2023-01-01から1年間の記事一覧

「ブギウギワンダーレビュー 野外編@とっとり花回廊」

5月28日日曜日はスタレビライブを見に鳥取へ ブギウギワンダーレビューと銘打ってあるから同時進行しているホール編とリンクしているのかと思ったら全くの別物だった もしかしてアンコールが一緒かも?とか思っていたのだけれどね んなほなホーンズさんと…

75冊目 「異分子の彼女」 西澤保彦

異分子の彼女 腕貫探偵オンライン 作者:西澤 保彦 実業之日本社 Amazon コロナ禍で腕抜き探偵もオンライン 住吉ユリエちゃんも出てこない その分スッキリしてるといえば言えて普通の安楽椅子もののようにも読める 良くも悪くも 花を見に 朝からちょっとだけ…

74冊目 「タクジョ! みんなのみち」 小野寺史宜

タクジョ! みんなのみち 作者:小野寺 史宜 実業之日本社 Amazon 前作ではメインだった高間夏子の周りの人たち 主に東央タクシーの運転手たちのお話 小野寺さんらしく気持ちがホワンとする

73冊目 「薔薇色に染まる頃」 吉永南央

薔薇色に染まる頃 紅雲町珈琲屋こよみ (文春e-book) 作者:吉永 南央 文藝春秋 Amazon 紅雲町のお草さんシリーズ コーヒーと雑貨の店を営む老女という設定にしては元々不穏な事件が多くコージーにはなれないシリーズだったけど さすがに今回に事件は荷が重す…

72冊め 「ばくうどの悪夢」 澤村伊智

ばくうどの悪夢 (角川書店単行本) 作者:澤村伊智 KADOKAWA Amazon 構成が複雑で何だこりゃ?ってなった 願望と現実?夢と現と更に悪夢? 相変わらず人の嫌な所がこれでもかと出てくる 誰も彼も無罪ではない 真琴はこのあとどうなるのか 次作もすでに出ている…

71冊目 「花束は毒」 織守きょうや

花束は毒 作者:織守 きょうや 文藝春秋 Amazon 怖い怖いとは聞こえていたけどあ〜そう来るのかぁ たしかにこれは怖いなぁ 色々匂わせておいて最後にまた反転してくる

70冊目「蝶として死す」 羽生飛鳥

蝶として死す: 平家物語推理抄 (ミステリ・フロンティア 108) 作者:羽生 飛鳥 東京創元社 Amazon 平頼盛って誰?なほどに無知だけれども権力者の横暴や時代の波間をすり抜けて結局は生き延びる 家を守り息子たちや家臣を守る 地味なようですごいことだ コロ…

69冊目 「猫とメガネ」 榎田ユウリ

猫とメガネ 蔦屋敷の不可解な遺言 (文春文庫) 作者:榎田 ユウリ 文藝春秋 Amazon 妻から離婚を切り出され家も追い出された主人公が拾った猫と一緒に面識のない叔母の遺産の シェアハウスに転がり込み訳あり住民たちとの交流の中で自分を見つめ直す もう一人…

68冊目 「動物行動学者、モモンガに怒られる」 小林朋道

身近な野生動物たちとの共存を全力で考えた! 動物行動学者、モモンガに怒られる 作者:小林 朋道 山と溪谷社 Amazon 先生!シリーズと同様に興味深く面白い動物たちの生態を教えてくれるが野生動物(やウイルスや病原菌も含めて)人がどう付き合っていくか生…

67冊目 「ぶたぶたのお引っ越し」 矢崎存美

ぶたぶたのお引っ越し (光文社文庫) 作者:矢崎存美 光文社 Amazon ぶたぶたシリーズは外さない 今回もいいお話

66冊目 「キリンのひずめ、ヒトの指」 郡司芽久

キリンのひづめ、ヒトの指: 比べてわかる生き物の進化 作者:郡司 芽久 NHK出版 Amazon 解剖することによって分かる進化の道筋 生物は生き延びるために身体を変えたり有りものを駆使したりする そういう役回り 職場が過渡期で色々混乱 細かいあれやこれやが自…

65冊目 「よろずを引くもの」 西條奈加

よろずを引くもの: お蔦さんの神楽坂日記 作者:西條 奈加 東京創元社 Amazon 商店街での連続万引き 人探し猫探し等々 お蔦さんと孫の望が関わる大小の事件や行き違い 厳しいけれど優しいお蔦さん もう5月。 今日は63回目の誕生日 朝8時からの10時間勤…

64冊目 「ランチ探偵 彼女は謎に恋をする」 水生大海

ランチ探偵 彼女は謎に恋をする (実業之日本社文庫) 作者:水生 大海 実業之日本社 Amazon ランチタイム合コンで彼氏探しにいそしむ麗子と謎に目がないゆいか 2人のOLが出会う男性はみな謎を携えてやって来る ゆいかの推理力も見事だけど一見彼氏探しにしか…

63冊目 「千吉と双子、修行をする」  廣島玲子

千吉と双子、修業をする 妖怪の子、育てます (創元推理文庫) 作者:廣嶋 玲子 東京創元社 Amazon ただひたすら弥助のことばかりを思う千吉の身勝手なまでの気持ちがこの先どう育って行くのか? 千吉と双子の仙術修行と弥助の妖怪の子預かり 関係なさそうな話…

62冊め 「夜行堂奇譚」 嗣人

夜行堂奇譚 作者:嗣人 産業編集センター Amazon 右腕を失った見鬼千早と県庁特別対策室の大野木 とある地方都市で起きる怪異を解決に導く コンビふたりのやり取りも気持ちよく陰惨な事件の割に読んで気分悪くならないしフィクサー的な謎の古道具屋店主も合わ…

61冊目 「タスキメシ 五輪」 額賀澪

タスキメシ 五輪 作者:額賀澪 小学館 Amazon 千早 早馬春馬兄弟 都他過去作の誰彼が登場 逆風吹き荒れるオリンピックの選手村の食堂で働く千早と都をメインに話は進む これは五輪というよりお仕事小説では?という前半 各章で話者が代わって後半は唐突に五輪…

60冊目 「なんで家族を続けるの?」 内田也哉子 中野信子

なんで家族を続けるの? (文春新書) 作者:内田 也哉子,中野 信子 文藝春秋 Amazon 著名な2人の家族に関する対談 樹木希林と内田裕也の娘で本木雅弘の妻で子供たちも著名人 本人も名前はよく聞くけど何してるのかよく知らない也哉子さんをちょっと垣間見れて…

59冊目 「無菌病棟より愛をこめて」 加納朋子

無菌病棟より愛をこめて (文春文庫) 作者:加納 朋子 文藝春秋 Amazon 出た当時に読んでいるけど今読むとまた受け止め方が違ってくる 10年以上前のことだから今はもっと治療とか環境とか進んでいるんだろうけれど 辛さキツさは変わらずある 買っちゃった な…

58冊目「虚空の人」 鈴木忠平

虚空の人 清原和博を巡る旅 (文春e-book) 作者:鈴木 忠平 文藝春秋 Amazon 昭和の人間なので85年のドラフト騒動は覚えている 高校野球に興味がなくてPLの試合もほぼ見ていなかったけど 著者が清原氏にどれほど入れ込んでいるのかこの本を読んだだけではあ…

57冊目 「あの子とQ」 万城目学

あの子とQ 作者:万城目学 新潮社 Amazon 太陽の光も浴びれる人間の血も吸わない 現代の吸血鬼はニュータイプ そんな嵐野弓子が17歳の儀式を迎える10日前にやってきたトゲトゲのうにみたいなQ 3分の2まではドタバタ学園モノ 終盤はお決まりのジェット…

56冊目 「家事は大変って気づきましたか?」 阿古真理

家事は大変って気づきましたか? 作者:阿古真理 亜紀書房 Amazon 女性が背負わされきたもの今も背負わされているものを言語化している 私自身はバリバリ昭和の人だし料理自体も嫌いじゃないし家族にも恵まれている方だから そこまで理不尽さとか不満を感じず…

55冊目 「山はおそろしい」 羽根田治

山はおそろしい 必ず生きて帰る! 事故から学ぶ山岳遭難 (幻冬舎新書) 作者:羽根田治 幻冬舎 Amazon 落雷熊蜂装備準備技術不足の登山者急病盗難 山で起きる怖い出来事の回避の仕方 回避できないまでも注意すべきこと 実例をもとに様々に解説されている 近頃は…

54冊目 「濱地健三郎の呪える事件簿」 有栖川有栖

濱地健三郎の呪える事件簿 濱地健三郎シリーズ (角川書店単行本) 作者:有栖川 有栖 KADOKAWA Amazon コロナが広がる状況のもとリモートだったり外出自粛だったりな中で起きる謎と怪異 視える探偵濱地健三郎が推理と霊能力で解決していく 一番の謎は濱地かも…

53冊目 「死に方がわからない」 門賀美央子

死に方がわからない 作者:門賀 美央子 双葉社 Amazon 病気入院死後整理自分でなんとかなるものばかりではない お金があればある程度何とかなるにしても無い袖は振れないし知識がなければ利用もできない 一人っ子独身子なしの著者が安心を求めて色々試行錯誤…

52冊め 「仕事でも、仕事じゃなくても」 よしながふみ

仕事でも、仕事じゃなくても 作者:よしながふみ,山本文子 フィルムアート社 Amazon インタビュー集 インタビュアーは山本文子さん 「きのう何食べた?」はすごく好きでずっと読んでいるけどあとは 大奥も西洋骨董洋菓子店も読んでない それ以外はタイトルさ…

51冊目 「黒牢城」米澤穂信

黒牢城 (角川書店単行本) 作者:米澤 穂信 KADOKAWA Amazon 信長を裏切って籠城する荒木村重は信長から遣わされた黒田官兵衛を土牢に幽閉する 封じられた場内で起こる奇怪な事件の謎を勘兵衛に読み解くように求める 紹介文で読んでいた時は安楽椅子探偵+バデ…

50冊目 「銀座で逢ったひと」 関容子

銀座で逢ったひと 作者:関容子 中央公論新社 Amazon 著者1935年生まれ 名優たちに愛され編集者として数々の対談や鼎談を取り仕切ったりしたらしいから 吉行淳之介や小松左京が好きだった私は知らずにこのひとの進行する記事も読んでいたかもしれない 孫…

49冊目 「磯貝探偵事務所からの御挨拶」 小路幸也

<磯貝探偵事務所>からの御挨拶 作者:小路 幸也 光文社 Amazon 主要登場人物が同じだから「銀の鰊亭」からのシリーズということだね ミステリと言うにはあまりに偶然に頼りすぎているけどそこのテンポ良さが小路幸也の長所なんだろう あと文さんの勘が良すぎ …

48冊目 「おんなのじかん」 吉川トリコ

おんなのじかん 作者:吉川トリコ 新潮社 Amazon 一回り以上年下だから社会の見え方も違うだろうけどそれ以上に感性好き嫌い求めるものが自分とは違うなぁと感じる それはそれで面白いんだけど 始動 心配していたより早く義弟家族の心の整理がついたようで今…

47冊目 「コロナ禍日記2020」 川崎昌平

コロナ禍日記 2020 3月~6月 新たな家族を迎えるまで 作者:川崎 昌平 春秋社 Amazon コロナ禍の始まりの頃に書かれた日記や手記を何冊か読んだけど そういう本を出そうという人だからということもあるのだろうけれど皆かなり深刻に受け止めている この…