35冊め 「浜地健三郎の霊なる事件簿」 有栖川有栖

 

濱地健三郎の霊なる事件簿 (幽BOOKS)

濱地健三郎の霊なる事件簿 (幽BOOKS)

 

鋭い推理力と幽霊を視る能力を併せ持つ心霊探偵。

容疑者に取り付く幽霊を視れば犯人がわかってしまう?!

論理と雰囲気の融合ということで有栖川氏らしいといえば言えるでしょうか?

 

34冊め 「わざと忌み家を建てて棲む」 三津田信三

 

わざと忌み家を建てて棲む

わざと忌み家を建てて棲む

 

三津田氏のメタミステリ&ホラーが好きだ。作家三津田信三が出てくるシリーズを全部読み返したいくらい。

かつて事件や事故のあった家(集合住宅の一室を含む)を無理やり継ぎ接いで造った烏合邸。

そこに住んだり観察したりする人が出会う怪異。

日記や手記を通して語られるので怖くもあるけどワンクッションあってその怪異について語り合う三津田と美間坂ががまた怪異に襲われて。。という構造。

最後がなんとも曖昧で続編があるのかと期待させる

 

33冊め 「三鬼」 宮部みゆき

 

三鬼 三島屋変調百物語四之続
 

 三島屋シリーズ第4段。

去る人があり来る人があり。自らを閉ざしていたおちかにも一歩を踏み出すときが近づいているのかも

32冊め 「はだかんぼうたち」 江國香織

 

はだかんぼうたち (角川文庫)

はだかんぼうたち (角川文庫)

 

 江國香織の感性はなんと私からかけ離れたところにあるものか!と嘆息したくなるようなお話。

価値観も生き方も違う何人もの男女がそれぞれに自分を押し通しまた押し殺しながら自分らしくしか生きられない。

楽しいとは言い切れない、心ざわめく。

31冊め 「海の家のぶたぶた」 矢崎存美

 

海の家のぶたぶた (光文社文庫)

海の家のぶたぶた (光文社文庫)

 

 このシリーズはね、感想書きにくいんだよ。結局は「ぶたぶたかわいい」だから。

それでも、それぞれの家族がしみじみしていて良い。

 

 

解任

昨日は突然のハリルホジッチ解任の報。

まぁ、ここのところの試合を見ていてもこれじゃァグループリーグ突破は無理でしょ、と冷めた目で見てしまっていたのは確か。

だからといって今回の監督交代を肯定的に受け止めるかといえばそうでもなく。

だいたいこの期に及んでというかちゃんとした監督を連れてこれるわけでもなく協会内部から引っ張ってくることしかできないなら監督交代は単なるショック療法でしかないでしょう?

西野さんがどれくらいすごい監督なのかは私にはわからない。でも日本人監督ではだめだったんじゃないのか?

結果がどう出るのかはわからない。でもどうあれ日本代表を応援しよう、という気持ちが自分の中でしぼんでしまったのは確か。

 

私のもやもやをかなり代弁してくれている宇都宮さんのコラム

russia2018.yahoo.co.jp

30冊め 「拝み屋怪談 来たるべき災禍」 郷内心瞳

 

拝み屋怪談 来たるべき災禍 (角川ホラー文庫)

拝み屋怪談 来たるべき災禍 (角川ホラー文庫)

 

 “実話”であるのだから不思議はないのかもしれないのだけれどこれは一人の苦悩する人間の私小説であるな。

精神世界であったり実人生への落胆や恐れまた妻への愛情。恐るべき怪異というよりそちらのほうがより迫ってくるような。。

加奈恵との決着は迫力もあり納得も行くのだけれどその後の2番底の決着はやや唐突感が否めない

 

訳もなく意味もなく

今日の私は荒んでいる

原因となるものがあるわけじゃない、あえて言うなら降り積もった日々の些事。

気圧のせい、花粉のせい、木の芽時のせい

29冊め 「J2&J3フットボール漫遊記」 宇都宮徹壱

 

J2&J3 フットボール漫遊記

J2&J3 フットボール漫遊記

 

 上がったり下がったりが頻繁なのでこのチームが今どのカテゴリにいるのかわからない程度のサッカー観戦者だけど

どのチームにも選手にもスタッフにも歴史があり物語がある

 

花の命は短いから

特に今年は殊の外短そうなので、昨日は東谷山フルーツパークへ。

ここは枝垂れ桜ほか色々。

f:id:acha3:20180406183224j:plain

f:id:acha3:20180406183244j:plain

曇り空でここのところの暑さと比べてやや肌寒いくらい。これが平年並み?

今日は雨で風も強かったからもう散ってしまったかな?

見回せば街路樹のハナミズキがもう咲き出している。