今日の読了本

118冊目 「赤と青とエスキース」 青山美智子

赤と青とエスキース 作者:青山 美智子 PHP研究所 Amazon 若き無名画家によって描かれた一枚の肖像画 その絵に係る30年に渡る愛の物語 エピローグを読んでまた読み返しちゃったよ

117冊目 「遺品博物館」 太田忠司

遺品博物館 (創元推理文庫) 作者:太田忠司 東京創元社 Amazon その人の物語を宿す遺品を収蔵する遺品博物館 学芸員の吉田・T・吉夫が収蔵品の選定に訪れ秘められた謎を解き明かしていく

116冊目 「ミュゲ書房」 伊藤調

ミュゲ書房 作者:伊藤 調 KADOKAWA Amazon 新人作家のデビューをめぐり編集長と対立して会社を辞めた編集者 祖父が経営していた個人書店を継いで様々な出会いから独立系出版まで手掛けていく 本ってこういうふうに出来ていくんだと知ってるようで知らない数々…

115冊目 「女王さまの夜食カフェ」 古内一絵

女王さまの夜食カフェ - マカン・マラン ふたたび 作者:古内 一絵 中央公論新社 Amazon マカン・マランシリーズ2作目 自らも弱さを抱えながらも優しく強いシャールさん格好良い 毒舌柳田との友情も良い ベランダそれから こ夏の暑さで枯れ果てたかと思われ…

114冊目 「我がマリノスに優るあらめや」 二宮寿朗

我がマリノスに優るあらめや 横浜F・マリノス30年の物語 作者:二宮 寿朗 集英社 Amazon 調子いいよねFマリノス 30年の歴史プラス日産自動車サッカー部設立から数えれば50年の歴史をクラブに関わった選手監督社長ホペイロたちにインタビューしていく もち…

113冊目 「毎日が嵐のような、でも、どうにかなる日々」 きなこ

まいにちが嵐のような、でも、どうにかなる日々。 作者:きなこ KADOKAWA Amazon Twitterでフォローしていた方と相互だったらしくリツイートされたものを読んでいたのですが スマホを変えたのを期に見つけられなくなっていました 本になっているとは知らなか…

112冊目 「はい、総務部クリニック課です。」 藤山素心

はい、総務部クリニック課です。 私は私でいいですか? (光文社文庫 ふ 30-8) 作者:藤山素心 光文社 Amazon ちょっとズレてるクリニック課の先生薬剤師そして社員も… 負の罠からの脱し方とか抗不安動作とか知ってて損はない お仕事小説と言えるかどうかはち…

111冊目 「月夜の森の梟」 小池真理子

月夜の森の梟 作者:小池 真理子 朝日新聞出版 Amazon 長年連れ添った夫を亡くした数カ月後から週一で連載されたエッセイ 慟哭と冷静さが同居している美しい文章 共に直木賞を取るほどの作家同士であるゆえにより深い共感と葛藤があったのだろう 残された者は…

110冊目 「名探偵外来」 似鳥鶏

名探偵外来~泌尿器科医の事件簿~ 作者:似鳥 鶏 光文社 Amazon そこそこ有能なのに周りにいる女子連が飛び抜けすぎていて平凡に見える鮎川先生 くノ一ばりの忍さん元ヤンキーの大神師長超有能な院長そして同期の救急医石田 みんな主役を張れる

109冊目 「神遊び」 清水朔

神遊び (集英社文庫) 作者:清水 朔 集英社 Amazon ダムに沈む予定のある村で言い伝えられる子どもたちの願掛け神遊び 神で遊ぶのか 神と遊ぶのか 神に遊ばれるのか?

107冊目 「筆のみが知る」 近藤史恵

幽霊絵師火狂 筆のみが知る 作者:近藤 史恵 KADOKAWA Amazon 胸を病んで家の奥で暮らす娘と流浪の絵師 恐ろしい絵と不思議なものを見る目と謎めいた夢

108冊目 「マカン・マラン」 古内一絵

マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ 作者:古内一絵 中央公論新社 Amazon ドラァグクイーンが営む夜食カフェ 社会からはみ出してしまったり流れに置いていかれて疲れてしまった人を癒やしてくれる 迷える心を救ってくれる隠れ家的食べ物屋さんとその店主っ…

106冊目 「心の壊し方日記」 真魚八重子

心の壊し方日記 作者:真魚八重子 左右社 Amazon 兄が亡くなり疎遠にしていた実家に帰ると実家がゴミ屋敷になっていた 実家の片付け残された母の身の振り方お金の心配先行きの不安元々噛み合っていなかった上に認知症になった母との軋轢 重なるように夫の病気…

105冊目 「小日向でお茶を」 中島京子

小日向でお茶を 作者:中島 京子 主婦の友社 Amazon 私と同世代(ちょっとお若い)の人気作家が送ったコロナ禍での日常 同世代だからって人生ぜんぜん違うわよねと思いつつ フォームローラーはちょっと欲しくなる ストレッチポールはもう持っている

104冊目 「犬神家の戸籍」 遠藤正敬

犬神家の戸籍: 「血」と「家」の近代日本 作者:遠藤正敬 青土社 Amazon 戸籍の専門家が横溝作品を例に取って戸籍について語る軽目の論文といった感じ 振り返れば「犬神家の一族」って読んだっけなぁ? 横溝ブームのときもあまり読まなかった気がするどちらか…

103冊目 「母さん、ごめん。 2」 松浦晋也 

母さん、ごめん。2 ― 50代独身男の介護奮闘記 グループホーム編 作者:松浦 晋也 日経BP Amazon 自宅介護していた認知症の母親をグループホームに入所させてからの奮闘記 こんなに面会に行って施設職員ともコミュニケーションを取って偉いもんだなと思う 預け…

102冊目 「失踪願望。」 椎名誠

失踪願望。 コロナふらふら格闘編 (集英社学芸単行本) 作者:椎名誠 集英社 Amazon 猪突猛進元気が取り柄なイメージからするとかなり老いを感じさせる日記だった しかも飲酒とかかなりヤバイんじゃないかと思われる 単なる露悪であるなら良いのだけれど 義母…

101冊目 「老いへの不安」 春日武彦

老いへの不安 歳を取りそこねる人たち (中公文庫) 作者:春日武彦 中央公論新社 Amazon 年をとるということはそりゃまぁそう嬉しいことではない 体力も落ちるし目も見え辛くなる でもだからといって若い頃に戻りたいとも思わないし粛々と老いていくしかないん…

99冊目 「パラレル・フィクショナル」 西澤保彦

パラレル・フィクショナル 作者:西澤保彦 祥伝社 Amazon 予知夢を見る男女という特殊設定モノ 相変わらずややこしくてそしてゲスな登場人物たち

97冊目 「がらんどう」 大谷朝子

がらんどう (集英社文芸単行本) 作者:大谷朝子 集英社 Amazon アラフォー女二人がルームシェアして暮らすマンション 一人は結婚に価値を見いだせず一人は誰にも恋愛感情を抱けず異性に嫌悪感を持つ 寂しさや焦燥感から足掻いてみたりまたそれをも嫌悪したり …

96冊目 「喪を明ける」 太田忠司

喪を明ける (徳間文庫) 作者:太田忠司 徳間書店 Amazon 震災疫病の後大きな災害で首都圏を失った日本 混乱の中幼い娘を失い離婚して父卓弥が一人暮らす実家に戻った優斗 靴職人の父元漫画家の息子それぞれの暮らしの中のエピソード 卓弥の妻であり優斗の母で…

98冊目 「ヘーゼルの密書」 上田早夕里

ヘーゼルの密書 作者:上田 早夕里 光文社 Amazon 上田早夕里はSF幻想な作品が好きなのでこういう知略謀略的なのはあまり読んでいなかった 何度も暗礁に乗り上げる日中和平交渉を成功させるために奮闘した人々を史実を使いながら鮮やかに描いている 記者さん…

95冊目 「ランチ酒 おかわり日和」 原田ひ香

ランチ酒 おかわり日和(祥伝社文庫は20-2) 作者:原田ひ香 祥伝社 Amazon ひとりランチお酒付き なんとも美味しそうで元気の出る描写 行ったことのあるハンバーグ専門ファミレスらしきところが出てきたけどということは他のお店も実在してるのかな? あぁあそ…

94冊目 「火喰鳥を、喰う」 原浩

火喰鳥を、喰う (角川ホラー文庫) 作者:原 浩 KADOKAWA Amazon 生きることへの執着と手に入れることへの執着 2つの強い思いが合わさって現実を侵食し始める

93冊目 「万葉学者、墓をしまい母を送る」 上野誠

万葉学者、墓をしまい母を送る (講談社文庫) 作者:上野誠 講談社 Amazon 著者と同世代の自分にとって親の介護と送りそして墓問題(親のも自分のも)は切実 自分の考え方が少々薄情なのかもと思っていたけど世の流れもそうなってきているのだね それにしても…

92冊目 「神かくし」 南木佳士

【中古】 神かくし / 南木 佳士 / 文藝春秋 [文庫]【メール便送料無料】【あす楽対応】価格: 328 円楽天で詳細を見る 南木佳士の文章はけっこう自虐的ではあるのだけど読んでいて嫌な気持ちにならない 前にも読んでるかなぁ?エピソードとしては記憶にあるの…

91冊目 「忘れられたワルツ」 絲山秋子

忘れられたワルツ (河出文庫) 作者:秋子, 絲山 河出書房新社 Amazon よくわからなくてあちこちの感想を漁ってしまった 震災後の不穏な空気を掬い取った作品だそうだけど日常的な作品と幻想的な作品が入り混じっている 少しトゲトゲしい 増えているの? 職場…

90冊目 「水 本の小説」 北村薫

水 本の小説 作者:北村 薫 新潮社 Amazon 小説なのか?これ?? 相変わらず半分もわからない でも何故か楽しい 読んでしまう 北村マジック

89冊目 「あしたの華姫」 畠中恵

あしたの華姫 (角川文庫) 作者:畠中 恵 KADOKAWA Amazon 姫様人形のお華と人形遣いの芸人月草のコンビが地回り親分山越の跡目に絡む騒動を解決 お華ファンのお華追いがにぎやかに活躍したりドラマになったら面白いんじゃないかな? 私は多分見ないけど

88冊目 「はやく一人になりたい!」 村井理子

はやく一人になりたい! 作者:村井理子 亜紀書房 Amazon タイトルほど過激な内容じゃない 家族を思い犬を愛し仕事に邁進する 忙しい中でも自分を大事にしようね