18 メディア: Kindle版 シリーズ3作目。 なんの展望もなく働き始めた高校の図書室、2年目の夏には司書資格を取るため通信教育を受け始めたり図書委員たちとビブリオバトルを開催したり生徒たちの諍いを発…

112冊め 「落葉小僧」 南木佳士

落葉小僧 (文春文庫) 作者:南木 佳士 メディア: 文庫 南木氏が鬱やパニック障害を発症するより前の作品だと思うのだけれど元々がそう晴れやかなタイプの作品を書く方ではなかったのですね。好きですが。 魚釣りに絡めて人生の哀しみを語るとでも言いましょう…

111冊目 「子育てとばして介護かよ」 島影真奈美

子育てとばして介護かよ 作者:島影 真奈美,川 発売日: 2019/09/13 メディア: 単行本 これまたネットでの連載の書籍化本。この続きを現在進行系でネットで読んでいる。 でもネットで週一読むのと活字で読むのってやっぱり違うんだなぁ。 図らずも認知症義父母…

110冊目 「タイトルはそこにある」 堀内公太郎

タイトルはそこにある (ミステリ・フロンティア) 作者:堀内 公太郎 発売日: 2018/05/31 メディア: 単行本 編集者K島氏(よく聞く名前)に出されるお題に応えた5篇。 なかなかなムチャ振りでこれは千本ノックなのか?と 舞台で実際に上演できることをイメージ…

109冊目 「逢魔が刻」 西澤保彦

逢魔が刻 腕貫探偵リブート 作者:西澤 保彦 発売日: 2019/12/20 メディア: 単行本(ソフトカバー) 腕貫さんはは殆ど出てこず主にユリエさんの推理が展開される。 お見合い顛末記が面白かったかな? 今週のお題「暑すぎる」 とにかく暑くてベランダに出るの…

108冊目 「今昔百鬼拾遺 鬼」 京極夏彦

今昔百鬼拾遺 鬼 (講談社タイガ) 作者:京極夏彦 発売日: 2019/04/18 メディア: Kindle版 美人で賢くて人気者ではあるのだけれど本編では影が薄い京極堂の妹中禅寺敦子が主人公というか聞き役? 事件は勝手に起きて勝手に進み勝手に解決する。京極堂たちはど…

107冊目 「べらぼうくん」 万城目学

べらぼうくん 作者:学, 万城目 発売日: 2019/10/11 メディア: 単行本 作家万城目学ができるまで。 浪人・大学生時代から就職して作家になるために会社をやめた無職時代まで。 必死ではあったのだろうけれど語られるとどこかのどかでのほほんとしたデビュー前…

106冊目 「オーパーツ 死を招く至宝」  蒼井碧

オーパーツ 死を招く至宝 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) 作者:蒼井 碧 発売日: 2019/01/10 メディア: 文庫 オーパーツ(古代にその次代の技術では作ることが不可能であった 遺物)鑑定士を自称する大学生(相当胡散臭い)と彼とうり二つな同級生。 …

105冊目 「山中静夫氏の尊厳死」 南木佳士

山中静夫氏の尊厳死 (文春文庫) 作者:南木 佳士 発売日: 2004/02/10 メディア: 文庫 末期の肺癌患者と著者の分身である医師の死と死を前にした心残りを巡るやり取り。 多くの死と向き合いすぎて鬱を発症した著者の患者への向き合い方、一方で自分自身へのぞ…

104冊目 「鶏肉以上、鳥学未満。」 川上和人

鳥肉以上,鳥学未満. 作者:川上 和人 発売日: 2019/02/20 メディア: 単行本 日々の食卓に登る鶏肉を語って鶏を解剖し他の鳥と比較する。 相変わらず饒舌、比喩がマニアック(時々わからない) お弁当 数年前までは年の割に歯が丈夫なのが自慢だったハハだが…

103冊め 「鉄童の旅」 佐川光晴

鉄童の旅 作者:佐川 光晴 発売日: 2014/02/06 メディア: 単行本 5才以前の記憶がなく養護施設で育った天涯孤独だった青年。 鉄道検査技師で鉄道マニアで妻にまもなく子供が生まれる。 彼の失われた記憶と鉄道への愛を巡る旅。 そして帰る場所は新しい自分の…

102冊め 「ディレイ・エフェクト」 宮内悠介

ディレイ・エフェクト 作者:悠介, 宮内 発売日: 2018/02/07 メディア: 単行本 2020年の東京に昭和20年が重なり合って進行していくそれぞれの日常。 そして東京大空襲の日が迫る。 表題作と一人のメンバーの死によって崩壊したバンドの記憶をたどる空蝉…

101冊目 「居酒屋ぶたぶた」 矢崎存美

居酒屋ぶたぶた (光文社文庫) 作者:矢崎 存美 発売日: 2017/09/22 メディア: Kindle版 あまりにたくさんありすぎて読んだか読んでないかわからなくなりつつあるぶたぶたシリーズ。 出版順に読んでるはずなんだけど?と思ったらやっぱり読んでいた。 タイトル…

100冊目 「着物憑き」 加門七海

着物憑き (集英社ノンフィクション) 作者:加門七海 発売日: 2020/01/31 メディア: Kindle版 怪談作家による着物愛。着物やそれにまつわる小物に人格(?)を認め意思を感じる。 まぁ、そこから怪談話が派生したりもするのだけれど。。 着物に関する蘊蓄も色…

99冊目 「緑の庭で寝ころんで」 宮下奈都

緑の庭で寝ころんで 作者:宮下 奈都 発売日: 2017/12/08 メディア: 単行本(ソフトカバー) 北海道の大自然の中に1年間家族留学したことや子どもたちの成長旦那さんのこと本屋大賞受賞前後など人気作家の日常と胸の内。 作品をそう読んでいるわけではないけ…

98冊目 「食堂のおばちゃん」 山口恵以子

食堂のおばちゃん (ハルキ文庫) 作者:恵以子, 山口 発売日: 2016/12/01 メディア: 文庫 夫亡き後姑と二人で仲良く下町の食堂を営む。 ご近所さんや常連さんとのやり取りや美味しそうな料理、踏み込みすぎない関係。 温かくて良い話。

97冊目 「駒音高く」 佐川光晴

駒音高く 作者:佐川 光晴 発売日: 2019/03/01 メディア: Kindle版 将棋を愛し将棋に愛された者たちのお話。 奨励会手前絵を駆け上りまた夢破れていく子どもたち。 将棋会館の掃除のおばちゃんクモ膜下出血に倒れたベテラン棋士棋士になれなかった新聞記者。 …

96冊目 「幽霊たち」 西澤保彦

幽霊たち 作者:西澤 保彦 発売日: 2018/09/20 メディア: 単行本 登場人物が多くて入り組んでいるし話者が途中で入れ替わったりしてちょっと入り込み辛いけど話としては結構西澤氏の得意分野。 ところで奥さんを亡くしてアルコール依存の栄養失調と脱水症で病…

95冊目 「魔偶の如き齎すもの」 三津田信三

魔偶の如き齎すもの 作者:三津田 信三 発売日: 2019/07/11 メディア: 単行本 このタイトル一発変換したGOOGLE日本語さんちょっとすごくないですか? 刀城言耶シリーズの短編集。 短編だから畳み掛けるようなところはちょっと薄いんだけどその分仮説を出して…

94冊目 「アンド・アイ・ラブ・ハー」 小路幸也

アンド・アイ・ラブ・ハー 東京バンドワゴン (集英社文芸単行本) 作者:小路幸也 発売日: 2019/05/31 メディア: Kindle版 老いや死も取り入れつつ読者を嫌な気分にさせないこのシリーズ 前作あたりから新たに加わったメンバーがこれからどんなふうに関わって…

93冊め 「夢見る帝国図書館」 中島京子

夢見る帝国図書館 作者:京子, 中島 発売日: 2019/05/15 メディア: 単行本 上野公園で知り合った奇抜で自由な老女喜和子さん。 小説家志望の私は喜和子さんに帝国図書館が主人公の小説を書くように促される。 喜和子さんやその周辺の人達との交流と「夢見る帝…

92冊め 「介護のうしろからがんが来た!」 篠田節子

介護のうしろから「がん」が来た! 作者:篠田 節子 発売日: 2019/10/04 メディア: 単行本 介護のうしろというか介護まっ最中にがんが突っ込んできたという話。 冷静に客観的にでもユーモアも交えての現状分析は頼もしく面白い。 無理筋の認知症母とのやり取り…

91冊目 「私日記10 人生はすべて道半ば」 曽野綾子

私日記10 人生すべて道半ば (私日記 10) 作者:曽野 綾子 発売日: 2019/10/17 メディア: 単行本(ソフトカバー) 日々の静動を追いかけたいほどファンなわけじゃないのですよ、本当に。 発言内容も結構首を傾げるものが多いし。ジョークとして記されているこ…

90冊目 「私日記9 歩くことが生きること」 曽野綾子

私日記〈9〉歩くことが生きること (私日記 9) 作者:綾子, 曽野 発売日: 2017/05/01 メディア: 単行本 曽野綾子氏のファンというわけではないしその思想に共感もあまり抱いていないのだけれど。 体調に不具合を感じながらも夫三浦朱門を送り、人生の仕舞い方…

こんな風で良いのでしょうか?

穴ごもり生活をしている間にhx2さんからブログバトンなるものを頂いていました。 すみませんなんの事やらさっぱりわかっておりません。 でもせっかくのご縁なので以下に。 ハンドルネーム あちゃ は名前をちょっといじったもの 年齢 は今年還暦を迎えました…

89冊目 「嵯峨野花譜」 葉室麟

嵯峨野花譜 (文春文庫) 作者:麟, 葉室 発売日: 2020/04/08 メディア: 文庫 訳あって父母と離れ嵯峨野大覚寺で修行する胤舜は華道の才がありその出生の秘密もあり見に危険の迫る状況に至る場合もある。 花を活けるということを突き詰めようとすること年相応に…

88冊目 「生還」 小林信彦

脳梗塞と2度の骨折による入院手術とリハビリの記録。 本人の記憶が曖昧な部分もあり、また後遺症なのか妄想や幻覚じみた記述や何やらですごくわかりにくい部分がある。 こうして人の心身は少しずつ壊れていってしまうのかなとちょっと悲しくなる。と同時に本…