118冊め 「立待岬の鴎が見ていた」  平石貴樹

 

このシリーズ三作読んでいるんだけど事件の展開がレポート(捜査資料?)のごとく開陳されるばかりで探偵または警察と犯人の駆け引きとか心理戦とかがまったくない。

そして終盤名探偵が出てきて解決編が始まるとこれも探偵が並み居る警察官に解説するばかりでそこに犯人はいない。

トリックや解決に至る道筋は面白いんだけど波乱というか山場がない。

名探偵がみんな集めてさてと言わない。