39冊目 「インド倶楽部の謎」 有栖川有栖

 

インド倶楽部の謎 (講談社ノベルス)

インド倶楽部の謎 (講談社ノベルス)

 

 前世から死ぬ日まで全ての運命が記されているというアガスティアの葉。

その神秘を体験する集まりの関係者二人が立て続けに殺害される。

大きなトリックがあるわけではないけれど謎が次々湧いてくる展開とアリスと火村のやり取りが楽しくて有栖川氏の上手さに転がされる。

野上刑事いつも火村とアリスに嫌味ばっかり言ってる偏屈者じゃないんだな。叩き上げの部長刑事殿。