27冊め 「あの午後の椅子」 永田和宏

 

あの午後の椅子

あの午後の椅子

 

 歌人であり細胞生物学の学者でもある人のエッセイ集。

亡くしてしまった妻をほんとうに愛していたんだなぁと切々と伝わってくる。

その伝わり方が歌を通して腑に落ちるように語られている。

歌っていいなと思わせられる。でも解説付きでないとその歌の真意が残念ながら読み取れないのよ。自分の不勉強がほんとに残念。