65冊目 「ヴェネチア便り」 北村薫

 

ヴェネツィア便り

ヴェネツィア便り

 

 心地よく温かく怖くて妖しい。全部北村薫だ。

 

ヤングな

地元野菜の宅配に最近はスーパーでも見かけるけどなかなか自分では買わないものが入ってくるのもこういうののお楽しみ。

皮付き。向くと5分の1くらいになる

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64冊目 「弥栄の烏」 阿部智里

 

弥栄の烏 八咫烏シリーズ6

弥栄の烏 八咫烏シリーズ6

 

 シリーズ完結編で「玉依姫」と対を成している。

山神・猿・烏の成り立ちが明かされていく。

完結編ということで色々畳まなくてはいけないことが多くてちょっと難しくなってしまったかと。

烏がこの後どうなっていくのか?希望は束の間なのか?

雪哉の涙の意味は?彼にも安息が訪れて欲しい

 

63冊目 「魔邸」 三津田信三

 

魔邸

魔邸

 

 わからない怖さ見えない気味悪さが色濃い三津田ホラーとしては帯の最狂はちょっと言い過ぎ

事件としてのオチもそこへ持ってくるかぁ。。と言う感じだった。

話としては面白いしそこまで怖いのが好きっていうわけじゃないけど、蛇蛇森と言われるとつい期待してしまうじゃないですか?

表紙がまことに美しい。

62冊目 「皇帝と拳銃と」 倉知淳

 

皇帝と拳銃と

皇帝と拳銃と

 

 予め犯行部分の描写があってその後に捜査が始まる倒叙タイプの連作集。

会う人皆が死神を連想するどんより陰気な乙姫警部とモデルか俳優ばりのイケメン鈴木刑事

畳み掛けるように犯人を追い込んでいく論理は気持ちいいな。

61冊目 「ツノハズ・ホーム賃貸二課におまかせを」 内山純

 

ツノハズ・ホーム賃貸二課におまかせを
 

 中堅不動産会社のバカ正直と人の良さが取り柄の落ちこぼれ営業マン。他支店から移動してきた小悪魔的エリート営業女子。

彼女に使いっパシられながらお客さんたちのトラブルに答えを見つけていく。

答えに気づく澤村くんだってそれなりに優秀なはずなんだけどなんだかこの人は読んでてちょっとイライラする(笑)キャラだ。

60冊め 「中学生棋士」 谷川浩司

 

中学生棋士 (角川新書)

中学生棋士 (角川新書)

 

 藤井聡太の活躍に触発されて自らを含む加藤一二三羽生善治渡辺明の5人の中学生でプロになった棋士たちを考察するはずが

藤井四段(当時)の予想外の活躍とフィーバーに藤井パートがどんどん膨らんでいった感じ。

先輩中学生棋士4人は皆名人となっている。藤井(今や)七段のこれからの活躍が楽しみだ。

 

壮行試合

なんかもうダメダメね。

気持ちが前にのめっていないところにこのどこを盛り上げれば良いのかわからない試合

これでさ、もし万が一本チャンで活躍したりしたら逆に恥ずかしくて掌返しできないよ、わたし。

っていうくらい気持ちが入らない。

それでも応援してる人はいるんだよな。西野さんに希望を見出してる人だっているんだよね?

 

 

59冊め 「サーチライトと誘蛾灯」 櫻田智也

 

サーチライトと誘蛾灯 (ミステリ・フロンティア)

サーチライトと誘蛾灯 (ミステリ・フロンティア)

 

 最近の凝りすぎて訳わからなくなったり後味悪すぎて読むのが辛くなったりするミステリにちょっと食傷気味だったら、

コージーというには人が死ぬけどとぼけた探偵(猫丸先輩が浮かんだけど亜愛一郎なんだねぇ)のちょっとおずおずとした態度がホッとする。