34冊目 「親父の納棺」 柳瀬博一

 

コロナ下での父親の死

入院中も介護施設でも面会制限で会うこともままならなかった中

実感のわかないままの通夜の準備で若い納棺師さんから

ご遺体の着替えを一緒にしませんかと提案される

恐る恐る納棺師さんの指示のままに着替えをしていくうちに

物であったご遺体がそこにいる父親として認識が変わっていく

zoomでの葬儀参加とかリモート面会とかコロナ禍から発生した交流方法も駆使しつつ

実際に肉体に触れるということの大切さもある

 

33冊目 「青春をクビになって」 額賀澪

 

古事記研究で大学院まで行き非常勤講師として大学で教えているが

任期3年目にして契約を切られ途方に暮れる朝彦

大学時代の先輩で職もなく恩師の温情で研究室に出入りする小柳に10年後の自分を見る

好きなこと人生をかけてきたことを(生きるために)諦めなくてはいけない

悲しみと虚しさ

 

桜と寒気

なんか毎日寒い

風が強いし

お彼岸を過ぎてもまだ冬だなぁっていう感じ

桜の開花予報は22か23日だと言っていてまさかと思っていたけれど

今日樹によってはひとつふたつ咲いていて開花っていうのはこういうことなのかと

満開になるのはいつ頃だろうね

32冊目 「ビターシュガー」 大島真寿美

 

「虹色天気雨」 の続き

それぞれが解決しないものを抱えてノロノロとでも腐らずに生きている

市子さんはみんなから頼られて甘えられて損な役回りみたいだけど

悪い気ばかりでもなくそれを受け入れている

こんな関係おとぎ話みたいだなぁと思う

31冊目 「アジア発酵紀行」 小倉ヒラク

 

発酵デザイナー(って何?)の著者が発酵文化を求めてアジア各地を巡る

現地の人に溶け込んでいって色んな現地食を口にしてお酒も飲んでと非常に楽しそう

混沌としたアジア奥地の状況などもあって緊迫もしているけどのんびりしているようにも見える

30冊目 「いなくなっていない父」 金川晋吾

 

母と離婚し生活保護を受け働くでもなく日々を過ごす父

その父はかつて何度も失踪を繰り返していた

そんな父親を自分の中で定着させたいのかボンヤリしたその像を明確にしたいのか

写真に撮り映像に映しその日々を日記に残す写真家の息子

 

 

孫との3日間

結局1日はリニア鉄道館 もう1日はレトロでんしゃ館に行ってきた

このコース前にもやったなぁ

うちの孫 特に下のは結構なテツなのですよ

全然規模が違うのにどちらも同じようなテンションで喜んでくれたから良かった

レトロでんしゃ館で2時間遊んでる人そうはいないと思う

 

29冊目 「虹色天気雨」 大島真寿美

 

登場人物たちの名前を見てもしやと思ったのだけどやはり「たとえば葡萄」 の前日譚でした

あの美月はこんな子だったのか市子さんと三宅ちゃんはずっとこんな風だったんだ

女たちの友情物語?暑苦しくも湿っぽくもない

Deer BEATLES

昨日はDeerBEATLESを観に名古屋市公会堂

珍しくダンナと一緒

そもそも前々回初めて名古屋であるっていうのにダンナが行きたがって

杉さん仕切りということで私も即賛成だったのにコロナで中止

前回はダンナの日程が合わず(このときの東京がKANちゃんの最後のライブだったのよね)

やっと今回初参加

ダンナはほとんどの曲を知ってたと言ってたけど私は超有名所が5.6曲わかったくらい

KANちゃんの表参道の元ネタがこれか!っていうのもあったり

イントロでびっくりしちゃったよ

 

やっぱりまだ何を見ても結びついてロンリーです

 

年齢高めの男性が多い感じでした