62冊め 「よっつ屋根の下」 大崎梢

 

よっつ屋根の下

よっつ屋根の下

 

 父親の左遷をきっかけに離れてしまった家族。

正しくてもそれだけでは足りないこともある。自分の希望を通したように見えて実は胸が痛み続けていることもある。不本意なようで大切なことを見つけられることもある。

もとに戻るのではなくそれぞれが新たに歩み始める決断。

それにしてもこのお母さんにはちょっともやもやを感じる。父親への愛憎に似た葛藤、祖母や母親からのプレッシャーと色々あったんだろうけれど大事なものが何なのかが全然わかっていない。

子供にこんなふうに思わせちゃだめでしょう、自分が一番じゃ。

色々わかる、わかるけれども私のあごの下の鱗にチクチクと触れてくるのだなぁ。

持っていると結局はこういうものなの?

前向きなエンディングなのにいつまでもささくれのような痛みの残る読後感である。

61冊め 「妖たちの四季」 廣嶋玲子

 

 美味しいおやつのような春夏秋冬+αの5つの短編。

久蔵誠に良い漢だ。千弥と月夜公の因縁も明かされてそのせいか最後の忘れじの花菓子での二人はちょっとじゃれ合っているみたいだ。

スタ☆レビツアー@中野サンプラザ

4月23日はスタ☆レビツアーを見に中野サンプラザまで行って来た。

なんだかんだと月1以上のペースでライブに入っているけど通常ツアーは12月4日の多治見以来。

今回は何はさておきお席が。。。0列っていうのはつまり1列よりも前、靴が見えちゃうという、首が痛くなっちゃうという。。。

ちなみに要さんの赤っぽいシャツには黒いレザー調の胸ポケットがはっついていたし、添ちゃんの靴下は赤紺のシマシマだった(どうでもいい情報?)

 

おぼろづきを歌い終わった要さんが突然終わりの歌詞を語り始めて「以上の歌詞が抜け落ちておりましたことをお詫び申し上げます」と言って大いに受けたくらいでライブは滞りなく進み

トワイライト・アベニューも終わったあとで要さんが「もう1曲良いですか?」

もうイヤモニも外しマイクもおいていた添ちゃんは大いに慌てていた。

え?てことは予定にまったくなかったの?

アカペラで「ふるさと」をおまけで。

 

残すは名古屋でのファイナルのみ。全部で80公演になるそうだ。

 
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60冊め 「わたしの普段着」 吉村昭

 

わたしの普段着 (新潮文庫)

わたしの普段着 (新潮文庫)

 

 奥様の津村節子が死の前後を描いたエッセイは何冊か読んでいたけれど歴史小説はゴリゴリと硬そうで敬遠していた。

お兄さんの死を描いた「死顔」がなかなか良かったのでエッセイを。

津村作品から思い描いていたほど一刻な感じではなかったな。ただ執筆への執念みたいなものは感じる。

 

もうじきGW

世間的に29~7までをGWというのならその間休みは1日か2日だな。まぁ別に明けてから休むから良いんだけどさ。

早番って9時に上がって帰って来るから日中は休みみたいなもんなんだけど5時に目覚ましが鳴った時はシフトを入れた過去の自分を悔やむ。

気温が上がってでも風はひんやり。

59冊め 「村上さんのところ」 村上春樹

 

村上さんのところ

村上さんのところ

 

 ネットで公開中に大体のところは読んでいたのだけれど改めて読んでみるとどうってことない内容ながら

おしゃべりを傍で聞いているようで楽しい。

58冊め 「いつも彼らはどこかに」 小川洋子

 

いつも彼らはどこかに (新潮文庫)

いつも彼らはどこかに (新潮文庫)

 

 ビーバーの骨・うさぎの看板・犬の置物・動物園のチーター。。。

動物絡みの短編集。

小川洋子らしくキモ哀しい。その執着や自己完結は身近にいたらちょっと引いちゃうだろうなと思う人物たち。

 

県北ウロウロ

KANちゃんのライブは6時半開演予定。日帰りは無理だろうと思ったけど気づかないふりでチケットを取って、それからおもむろに旦那に交渉。

この際だから行きたいと思っていた行田羽生熊谷の旅へ。

きやっせ羽生の木蘭の丘

https://www.instagram.com/p/BS4rC_zAV3h/

木蘭の丘#今日は巡礼

紫木蓮はまだ咲いていたよ。

 

行田へ行ってフライやゼリーフライを食べたり水城公園に行ったり古墳に行ったりお城に行ったり根本医院をこっそり眺めたり。

行田観光大使のDVDをなぞってうろついた。2,3回しか見てないのにちゃんと気づくのここ最近の曖昧な記憶力からするとすごく不思議。

根本要記念館になる予定(非公開)のお米屋さんとか前を通ったときにこれだ!って思ったもん。

熊谷では妻沼天聖宮と言うところに行った

キラキラでカラフル。

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