今日の読了本

93冊目 「万葉学者、墓をしまい母を送る」 上野誠

万葉学者、墓をしまい母を送る (講談社文庫) 作者:上野誠 講談社 Amazon 著者と同世代の自分にとって親の介護と送りそして墓問題(親のも自分のも)は切実 自分の考え方が少々薄情なのかもと思っていたけど世の流れもそうなってきているのだね それにしても…

92冊目 「神かくし」 南木佳士

【中古】 神かくし / 南木 佳士 / 文藝春秋 [文庫]【メール便送料無料】【あす楽対応】価格: 328 円楽天で詳細を見る 南木佳士の文章はけっこう自虐的ではあるのだけど読んでいて嫌な気持ちにならない 前にも読んでるかなぁ?エピソードとしては記憶にあるの…

91冊目 「忘れられたワルツ」 絲山秋子

忘れられたワルツ (河出文庫) 作者:秋子, 絲山 河出書房新社 Amazon よくわからなくてあちこちの感想を漁ってしまった 震災後の不穏な空気を掬い取った作品だそうだけど日常的な作品と幻想的な作品が入り混じっている 少しトゲトゲしい 増えているの? 職場…

90冊目 「水 本の小説」 北村薫

水 本の小説 作者:北村 薫 新潮社 Amazon 小説なのか?これ?? 相変わらず半分もわからない でも何故か楽しい 読んでしまう 北村マジック

89冊目 「あしたの華姫」 畠中恵

あしたの華姫 (角川文庫) 作者:畠中 恵 KADOKAWA Amazon 姫様人形のお華と人形遣いの芸人月草のコンビが地回り親分山越の跡目に絡む騒動を解決 お華ファンのお華追いがにぎやかに活躍したりドラマになったら面白いんじゃないかな? 私は多分見ないけど

88冊目 「はやく一人になりたい!」 村井理子

はやく一人になりたい! 作者:村井理子 亜紀書房 Amazon タイトルほど過激な内容じゃない 家族を思い犬を愛し仕事に邁進する 忙しい中でも自分を大事にしようね

87冊目 「書楼弔堂 待宵」 京極夏彦

書楼弔堂 待宵 (集英社文芸単行本) 作者:京極夏彦 集英社 Amazon 予習の果の待宵 今回の狂言回しは前2作より重いものを抱えている様 弔堂を訪れる人たちが本当にこんな人となりだったのかはわからないけど 皆あの時代を生ききったのだなぁ

86冊目 「おそるおそる育休」 西靖

おそるおそる育休 作者:西 靖 ミシマ社 Amazon 大阪の人気アナウンサーが三男の誕生に取った4ヶ月の育休の日々 スーパー育メンな訳でもなくオロオロバタバタだけど 子どもたちと向き合い奮闘する妻の大変さに気付き支え合う愛おしくも怒涛の日々 自分の機嫌…

85冊目 「オメガ城の惨劇」 森博嗣

オメガ城の惨劇 SAIKAWA Sohei’s Last Case (講談社ノベルス) 作者:森博嗣 講談社 Amazon 久々のサイカワ物 あれ?犀川ってちょっとキャラ変した?結構なブランクあったからな と思いつつ読み進める Fシリーズな読み心地が懐かしくも…

84冊目 「書堂弔堂 炎昼」 京極夏彦

文庫版 書楼弔堂 炎昼 (集英社文庫(日本)) [ 京極 夏彦 ]価格: 1210 円楽天で詳細を見る 「宵待」を読む前の復習 第2段 今回の語り手は塔子さん 前作の高遠さん同様この人もモデルが居るのか分からない 滔々と押し寄せ来る店主の語りに圧倒されるばかりな…

83冊目 「書楼弔堂 破曉」 京極夏彦

文庫版 書楼弔堂 破曉 (集英社文庫) 作者:京極夏彦 集英社 Amazon シリーズ3作め待宵が出たらしいので復習 悩みを持つ人に人生でただ一冊の本を勧める謎めいた古書店主 まぁ詭弁でもあるようなどこか京極堂に通じもするような 今週のお題「朝ごはん」 こど…

82冊め 「語学の天才まで一億光年」 高野秀行

語学の天才まで1億光年(集英社インターナショナル) 作者:高野秀行 集英社 Amazon 今まで読んできたあの冒険あの探検を語学学習の視点から解説 とはいえ言語の森を探検する如く面白い 言語オタクでありながら言語学習は手段でしかなく目的が達せられたらあ…

81冊目 「みみそぎ」 三津田信三

みみそぎ (角川書店単行本) 作者:三津田 信三 KADOKAWA Amazon 三間坂秋造が実家の蔵から見つけ出した祖父萬造の手記に書かれていた怪談話と 秋蔵氏がそれを読むことで見舞われた怪異 投げっぱなしで解釈も解決もしないけど怪談ってある意味そういうものよね…

80冊目 「揺籃の都」 羽生飛鳥

揺籃の都 (ミステリ・フロンティア 113) 作者:羽生 飛鳥 東京創元社 Amazon 平頼盛が池殿流平家存続のために謎を解くシリーズ2作目 清盛の3人の息子が胸糞悪いけど清盛は更に上を行くな ラストはちょっとハッとしてにやり 今週のお題「読みたい本」 よく言…

79冊目 「すべての神様の十月 2」 小路幸也

すべての神様の十月(二) (PHP文芸文庫) 作者:小路 幸也 PHP研究所 Amazon あらゆるものに神様が宿りいろんな働きをしたりしなかったり 神様妙に人間臭い

78冊目 「赤虫村の怪談」 大島清昭

赤虫村の怪談 作者:大島 清昭 東京創元社 Amazon 怪談作家呻木叫子が書く実話怪談 彼女が訪れた赤虫村での不可解な殺人事件 赤虫村での怪異採集の三本立てで話は進む ミステリかと思わせて最後はホラーに着地 クトゥルフ神話を下敷しているらしい さっぱり分…

77冊目 「烏の緑羽」 阿部智里

烏の緑羽 八咫烏シリーズ (文春e-book) 作者:阿部 智里 文藝春秋 Amazon そういえば前回衝撃の結末だったわと思い出す 長束こんなにヘタレなやつだったのか? 雪哉相変わらず不憫なやつ(出てこないけど) 最初から一気読みしないと人間関係把握できそうにな…

76冊目 「なんとかしなくちゃ 星雲編」 恩田陸

なんとかしなくちゃ。 青雲編 (文春e-book) 作者:恩田 陸 文藝春秋 Amazon これもある意味恩田陸得意の天才系の話 無自覚の方 合間合間に作者と思しき人の思い出とか意見が挟み込まれるのも好き 商社に就職する結子がこの先何を成してくれるのか気になるなぁ…

74冊目 「タクジョ! みんなのみち」 小野寺史宜

タクジョ! みんなのみち 作者:小野寺 史宜 実業之日本社 Amazon 前作ではメインだった高間夏子の周りの人たち 主に東央タクシーの運転手たちのお話 小野寺さんらしく気持ちがホワンとする

73冊目 「薔薇色に染まる頃」 吉永南央

薔薇色に染まる頃 紅雲町珈琲屋こよみ (文春e-book) 作者:吉永 南央 文藝春秋 Amazon 紅雲町のお草さんシリーズ コーヒーと雑貨の店を営む老女という設定にしては元々不穏な事件が多くコージーにはなれないシリーズだったけど さすがに今回に事件は荷が重す…

71冊目 「花束は毒」 織守きょうや

花束は毒 作者:織守 きょうや 文藝春秋 Amazon 怖い怖いとは聞こえていたけどあ〜そう来るのかぁ たしかにこれは怖いなぁ 色々匂わせておいて最後にまた反転してくる

70冊目「蝶として死す」 羽生飛鳥

蝶として死す: 平家物語推理抄 (ミステリ・フロンティア 108) 作者:羽生 飛鳥 東京創元社 Amazon 平頼盛って誰?なほどに無知だけれども権力者の横暴や時代の波間をすり抜けて結局は生き延びる 家を守り息子たちや家臣を守る 地味なようですごいことだ コロ…

69冊目 「猫とメガネ」 榎田ユウリ

猫とメガネ 蔦屋敷の不可解な遺言 (文春文庫) 作者:榎田 ユウリ 文藝春秋 Amazon 妻から離婚を切り出され家も追い出された主人公が拾った猫と一緒に面識のない叔母の遺産の シェアハウスに転がり込み訳あり住民たちとの交流の中で自分を見つめ直す もう一人…

68冊目 「動物行動学者、モモンガに怒られる」 小林朋道

身近な野生動物たちとの共存を全力で考えた! 動物行動学者、モモンガに怒られる 作者:小林 朋道 山と溪谷社 Amazon 先生!シリーズと同様に興味深く面白い動物たちの生態を教えてくれるが野生動物(やウイルスや病原菌も含めて)人がどう付き合っていくか生…

67冊目 「ぶたぶたのお引っ越し」 矢崎存美

ぶたぶたのお引っ越し (光文社文庫) 作者:矢崎存美 光文社 Amazon ぶたぶたシリーズは外さない 今回もいいお話

66冊目 「キリンのひずめ、ヒトの指」 郡司芽久

キリンのひづめ、ヒトの指: 比べてわかる生き物の進化 作者:郡司 芽久 NHK出版 Amazon 解剖することによって分かる進化の道筋 生物は生き延びるために身体を変えたり有りものを駆使したりする そういう役回り 職場が過渡期で色々混乱 細かいあれやこれやが自…

65冊目 「よろずを引くもの」 西條奈加

よろずを引くもの: お蔦さんの神楽坂日記 作者:西條 奈加 東京創元社 Amazon 商店街での連続万引き 人探し猫探し等々 お蔦さんと孫の望が関わる大小の事件や行き違い 厳しいけれど優しいお蔦さん もう5月。 今日は63回目の誕生日 朝8時からの10時間勤…

64冊目 「ランチ探偵 彼女は謎に恋をする」 水生大海

ランチ探偵 彼女は謎に恋をする (実業之日本社文庫) 作者:水生 大海 実業之日本社 Amazon ランチタイム合コンで彼氏探しにいそしむ麗子と謎に目がないゆいか 2人のOLが出会う男性はみな謎を携えてやって来る ゆいかの推理力も見事だけど一見彼氏探しにしか…

63冊目 「千吉と双子、修行をする」  廣島玲子

千吉と双子、修業をする 妖怪の子、育てます (創元推理文庫) 作者:廣嶋 玲子 東京創元社 Amazon ただひたすら弥助のことばかりを思う千吉の身勝手なまでの気持ちがこの先どう育って行くのか? 千吉と双子の仙術修行と弥助の妖怪の子預かり 関係なさそうな話…

62冊め 「夜行堂奇譚」 嗣人

夜行堂奇譚 作者:嗣人 産業編集センター Amazon 右腕を失った見鬼千早と県庁特別対策室の大野木 とある地方都市で起きる怪異を解決に導く コンビふたりのやり取りも気持ちよく陰惨な事件の割に読んで気分悪くならないしフィクサー的な謎の古道具屋店主も合わ…