137冊目 「体を売る彼女たちの事情」 坂爪慎吾

 

性風俗に身を置く女性たち。皆概ねお金のためではあるけれど自発的にセルフプロデュースをして泳ぎきっていく人もいれば家族や恋人といった人たちの歪みを引き受けて溺れていく人もいる。

福祉が基本綺麗事を強要してくるのに対し性風俗では説教もなければ詮索もない。

そういう意味では女性たちにとって生きやすいらしい。

それでも長い間身を置くには闇である。