93冊め 「夢見る帝国図書館」 中島京子

 

夢見る帝国図書館

夢見る帝国図書館

 

上野公園で知り合った奇抜で自由な老女喜和子さん。

小説家志望の私は喜和子さんに帝国図書館が主人公の小説を書くように促される。

喜和子さんやその周辺の人達との交流と「夢見る帝国図書館」と名付けられた作中作が交互に語られていくうちに喜和子さんの人生がじわじわと見えてくる。

母と娘。。とか旧弊な女性観問題とか色々問題提議と受け止める向きもありますが何より読んでいて楽しかった。