弓島珈琲シリーズ4作目。
時は流れて三栖刑事は定年間近、仲間たちの子供も高校・大学生となっている。
その子供たちの一人の家出に端を発して様々な事件が折り重なるように起きる。
読み終わってから考えれば色々と疑問もあるのだけれど読んでいる間は気分よく勢いに流されてサクサクと読了。
小路幸也の本領発揮。
神様だった
佐藤さとるが亡くなった。88歳。
子供の頃って作者ってものを意識しないじゃない?
自分が好んでいたものがあれもこれも佐藤さとるの作品であったと気づいたのは多分10代半ばの頃。
遅まきながらコロボックルシリーズを読み始めたのはそれからだった。
胸が痛くなる心かき乱される問題提起のあるそういうのが良い物語だとする意見もあるだろうけど
佐藤さとるの心が明るくなる作品はいつまでも何度でも読んでいたくなる。
そんな物語をありがとう。
ご冥福をお祈りします。