今日の読了本 55

「オゥリイと呼ばれたころ」 佐藤さとる

終戦前後の北海道への疎開から戦後進駐軍の施設で働いたり専門学校に通ったころ。
童話の秀作時代が淡々とした筆致で書かれている。
北村薫の父君が関わった「童話」という雑誌に投稿した話が出てきて同じ時代に同じ志を持てば自ずとそうなるのだなと思った。