ハハが入院した その4

そして転院から2週間、8月に入っていい加減ちゃんと考えないといざとなって間に合わなくても困る。

とりあえずは病院のケースワーカーさんに連絡。

入院直後に面談したハハに退院後は家に帰りますときっぱり言われて慌ててご家族の意向確認の電話をくれた人。

そろそろ自宅か施設かを決めなくてはいけませんねと言われて面談の日を決める。

正直なところ自分の中では施設しか選択肢はないと感じている。独居だしアパート2階だし。

私がものすご~~く頑張る??

前にハハを連れて行った病院の待合で雑誌ゆうゆうかなんかだったと思うんだけど「母に捧げた私の60代」っていう見出しを見たの、たしか安藤和津さん。

その時思った、私には無理。

 

fujinkoron.jp

ちょっと前にはこんなんも読んだんですよ。最後まで自宅でってなるとここまで言い切れないとだめなのかな。

 

勢い込んで施設見学に行ってた頃に候補に上げてた2施設AとB。ケースワーカーさんに話したらAに関してはっきり言わないけど微妙に歯切れが悪い。でもBは見学のときに空きがないし待機の人も数人いると言われた。

そう言うとBに申し込みをしつつもう何件か見学に行きましょうと。

とにかくB押し、なにか関連があるの?と疑いたくなるくらい。というわけで振り出しに戻るですか?と思いつつBに連絡。とりあえず空きができたら連絡してということに。

107冊め 「断薬記」 上原善広

 

うつ病から大量の向精神薬睡眠薬を処方されその薬害に苦しみ自殺未遂まで繰り返した著者が断薬派の医師とめぐりあい生還するまで。

薬というのは両刃ではあるけれどあまりに大量の薬を摂取することはリスクが高いのだろう。

遍路とか湯治とかはちょっと特殊すぎて一般的な断薬に役立つかは不明。

元々極端な気質の人の大胆な経緯として読むには面白い。

結局の所家族があってこそ生還できたような気もする。

 

 

迷いはないけど葛藤はある

愛知県にも緊急事態宣言が出そうだ。

大きな声では言えないけれど9月5日とっとり花回廊ライブに合わせて2泊3日で山陰方面に出かける予定だった。

昨日予約してあった飛行機(行き)が欠航になったとのお知らせが。

行きは格安航空機帰りはJALなんだけど緊急事態宣言が出たらJALの方もどうなるかわからないなぁ?

あと2週間。まだチケット発券のお知らせも来ないしちょっと不安。

 

 

106冊め 「ひりつく夜の音」 小野寺史宜

 

主人公が暮らす蜜葉市よつば、あれ?じゃぁあの郵便屋さんはこの街を配達して走っているのかな?と思ったら後半で観たことのある名前が出てきてこの街はこの作家さんの中でいろいろな物語を抱えているのかなと思った。

参加していたデキシージャズバンドが解散して次を見いだせずにいる主人公クラリネット奏者。

身の回りでいろんなことが回り始めてそしてまた進み始める。

 

105冊め 「一門」 神田憲行

 

超一流棋士とは言えない師匠森信雄。その錚々たる弟子たち。

奨励会に入るための儀礼的な師弟関係もある中弟子たちをいつも気にかけまた弟子たちから慕われる師匠。

 

104冊め 「ノースライト」 横山秀夫

 

世間的には有名だけど自分は読んだことのなかった作家さん、多数あれど横山氏もその一人。

望まれて建てたはずの新築住宅に施主が入居した痕跡がなかった。残されていたのはタウトの椅子。

失踪事件を疑わせる行方不明の施主の他に主人公の離婚した妻と娘との関係所属する設計事務所が目指すコンペそしてタウトという建築家の人生が詰め込まれている。

主人公の再生を匂わせて終わるけどなかなか複雑です。

 

 

103冊め 「続夫の後始末」 曽野綾子

 

相変わらずの曽野綾子 という感じか。

三浦朱門氏亡き後のネコ2匹と秘書やお手伝いさんたちとの静な暮らし。

ちょっと同じような話の繰り返しが散見されるのはお年のせい?