120冊目 「千の扉」 柴崎友香

 

千の扉 (単行本)

千の扉 (単行本)

 

新宿にほど近いマンモス団地、住人の老化と共に寂れ静かになっていく。

結婚間もない夫の祖父が入院中その団地の一室に留守居に入った夫婦。

夫の両親・友人たちそれぞれの人生の一場面が脈絡なく入り混じってこれ誰の話?と時に戸惑わせる。

物語は静かに始まり静かに流れ静かに終わる

 

NOと言えない女だから

私の仕事は基本的には昼勤で9時から16時か17時までなんだけれども、人が足りないとたまに夕勤(17時から22時)を頼まれたりもする。

この時間て主婦からするとあまり出たい時間ではない。時給も変わらないし。

でもまぁ、出る人がいないならしょうがないから特に不都合がなければ出るんだけど

そんなことしてるとだんだんこの時間にも出れる人になっていっちゃうんだよね。

小さい子供がいるわけじゃないから夕飯の支度さえしてあれば勝手に食べてくれるわけで

〇〇だから出られないという事情があるわけじゃない。でも心情的にはあまり出たくない。

ちょっと悶々とする。

なんて話を昨日息子にしたらあっさりと「僕なら一切出ない」と

だってパートでしょ、そこまでしなくても良い。という意見は一理はあるんだけど。

なかなかそうは割り切れないのよね。