「陽子の一日」 南木佳士
- 作者: 南木佳士
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2013/01
- メディア: 単行本
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それはほとんど自分史と言ってもいいようなもので、この要約と女医の一日と回想が交互に語られる。
南木佳士の作品は主人公=作者と感じられるものが多いいわゆる私小説だけれども
この作品も女医・元同僚の医師共に作者の分身であるのだろう。
医師の理想や正義は現実の前には力もなく最先端の医療に人の心は追い付いていない。
諦めや負い目を抱えつつ生きて老いていくのだろう