2016-01-29 13冊め 「家族の歌」 河野裕子永田和宏その家族 今日の読了本 家族の歌 河野裕子の死を見つめた344日 作者: 河野裕子 永田和宏 その家族 出版社/メーカー: 産経新聞出版 発売日: 2011/02/03 メディア: 単行本 クリック: 8回 この商品を含むブログ (8件) を見る 乳がんが再発して余命宣告を受けた妻、皆歌人である夫と息子と娘とともにリレーエッセイの連載を始める。 これだけでも相当すごいことだと思う。 よくわからないけれど短歌というのは日常のこまごましたことが題材になりやすいのだそうだ。 もともと家庭内のあれこれが歌として外に開かれていたのが妻の母の死という重い状況も一見穏やかに開示されている。 もちろんそこには表に現れない慟哭も葛藤もあったのだろうけれど