115冊め 「ユーカリの木の陰で」 北村薫

 

 博識北村薫の本に関する雑感と連想。

いつものことながらその読書量の多さと記憶力に圧倒されるのだけれどもいかんせん取り上げられている本を知らなすぎてめげる。

知っている名前も江戸川乱歩はまだしも(と言っても一部の人のように少年探偵団に耽溺したわけでもない)文学史的に名前を知っているだけだったりするしなぁ。

知識を楽しむには知識がいる。

 

 

打たないんじゃなくて打てないんだよ

息子のコロナワクチン接種の順番が回ってきた。が、しかし。。。

予約が取れないのよ、私の時はすんなり取れたのに。

集団接種会場はバツばかりでしかも一週間先までしか表示されていないし個別の病院ももうワクチンがないと言われるし。

だいたい働いていたら平日昼間に予約の電話かけてる暇ないでしょう?

若者に早く打てと言う前にすぐに打てる体制整えてよね、打つ気はあるんだから。

114冊め 「兄の終い」 村井理子

 

兄の終い

兄の終い

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色々迷惑をかけられ嫌な思いをして縁を切ったつもりでいた兄の突然死の連絡を受ける。

葬儀片付け何よりふたり暮らしだった息子の今後のために元妻とともに現地に向かう。

過去の思い出怒り後悔、現在の無理やりアドレナリンを全開にして片付けていかなくてはならない諸々。

息子もお母さんと暮らせることになり兄への負の気持ちも少し緩和されて前向きになれた結末。

 

113冊め 「逢魔宿り」 三津田信三

 

煽りほど怖いか?と言われるとそれほどでもない気もする。

でも好きですよ、著者のメタ設定。

聞き書きとか実話系怪談とかが好きだからかもしれない。

 

112冊め 「骨を彩る」 彩瀬まる

 

前の作品の登場人物が別の作品の主人公になってつながっていく連作集。

こんなふうに思っていたのか、実はこういう人だったのか、という驚きや抱えている痛み前に進む意志。

 

111冊め 「根に帰る落葉は」 南木佳士

 

長年勤めた長野の病院を定年退職してからまた非常勤医として勤める日々。

作家として医師としての来し方病を得た苦しみ登山のこと学生時代などなど。

 

作家という職業が業であるとするのならこの方のそれは昇華されつつあるのかもしれない。

まだまだ読んでいたい作家さんなのだけれど。

 

110冊め 「大江戸火龍改」 夢枕獏

 

江戸時代人外のものに相対する火龍改。美貌で異能で異形の主人公遊斎。

生霊幽霊鬼憑き物を狩り鎮める。

陰陽師と同じ様なテイストでただ博雅がいない。

 

109冊め 「三谷幸喜のありふれた生活16 予測不能」 三谷幸喜

 

相変わらず私の知らないところでご活躍のご様子。

テレビも映画も舞台も見ないからね。

ショーガールやってるのね。昔木の実ナナさんと細川俊之さんのは何本か観た。