情が薄いのかもしれないが

昨今うちの母は認知症に片足突っ込んでいるというかボケのとばぐちに佇んでいるというか要するにグレイゾーンです。
日々のルーティンはそれなりにこなしているようで一人暮らしのアパートにさほど荒れた様子はないのだけれど
ちょうど1年前に撮ったMRIの結果を見た医者が海馬の萎縮が見られるといったとおり記憶の定着に難があるらしく
もうとにかく忘れる。
今聞いたことを忘れる、自分が今言ったことを忘れる。
忘れるといった忘れる。もうなかったことになってる。
これがちょっと気にかかることこだわってることになると会う度に何度も何度も同じことを言う。
もちろんそれはしかたがないことなのだから向こうがまるで初めてのような顔で言うことにこちらもしれっと初めて聞くように応えるのが正解(だと私は思う)
だけどこれがね。
数日ごとに会う度に何度も何度も数分ごとに繰り返されるのは。。。やはり苦痛なのだよ。
よって、いい加減な返事を返す。聞こえないふりをする。きつい言葉を返す。と言った対応になっていってしまっていやぁな気分になったりもするのさ。

本人が一番つらいのだからとか、介護される側の身になってとか言われるけど、こっち側のこの感情はどう収めていけばいいのだろう。
この辺をどう受け入れるかが当面の課題だと強く感じる今日このごろなのでした。