196冊目 「末裔」 絲山秋子

 

玄関の鍵穴がなくなって家に入れないという幻想的な始まり方からこれまで読んできた

絲山秋子とちょっと違う感じ

川上弘美とかある種の梨木香歩を連想させる

不思議なことと現実的なこと(家族との齟齬とかご近所トラブルとか)が入り混じって

鎌倉の伯父の家で少し心が安らいで最後は祖先の地佐久へと向かう

なんだかちょっとよくわからないけど良い話だったなぁという読後感