どうせ見えない未来なら

久々に母の病院についていった。偶然なのか予告されていたのか先生が認知症検査というのを始めた。
前に見たのは物忘れ外来に来始めた最初の頃、1年半ほど前だったろうか?
案外できるじゃんという項目とこれはムリ!そうだろうなぁ。。という項目がはっきり分かれていて結果は30点満点中20点。
私としてはまぁこんなもんなんじゃないかという結果だったのだけど先生にとっては少々残念な数値だったようだ。
アルツハイマーの疑いを排除できません」ということでアリセプトD錠という薬が追加されることとなった。
たしかにここ数ヶ月の間に同じ話を繰り返したり何度も聞いたりといった軽いものから電話の内容をすっかり忘れていたり
大きいところでは法事をひとつすっ飛ばしたりといったこともあってこれはステージを一段下がったかな?と危惧していたりもした。
見たところ日常生活は破綻していないようだし部屋が荒れている様子もないから寝て起きて食べてという以外の部分で
ややこしいことを肩代わりしていけばまだ行けるんじゃないかと思っているのだけれど。。。

でも肩代わりするということは本人がやることを奪っているわけで、やらないことによって更に機能が落ちていくのではないかと懸念されるわけで
買い物から図書館まで全部面倒みてしまっている身としては甘やかしすぎたなぁと痛感するわけだ。
何しろ医者から運動しろ散歩しろ歩けと散々言われているのに「そうですねぇ、歩かないとダメですねぇ。。」といい顔で応えたその舌の根も乾かぬうちに「用もないのに歩けないわよ」と。。。はぁ、参るわ。
車で出かける分にはどこへでも付いて来るんだけどねぇ。。。

でももう伝言ゲームが出来ないから何が起こっているかを知るためには私がしゃしゃり出るしかないのだよ。でもなぁ。。。
自分の中でどうするのが正しいのかまだ決めかねている。
とは言え進まなくてはならない。
これから先どうなっていくのかなぁ。。。


笑っていよういつでも。