「K」 三木卓
- 作者: 三木卓
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/05/22
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 10回
- この商品を含むブログを見る
著者は作家で詩人である。妻も詩人である。
これは妻恋の記ではない。妻は作家のミューズではなかったし同士でもなかった。
大体47年の結婚生活と言ったってその内の40年近くは別居生活で
大晦日の年越しの時だけ夫が妻と娘の暮らす家を訪れる。そんな七夕生活。
それを妻が望み夫が受け入れた。
どうにも腑に落ちない。
夫にとっての妻。。多分そこには変わった形ではあっても愛があったように見える(夫に文才があっただけかもしれない)
では妻にとっての夫は??どんな存在だったのだろう?