日々

108冊目 「新しい世界で」 石持浅海

新しい世界で 座間味くんの推理 作者:石持 浅海 光文社 Amazon 座間味くんシリーズ かつてのハイジャック事件に関わり合った座間味くんと警視庁幹部そこに今回は事件時1歳で人質にされた女性が加わって 酒を飲み美味しいものを食べ不思議な事件を語り合い座…

102冊目 「佐渡の三人」 長嶋有

佐渡の三人 (講談社文庫) 作者:長嶋有 講談社 Amazon 作家の主人公引きこもりの弟古道具屋の父の三人が親族の納骨のために佐渡の一族の墓を訪れる。 道中の会話思い出行動がどこかずれているようで自然なようでわざとなようで。 近くて遠くて踏み込まない家…

100冊目 「世界の美しさを思い知れ」 額賀澪

世界の美しさを思い知れ 作者:額賀 澪 双葉社 Amazon 人気俳優の双子の弟が自殺した。遺書もなく理由もわからない。 弟の思考を追うように旅をする兄。 死者は語らず何を思ってもそれは生者の思考でしかない。 残されたものの悲しみ苦悩怒り。さっぱりと腑に…

99冊目 「罪人よやすらかに眠れ」 石持浅海

罪人よやすらかに眠れ (角川文庫) 作者:石持 浅海 KADOKAWA Amazon 北海道札幌の中島公園近くの高級住宅街にある大きな館。 心に合を抱えた人が惹きつけられるように迷い込む。 迎えるのは謎めいた超絶美形青年北良 訪問者の話を聞くうちに裏に隠された真実…

98冊目 「指切りパズル」 鳥飼否宇

指切りパズル (本格ミステリー・ワールド・スペシャル) 作者:鳥飼否宇 南雲堂 Amazon 動物園のイベントでアイドルユニットの一人がレッサーパンダに指を噛み切られる。 その後関係者に連続して起こる指切断事件更には殺人事件。 動物園の警備員が何故か警察…

91冊目 「歩道橋シネマ」 恩田陸

歩道橋シネマ(新潮文庫) 作者:恩田陸 新潮社 Amazon 恩田陸は何度読んでも面白いなぁ。とは言えかなりすっきりと忘れてしまっていたのだけれど。 すでに発表された作品のスピンオフとかこれから長編に育っていくだろう作品とかもいくつか。 とはいえいつに…

ライブと抱合せで

今回大阪に行くにあたってふと思い立って娘一家と息子を誘ってみた。 1日目2家族別々に大阪に向かう。鶴橋着で私は大阪城公園に向かい旦那と息子は万博公園に行くと言っていた。 娘一家は別ルートで大阪観光をして夜ホテルで集合。 ああいうの民泊っていう…

81冊目 「虚魚」 新名智

虚魚 (角川書店単行本) 作者:新名 智 KADOKAWA Amazon 怪談師三咲は体験した人が死ぬ怪談を探していて一緒に暮らすカナちゃんは呪いか祟りで死にたいと願っている。 二人が釣り上げた人が死ぬ魚の話を追ううちに川を遡りいくつもの怪談を拾い集める。 怪異は…

キリンの首はなぜ長い?

今日は岐阜県博物館へ郡司芽久さんの講演を聞きに行ってきた。 「キリン解剖記」の作者さんでバリバリのキリン専門家だ。 先生仕事もされているのか聞きやすくわかりやすいお話だった。 小学生から中高年まで最後の質問コーナーも活発で回答もリラックスした…

76冊目 「難事件カフェ2」 似鳥鶏

難事件カフェ2~焙煎推理~ (光文社文庫) 作者:似鳥 鶏 光文社 Amazon シリーズ2作目が知らぬ間に出ていた。もう2年も前。 コーヒーが美味しそうでスイーツが美味しそうで謎がちょっといやらしくて推理が見事。弟智が警察をやめた事情もお兄ちゃんが推理す…

66冊目 「立て板に泥水」 深爪

立て板に泥水 作者:深爪 KADOKAWA Amazon ツイッターでよく名前を見かける著者。 最近よくあっるSNS発のエッセイストさんなようだ。 軽妙毒舌。 今週のお題「サボりたいこと」 週3の筈のパートがいつの間にか1日増えて週4になっている。 ジムに行ける日も…

65冊目 「先生、頭突き中のヤギが尻尾で笑っています!」 小林朋道

先生、頭突き中のヤギが尻尾で笑っています! 作者:小林朋道 築地書館 Amazon 相変わらず楽しくて為になる。 写真もかわいい、つい拡大したくなる(電子ではない) きのこへのお絵描き後の反省。先生ほどになってもなお反省できるのすごい。 「もうないだろ…

51冊目 「歌の終わりは海」 森博嗣

歌の終わりは海 Song End Sea (講談社ノベルス) 作者:森博嗣 講談社 Amazon 新シリーズ?なのかな? 加部谷恵美ちゃんや小川さんが出てくるけどそのシリーズというわけでもなさそう。 萌絵さんは一瞬登場。特に見せ場はなし。 ミステリというわけ…

49冊目 「ランチ酒」 原田ひ香

ランチ酒 作者:原田ひ香 祥伝社 Amazon 一人娘を元夫のもとに残して離婚したアラサー女子祥子。 学生時代の友人のつてで始めた見守り屋で子ども老人傷ついた女性勘違い男を深夜から朝まで見守る。 自分の将来娘のこといろいろ悩みは尽きない中少し前向きにな…

47冊目 「別れの夜には猫がいる」 永嶋恵美

泥棒猫ヒナコの事件簿 別れの夜には猫がいる。<新装版> (徳間文庫) 作者:永嶋恵美 徳間書店 Amazon シリーズ3作目を読んでから1.2と読んだけど雛子さんのちょっと危ないくらいののめり込み方は訳ありな過去(多分育ち方)のせいなのかな ということがち…

45冊目 「仕事本」

仕事本 作者:尾崎世界観,町田康,花田菜々子,ハイパーミサヲ,瀧波ユカリ,ヤマシタトモコ,大橋裕之,温又柔,浅生鴨,佐藤文香,清田隆之,川本三郎,高草木陽光,星野概念,轡田隆史,山下敦弘,天真みちる,北村明子,立川談四楼,内沼晋太郎,鏡リュウジ 左右社* Amazon …

副反応

一昨日の15:30にワクチン接種 夜は早めに就寝 夜中腕が痛くて目が覚める。38度 昨日は一日発熱 家にあった解熱剤を6時間おきくらいに飲む 食欲はあんまりなくて水分だけ取る。 今朝は36.9度 平熱っぽいけど私普段は35度台なんだよなぁ。 とは…

38冊目 「沼地のある森を抜けて」 梨木香歩

沼地のある森を抜けて (新潮文庫) 作者:香歩, 梨木 新潮社 Amazon 2度3度読むって大事。 最初に読んだときはいまいちと思ったけど今回はわかったとは言わないけど楽しめた。 ぬか床は拒絶なのか喜びなのか。 粘菌はなにの象徴なのか? ワクチン3回目 コロ…

32冊め 「ニューヨークの魔法は終わらない」 岡田光世

ニューヨークの魔法は終わらない (文春文庫) 作者:岡田 光世 文藝春秋 Amazon ニューヨークの魔法シリーズ最終巻らしい。 前の巻を読んでいないので作者がどんな人でどんな事情でニューヨークで暮らしているのかさっぱりわからないけど ニューヨークで暮らす…

31冊目 「薔薇のなかの蛇」 恩田陸

薔薇のなかの蛇 作者:恩田陸 講談社 Amazon 17年ぶりのリセシリーズだそうでもうそんなに経つのかぁ。 霧の中のスタジオで謎の男がヨハンに語る猟奇殺人とゴシックな館での事件。 少女だったリセは大人になって(といっても20才前後か)謎めいて美しくな…

24冊目 「印税稼いで三十年」 鈴木輝一郎

印税稼いで三十年 作者:鈴木輝一郎 本の雑誌社 Amazon 編集者に「何もしなければ消えてしまいます」とまで言われながら30年現役作家として生き残り新作を出し続ける作家の生き残るためのノウハウ。 と言いながら業界裏話やら自虐混じりの自身のプロモーシ…

21冊目 「密室蒐集家」 大山誠一郎

密室蒐集家 (文春文庫) 作者:大山 誠一郎 文藝春秋 Amazon 密室トリックの5短編集。 話にちょっと無理筋があるのはそこに重点を置いていないということだから良いよね。 1937年から2001年まで各年代に登場する密室蒐集家はまぁファンタジックだけど…

19冊目 「うるはしみにくしあなたのともだち」 澤村伊智

うるはしみにくし あなたのともだち 作者:澤村伊智 双葉社 Amazon 美醜に絡め取られ呪いを発動する少女たち女の美醜を娯楽にする男たち 気持ち悪いくらい誰もが持っているだろう人のいやらしさを残酷さ見せつけてくるけど 謎解き要素もあって読み進める推進…

18冊目 「ばけもの好む中将 10」 瀬川貴次

ばけもの好む中将 十 因果はめぐる (集英社文庫) 作者:瀬川 貴次 集英社 Amazon お気楽平安貴族物かと思わせて結構根が深い。 みんな何を考えているのやら。。 今回の引きは十の姉、何者?? やっぱり。。 ダンナコロナ確定。 症状はほぼ熱だけの模様。もら…

17冊目 「デス・ゾーン」 河野啓

デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場 (集英社学芸単行本) 作者:河野啓 集英社 Amazon 栗城氏の活動はインターネット中継やテレビのドキュメンタリで少し見たけれど彼の語る言葉の端々からこの人にとって登山とは手段なんだなと感じられた。 例えば有名な…

15冊目 「わたしの本の空白は」 近藤史恵

わたしの本の空白は (ハルキ文庫) 作者:近藤 史恵 角川春樹事務所 Amazon 記憶をなくして病院のベットで目覚める。 駆けつけた夫と名乗る男性にはなんの感慨もわかない。 連れ帰られた家には不穏な空気が漂い飛び抜けて美しい男性と過ごす夢を見る。 こんな…

波乱の60代なんて言っちゃったから(これもその一環なの?)

ジム帰りに寄ったコンビニの駐車場で車をぶつけた。 車凹む、私も凹む。 相手は大きなトラックで見たとこ傷は見当たらなかったけど警察呼んで保険屋さんにも連絡。 あぁ。。また等級下がるな。

13冊め 「推理大戦」 似鳥鶏

推理大戦 作者:似鳥鶏 講談社 Amazon 異能ものとでもいいましょうか。 各自驚くべき能力を持つ名探偵たちの個別の短編も面白かったし全員が集まってからの推理合戦もどんでん返しの連続。 最後はそうくるかぁ。。という感じ。 それぞれのキャラも面白いし大…

11冊目 「麻倉玲一は信頼できない語り手」 太田忠司

麻倉玲一は信頼できない語り手 (徳間文庫) 作者:太田忠司 徳間書店 Amazon 死刑が廃止されて近未来の日本で最後の死刑囚へのインタビュアーに指名されて孤島の特別拘置所に赴いたライター。 そこで語られるおぞましい殺人の記録。怪しい関係者。 違和感には…

4冊目 「東京ディストピア日記」 桜庭一樹

東京ディストピア日記 作者:桜庭一樹 河出書房新社 Amazon 2020年1月から2021年1月までの日常日記。 ほんの1,2年前のことなのに忘れちゃってると言うかあべのマスクとか和牛券とかずっと昔のことのように思える。 感染者数の推移とか非常事態宣…