128冊目 「さいはての家」 彩瀬まる

 

さいはての家

さいはての家

  • 作者:彩瀬 まる
  • 発売日: 2020/01/24
  • メディア: 単行本
 

人生に行き詰まった人々が一時住み着く家。

行き詰まって逃げてきてどうしようもなくてでも最後にちょっと希望が見えて。

その希望を捕まえられそうな人も一瞬見ただけで潰えてしまう人もいる。

一時そこにいてまた去っていく。

でもそこにいる間結構楽しかったのかな?って思う。

 

それが苦手なんだよ

数日前以前一緒に働いていた人とお茶してきた。

私が孫が生まれて育休取ってた間に急に体調崩して辞めてしまった人。

最後にLAINだけしてまたお茶でも、って言ったままなんとなく時間が過ぎてしまっていた。

体調崩して出たり休んだりになってた時の店長の対応がちょっと不満で辞めてしまったみたいなんだけどまぁ、難しいところだよね。

最近の職場の様子なんかでひとしきり盛り上がったんだけど2時間くらいでサヨナラして気づいたらどっと疲れてるの。

そういえば最近家族以外と雑談なんてほとんどしてないからなぁ。職場で仕事の合間にちょこっと話すことはあっても。

雑談スキルも鍛えてないと落ちていくんだね。

とか言って元々そんなスキル持ってないんだけど。

 

127冊目 「夢みる葦笛」 上田早夕里

 

夢みる葦笛 (光文社文庫)

夢みる葦笛 (光文社文庫)

 

今の時代SF的なものと異形なものは親和性が高いのだろう。

人が人でないものに変容していくこと電気信号が知性を持ち思考した時それは生物なのか?

土星の輪や石の柱から次々飛び立っていく生物滑車の下の泥の海赤い灯籠どれもとても美しい。

 

大体10年

ちょっと前からアイスクリームがやけに柔らかいなとは思っていた。

ふと思い立って冷凍庫に温度計を入れてみたら-2度、目を疑った。

その後何度か測り直してみると大体-10度前後。アイスクリームは-18度位で固まるそうなのでそりゃヤワヤワなわけだ。

さすがに冷蔵庫がある日突然お亡くなりになるのは困るので電気屋さんへGO!

あいにく今うちのマンションはエレベーターの工事中なので納入は来月早々。

それまでなんとか頑張って欲しい。

結婚して33年、次が4代目の冷蔵庫。

 

125冊目 「慟哭は聴こえない」 丸山正樹

 

慟哭は聴こえない (デフ・ヴォイス)

慟哭は聴こえない (デフ・ヴォイス)

  • 作者:丸山 正樹
  • 発売日: 2019/06/28
  • メディア: 単行本
 

シリーズ3作目なので1,2を読んでないとちょっと人間関係とかわかりにくかった。

前作読もう。

手話通訳者が主人公で聾者と健聴者の超えがたい壁とか家族の中でも気持ちのズレとか。

でもそれってどんな人間関係でも多かれ少なかれあることなんだよね。

丸山氏の作品2作目だけど知らない世界に気づかせてくれる。

悲しいことも描かれているんだけれども読んでいて辛くならない。

 

124冊目 「踊る猫」 折口真喜子

 

軽みのある怪異譚。与謝蕪村狂言回しにその俳句や絵を作品の中でうまく使っている。

悲しく切ない話も多いけど明るさの感じられる読後感で前向きな強さを感じられる。

 

歯車が回っているうちは

ハハが宅配のお弁当を取り始めて1ヶ月ほど経った。

デイサービスに行かない日のお昼を頼んでいる。

今日の午後行った時に覗いたら手つかずのままお弁当箱ごと冷蔵庫に入っていた。

夜食べるつもりなのかしら?いつもそうなのかしら?本人に確認しようにも本人もさっぱりわかっていないわけで真相は闇の中。

今までも気をつけて見ていたけどおかずが冷蔵庫に放置されているとかゴミ箱に捨てられているとかいうこともないようなら無事お腹に収まっているのかなと推測するしかない。

そうやってブラックボックスの中で日々の暮らしはなんとなく回っているのです。

123冊め 「つかのまのこと」 柴崎友香

 

つかのまのこと

つかのまのこと

 

何代もその家で暮らす人達を見てきたかつて自分もそこで暮らしていたかもしれない幽霊らしきもの。

そのイメージとしての実体が写真として合間合間に挿入されている。

元々東出さんをイメージして書かれたお話らしいけどまさかこんなことになるとは夢にも思っていなかったんだろうなぁ。

 

世の中4連休

GO TOもあってあちこち賑わうのかな?

ライブがないから遠征もなくてもう随分どこへも出かけていないや。

どこか遊びに行きたいなぁ、京都とか今は外国人観光客がいなくてちょっと空いてたりしないかしら?

とか言っても夫婦揃って休みじゃないんだけど。

122冊め 「虚談」 京極夏彦

 

虚談 「 」談 (角川書店単行本)

虚談 「 」談 (角川書店単行本)

 

元デザイナーで今は作家、昔の知り合いからはなっちゃんなんて呼ばれているっておぉ語り手は京極夏彦か?

色んなシーンで怖い話や不思議な話が語られて、でも嘘なんだけどね、と。