2023-01-01から1年間の記事一覧

103冊目 「母さん、ごめん。 2」 松浦晋也 

母さん、ごめん。2 ― 50代独身男の介護奮闘記 グループホーム編 作者:松浦 晋也 日経BP Amazon 自宅介護していた認知症の母親をグループホームに入所させてからの奮闘記 こんなに面会に行って施設職員ともコミュニケーションを取って偉いもんだなと思う 預け…

102冊目 「失踪願望。」 椎名誠

失踪願望。 コロナふらふら格闘編 (集英社学芸単行本) 作者:椎名誠 集英社 Amazon 猪突猛進元気が取り柄なイメージからするとかなり老いを感じさせる日記だった しかも飲酒とかかなりヤバイんじゃないかと思われる 単なる露悪であるなら良いのだけれど 義母…

101冊目 「老いへの不安」 春日武彦

老いへの不安 歳を取りそこねる人たち (中公文庫) 作者:春日武彦 中央公論新社 Amazon 年をとるということはそりゃまぁそう嬉しいことではない 体力も落ちるし目も見え辛くなる でもだからといって若い頃に戻りたいとも思わないし粛々と老いていくしかないん…

100冊目 「あとを継ぐひと」 田中兆子

あとを継ぐひと 作者:田中 兆子 光文社 Amazon 家業を継ぐ継がない会社の理念を継承する子供の意志を尊重する 様々な親と子(ばかりではないけれど)の分かり合えたり合えなかったり でも思い合っているのは伝わってくるちょっと気持ちがホッとする読後感 孫…

99冊目 「パラレル・フィクショナル」 西澤保彦

パラレル・フィクショナル 作者:西澤保彦 祥伝社 Amazon 予知夢を見る男女という特殊設定モノ 相変わらずややこしくてそしてゲスな登場人物たち

97冊目 「がらんどう」 大谷朝子

がらんどう (集英社文芸単行本) 作者:大谷朝子 集英社 Amazon アラフォー女二人がルームシェアして暮らすマンション 一人は結婚に価値を見いだせず一人は誰にも恋愛感情を抱けず異性に嫌悪感を持つ 寂しさや焦燥感から足掻いてみたりまたそれをも嫌悪したり …

96冊目 「喪を明ける」 太田忠司

喪を明ける (徳間文庫) 作者:太田忠司 徳間書店 Amazon 震災疫病の後大きな災害で首都圏を失った日本 混乱の中幼い娘を失い離婚して父卓弥が一人暮らす実家に戻った優斗 靴職人の父元漫画家の息子それぞれの暮らしの中のエピソード 卓弥の妻であり優斗の母で…

98冊目 「ヘーゼルの密書」 上田早夕里

ヘーゼルの密書 作者:上田 早夕里 光文社 Amazon 上田早夕里はSF幻想な作品が好きなのでこういう知略謀略的なのはあまり読んでいなかった 何度も暗礁に乗り上げる日中和平交渉を成功させるために奮闘した人々を史実を使いながら鮮やかに描いている 記者さん…

95冊目 「ランチ酒 おかわり日和」 原田ひ香

ランチ酒 おかわり日和(祥伝社文庫は20-2) 作者:原田ひ香 祥伝社 Amazon ひとりランチお酒付き なんとも美味しそうで元気の出る描写 行ったことのあるハンバーグ専門ファミレスらしきところが出てきたけどということは他のお店も実在してるのかな? あぁあそ…

94冊目 「火喰鳥を、喰う」 原浩

火喰鳥を、喰う (角川ホラー文庫) 作者:原 浩 KADOKAWA Amazon 生きることへの執着と手に入れることへの執着 2つの強い思いが合わさって現実を侵食し始める

93冊目 「万葉学者、墓をしまい母を送る」 上野誠

万葉学者、墓をしまい母を送る (講談社文庫) 作者:上野誠 講談社 Amazon 著者と同世代の自分にとって親の介護と送りそして墓問題(親のも自分のも)は切実 自分の考え方が少々薄情なのかもと思っていたけど世の流れもそうなってきているのだね それにしても…

92冊目 「神かくし」 南木佳士

【中古】 神かくし / 南木 佳士 / 文藝春秋 [文庫]【メール便送料無料】【あす楽対応】価格: 328 円楽天で詳細を見る 南木佳士の文章はけっこう自虐的ではあるのだけど読んでいて嫌な気持ちにならない 前にも読んでるかなぁ?エピソードとしては記憶にあるの…

91冊目 「忘れられたワルツ」 絲山秋子

忘れられたワルツ (河出文庫) 作者:秋子, 絲山 河出書房新社 Amazon よくわからなくてあちこちの感想を漁ってしまった 震災後の不穏な空気を掬い取った作品だそうだけど日常的な作品と幻想的な作品が入り混じっている 少しトゲトゲしい 増えているの? 職場…

「ブギウギワンダーレビュー 野外編」@太閤山ランド

16・17日はスタレビライブを見に富山の太閤山ランドに行って来た 今までスタレビライブで後悔したことはないけれどんなほなホーンズが入ると更に素晴らしいものになるなぁ もっと何度も見に行きたいけど私の野外編はこれでおしまい 次はホールで スタレ…

90冊目 「水 本の小説」 北村薫

水 本の小説 作者:北村 薫 新潮社 Amazon 小説なのか?これ?? 相変わらず半分もわからない でも何故か楽しい 読んでしまう 北村マジック

89冊目 「あしたの華姫」 畠中恵

あしたの華姫 (角川文庫) 作者:畠中 恵 KADOKAWA Amazon 姫様人形のお華と人形遣いの芸人月草のコンビが地回り親分山越の跡目に絡む騒動を解決 お華ファンのお華追いがにぎやかに活躍したりドラマになったら面白いんじゃないかな? 私は多分見ないけど

88冊目 「はやく一人になりたい!」 村井理子

はやく一人になりたい! 作者:村井理子 亜紀書房 Amazon タイトルほど過激な内容じゃない 家族を思い犬を愛し仕事に邁進する 忙しい中でも自分を大事にしようね

87冊目 「書楼弔堂 待宵」 京極夏彦

書楼弔堂 待宵 (集英社文芸単行本) 作者:京極夏彦 集英社 Amazon 予習の果の待宵 今回の狂言回しは前2作より重いものを抱えている様 弔堂を訪れる人たちが本当にこんな人となりだったのかはわからないけど 皆あの時代を生ききったのだなぁ

86冊目 「おそるおそる育休」 西靖

おそるおそる育休 作者:西 靖 ミシマ社 Amazon 大阪の人気アナウンサーが三男の誕生に取った4ヶ月の育休の日々 スーパー育メンな訳でもなくオロオロバタバタだけど 子どもたちと向き合い奮闘する妻の大変さに気付き支え合う愛おしくも怒涛の日々 自分の機嫌…

85冊目 「オメガ城の惨劇」 森博嗣

オメガ城の惨劇 SAIKAWA Sohei’s Last Case (講談社ノベルス) 作者:森博嗣 講談社 Amazon 久々のサイカワ物 あれ?犀川ってちょっとキャラ変した?結構なブランクあったからな と思いつつ読み進める Fシリーズな読み心地が懐かしくも…

84冊目 「書堂弔堂 炎昼」 京極夏彦

文庫版 書楼弔堂 炎昼 (集英社文庫(日本)) [ 京極 夏彦 ]価格: 1210 円楽天で詳細を見る 「宵待」を読む前の復習 第2段 今回の語り手は塔子さん 前作の高遠さん同様この人もモデルが居るのか分からない 滔々と押し寄せ来る店主の語りに圧倒されるばかりな…

スタレビライブ@豊橋

25日日曜日はブギウギワンダーレビューを見にアイプラザ豊橋へ へへへ 実は1列目だったのですよ 首が痛くなった 柿沼さんが目の前に来たときはホントどうしよう!?ってなったマスクしてる人もしていない人もいたけど 声出しオッケーコールアンドレスポン…

83冊目 「書楼弔堂 破曉」 京極夏彦

文庫版 書楼弔堂 破曉 (集英社文庫) 作者:京極夏彦 集英社 Amazon シリーズ3作め待宵が出たらしいので復習 悩みを持つ人に人生でただ一冊の本を勧める謎めいた古書店主 まぁ詭弁でもあるようなどこか京極堂に通じもするような 今週のお題「朝ごはん」 こど…

82冊め 「語学の天才まで一億光年」 高野秀行

語学の天才まで1億光年(集英社インターナショナル) 作者:高野秀行 集英社 Amazon 今まで読んできたあの冒険あの探検を語学学習の視点から解説 とはいえ言語の森を探検する如く面白い 言語オタクでありながら言語学習は手段でしかなく目的が達せられたらあ…

81冊目 「みみそぎ」 三津田信三

みみそぎ (角川書店単行本) 作者:三津田 信三 KADOKAWA Amazon 三間坂秋造が実家の蔵から見つけ出した祖父萬造の手記に書かれていた怪談話と 秋蔵氏がそれを読むことで見舞われた怪異 投げっぱなしで解釈も解決もしないけど怪談ってある意味そういうものよね…

80冊目 「揺籃の都」 羽生飛鳥

揺籃の都 (ミステリ・フロンティア 113) 作者:羽生 飛鳥 東京創元社 Amazon 平頼盛が池殿流平家存続のために謎を解くシリーズ2作目 清盛の3人の息子が胸糞悪いけど清盛は更に上を行くな ラストはちょっとハッとしてにやり 今週のお題「読みたい本」 よく言…

79冊目 「すべての神様の十月 2」 小路幸也

すべての神様の十月(二) (PHP文芸文庫) 作者:小路 幸也 PHP研究所 Amazon あらゆるものに神様が宿りいろんな働きをしたりしなかったり 神様妙に人間臭い

78冊目 「赤虫村の怪談」 大島清昭

赤虫村の怪談 作者:大島 清昭 東京創元社 Amazon 怪談作家呻木叫子が書く実話怪談 彼女が訪れた赤虫村での不可解な殺人事件 赤虫村での怪異採集の三本立てで話は進む ミステリかと思わせて最後はホラーに着地 クトゥルフ神話を下敷しているらしい さっぱり分…

77冊目 「烏の緑羽」 阿部智里

烏の緑羽 八咫烏シリーズ (文春e-book) 作者:阿部 智里 文藝春秋 Amazon そういえば前回衝撃の結末だったわと思い出す 長束こんなにヘタレなやつだったのか? 雪哉相変わらず不憫なやつ(出てこないけど) 最初から一気読みしないと人間関係把握できそうにな…

76冊目 「なんとかしなくちゃ 星雲編」 恩田陸

なんとかしなくちゃ。 青雲編 (文春e-book) 作者:恩田 陸 文藝春秋 Amazon これもある意味恩田陸得意の天才系の話 無自覚の方 合間合間に作者と思しき人の思い出とか意見が挟み込まれるのも好き 商社に就職する結子がこの先何を成してくれるのか気になるなぁ…