92冊め 「泣き娘」 小島環

 

両親を亡くし幼い弟妹を養うため葬儀の席で泣き嘆く哭女となった少年の成長物語。

中国風の名前がなかなか覚えられなくてジリジリしたけど。

我が身と弟妹を守ることだけに必死で周りを信じていなかった少年が自分を信頼してくれる人と出会いその人のためになりたいと成長していく。気づけばかつて疑った人も自分に対して優しかったことに気づく。