２５冊目 「神様のボート」 江國香織

神様のボート (新潮文庫)

読んでいる間中草子が可愛そうで仕方なかった。

母親の奇妙な信念の元何度も引っ越しを繰り返す母娘。

娘が成長するに連れ娘の中に母親への疑問が生まれてくる。

母親から離れようとする娘の不安感罪悪感は被虐待児のそれそっくりではないか？

もっと破滅的な結末を想像していたからこのラストシーンにはちょっと拍子抜けしてしまった。