子供の頃に両親を亡くし田舎で祖父に育てられ高校を卒業して東京に出て
引っ越し屋でバイトしながら暮らす青年。
周辺とそれほど深く関わらずに暮らすが根底にある優しさやまっとうさで隣室の母子やバイト仲間同窓生たちとの交流がある。
人生悪くないって話。
みつばではない街の話。確か「縁」の誰彼もこのあたりに住んでいたはず。
ところが翌日それまで検討中だった人が辞退したからと電話があって急転直下。
ケースワーカーさんに連絡すると「良かったですね!」と。 う~~ん、あくまでB押しなのね。まぁ、これで行き先はほぼ決まり。 といいつつ心の奥の方では常にこのまま進んでいいのか? 他に選択肢はないのか?とささやき続ける声がする。そうやって自分で自分のメンタルを削りながら 表面上は淡々と粛々と部屋の片付けは進んでいく。
25年ほども暮らした2DKのアパートは表面上は片付いているけれど家具の扉を開ければいつから入っているかわからないようなものがぎっしり。物が捨てられない世代なのですよ。 壁一面の洋服だんすの中身をとにかくどんどん捨てていく。45Lのゴミ袋がみるみる並んでいく。布って重たいの。 そして食器。娘にも少しもらってもらって自分も気に入ったのは持ち帰ったけどもともと自分ちの食器棚だって空きがあるわけじゃないからほとんど不要。 ガラス・陶器はなおさら重い重い。当地の不燃ごみは月1回。 そしたら息子が〇〇OFFへ持っていってくれると言う。 こんな物拒否されるんじゃない?と思ったけど段ボール箱6個分とりあえず持っていってもらったら売れた。30円(笑) 引き取ってもらえただけでもありがたい。あれだけの量不燃ごみに一度に出したら回収員さんに申し訳無さすぎる。
注)このアパートに私は住んだことがないので実家ではない と思う。
このシリーズ三作読んでいるんだけど事件の展開がレポート(捜査資料?)のごとく開陳されるばかりで探偵または警察と犯人の駆け引きとか心理戦とかがまったくない。
そして終盤名探偵が出てきて解決編が始まるとこれも探偵が並み居る警察官に解説するばかりでそこに犯人はいない。
トリックや解決に至る道筋は面白いんだけど波乱というか山場がない。
名探偵がみんな集めてさてと言わない。