194冊目 「空を超えて七星の彼方」 加納朋子

 

大なり小なり星にまつわる人たちのお話が連なる連作集

最後に登場人物たちがつながってまるで星座を描くように一つの絵になっていくところは

さすが東京創元社出身の作家さん

 

193冊目 「東京タワー」 江國香織

 

途中からあぁこれ前に読んでるなぁと思いながら読了

ほぼ3年前でした。そして感想もほぼ変わらず

 

acha3.hatenablog.com

詩史の夫は何を考えているのだろう

ミエミエの行動に動じないのは過去にも同じようなことが繰り返されていて結局は決定的な事にならなかったという自信なのだろうか

 

192冊め 「家族」 村井理子

 

幼い頃から家族関係に苦しみ長じてそこから距離を取ろうとしてきた著者が家族を理解しようとし

いびつながらも愛されていたと感じそれでもその人達を理解しきれない複雑な気持ち

義父母に対して

あっさりした感情とともに深い優しさがあるのはこういう育成環境のためでもあるのかと感じた

 

 

191冊目 「未来国家ブータン」 高野秀行

 

鎖国状態のブータンへ雪男と植物資源を探しに辺境の村へ

雪男は現れないし植物資源探しもさほど成果があるようには見えないけど現地の人達とのやり取り

シャーマン的高僧への聞き取り現地の女性たちとの酒盛り

いつも高野さんの目は人に向いている

 

190冊目 「QED神鹿の棺」 高田崇史

 

タタルさんも菜々さんもアラフォーかぁ、ふたりとも変わらないけどね(特にタタルさんは)

好きなシリーズなんだけど神様の名前って読めないし覚わらないし毎回ルビふるなんて無理だよね?

ますます現代の事件は割合が小さくなって高田崇史絶好調

 

189冊目 「まっとうな人生」 絲山秋子

 

「逃亡くそたわけ」 で一緒に逃亡したなごやんと花ちゃんが富山で再会

互いに既婚者になっていた。

大きな事件が起きるわけでもなくただ家族や身近な人達の間での共感や反発や

寂しさや孤独

途中からはコロナ禍となってますます人と人とのわからなさ加減尺度の違いも目についてくる

静かな心にしみる作品だった

 

188冊目 「妖怪の子、育てます」 廣嶋玲子

 

前シリーズで消滅してしまった千弥が赤ん坊となって戻ってきた

千弥だった頃の記憶はないけれど弥助を思う気持ちは変わらぬまま

二人の深い絆と妖怪たちとの楽しいやり取り

新シリーズも楽しく読み進められそう

 

 

そんな組み合わせ

昨夜は録画してあったアルゼンチンVSクロアチアを見て今朝は4時に起きてフランスVSモロッコを見る

海外サッカーにとんと疎い私でも名前を知っている選手のいるチームがそれぞれ勝った

決勝はアルゼンチンVSフランス

メッシに優勝させてあげたいと思いつつやっぱりフランスの強さは一味違うなと思うなど

3位決定戦もいい試合になりそう。でもクロアチアやっぱり疲れているかな。